2011年03月30日
このような題目で申し訳ありません。
先日より地震対応業務をしており、慌しくなってきました。
そして、その間に色々な情報が有りましたが、残念ながら電源の繋ぎ込みまでが
最良のニュースだったようです・・・
本ブログは現実を書かねばと思います。
切り口は厳しくいきます事をご容赦下さい。
何とかしたい所ですが、一般市民一人では何もなりそうにありません・・・
ちょっと時間が有りませんので、乱文お許し下さい。
現状の状況で書きますので、これが上手く変われば言う事無しです。
今のままならばこのブログの内容が正直な気持ちと分析です。
今現在、最前線にて従事されている方々には本当に頭が下がります。
見えない放射線の恐怖は当然ながら、あのような状況ですと何処に高温、高圧流体、物体が有るか分かりませんし、炉の状況が分からないのも恐怖心を倍増させると思います。
ただ、線量を浴びるのが勇者ではありません。あの場にいる事自体が勇者なのです。
線量計の自己管理さえ確実ならば、基準値さえ超えなければ今まで通りの作業です。
これも報道はきちんと書いて下さい。
後は、極限状態ですので、揚げ足取りも止めて下さい。普通では無い状況なのですから。
なお、基準値を勝手に上げたのは全く納得できません。
ですので、自分は5カ年100mSvは確実に守るべきだと思います。
大成建設の判断は正しいと思います。
当方にもこの問題の最後には声が掛かる可能性は有りますが、
100mSvまでならばいつでも行けます。(会社の都合と相談ですが)
ですが、Svオーダーならばちょっと躊躇してしまいます。
前に書いた、悪い事ニュースの方に転がっていますので・・・
現在の状況ですが、「ここまで頑張って」と思うかもしれませんが、現状を一か八かで確認出来ただけでも最低限の確認と責任は果たしたと思います。(これは事故の収束後責任とは別です)
自分も原子力関係者ですから、少しの可能性、奇跡に賭けたかったのですが、現状を分析するともう厳しいと思います。
このような線量下ですとまともに作業できません。
放射線が無いならば火力発電所と同じで直せるでしょうが、放射線問題が有るからややこしい原子力な訳です。
今の重要であろう部分の線量は確実に健康に害の有る、若しくは命の危機の可能性が有るレベルです。
炉や建屋構造の違いでチェルノブイリでは無いと言い張る人もいるかもしれませんが、
漏れている時点でバウンダリを喪失していますので、LOCAであり垂れ流しでチェルノブイリと同じです。後は爆発したかどうかですが、そんなのはしようがしまいが放射能は漏れているんです。
車をぶつけてこすったとかへっこんだとかいうレベルです。壊している事に変わりないんです。
今まで論点のすり替えをしてきた体質が未だ残っているようですが・・
これ以上の被ばくは無意味です。極論を言うならば少なくとも関係者、若しくは全国民総動員、
にて復旧に当たらなければ、とても無理です。10分や20分で配管が復旧出来る訳がありません。
近寄るだけでもとんでも無いのに。
普段ならば出来る事も、既に火事の現場に入って作業するのと同じです。
決死隊が居ないと復旧出来ない状況です。
しかし、誰が行くのでしょうか?
事はチェルノブイリと同じ対策をしなければいけない状況になっていると思います。
復旧でも多くの方が被ばくされています。ここで皆が被ばくしたら、後の作業ができません。
被ばくを無駄にしない為にも、事後処理に掛けた方が良いと考えます。
特攻部隊が功を奏するならば価値は有るかもしれませんが、超高線量物体が有った場合、
そこから作業出来ない可能性があります。その場合は終了してしまいます。
よって、これも無謀です。
何やら年単位と有りましたが、現状が続くようでは無理です。
国と東電は速やかにどれだけの線量と人員が必要か計算してもらわねば困ります。
現場に入っているならば、それなりの検討はつくはずです。
この期間や線量が少ない見通しならばまだ頑張るべきです。可能性はあります。
ですが、とんでも無い計算値ならば復旧など無意味です。
元通りになんて出来ませんから。
このままでは汚染が広がってしまいます。
国も現実を見るべきです。精神論は分かりますが、もう無理です。泥水で洗濯をしているようなものです。
今後としては、
・自らの放射線管理に気を付けて下さい。放射線は距離や時間で減衰しますが、前のブログに書いた通り累積値が高くなる地域(超えたら即影響では有りません。可能性の問題です。リスクが嫌な方はです。ちなみに当方も無駄な被ばくはしたくありませんので、日頃の従事でも気を付けております。)の方は自分の判断基準にて非難、防護処置をされた方が良いかと思います。
・福島近傍の人が一番大変なのですから、他の場所で混乱を広げないようお願いします。
買占め等はもっての他です。
・自分だけ生き残るというのも手かもしれませんが、自分で自給自足を出来ていない人は無理です。
食べ物が無いと生きていけません。
よって、自分だけ長生きというのは無理ですから、必要以上に無駄な事はしない方が良いと思います。
どうしても被害をゼロにしたければ、海外とかでしょうかね。
かなり放射線面の資料も出てきてますから、自分の考えと現状に照らし合わせてご確認願います。
パニックや勉強不足が一番危険です。
5カ年100mSvがOKで、101mSvがアウトなのでしょうか?
自分の健康と命ですから、自分で判断するしかありません。
誰かが補償してくれても自分がダメになったら意味無いですよね。
ちなみに自分は粛々と過ごし、出来る事を考えます。
何だか無責任かもしれませんが、現状をみてそう考えました。
毎日この問題が頭に出てきますが、現状では誰かの犠牲が無ければ無理ではないかと考えます。
しかし、どうせダメならば脱出や防護処置のステージに向かった方が賢明です。
今の作業を続けるならば、早急に発電所を覆う等して、飛散に備えるべきです。
発電所を隔離して、拡散防止に注力すべきです。
今さら原子炉建屋の屋根や格納容器が直せますか?
誰が考えても明らかです。
被害は少ない方が良いです。既に出ていますし、これからも出るでしょう。
それを今議論しても仕方ありません。
少しでも無事に生き残る人数と土地を確保出来る様にすべきと考えます。
非常な決断が迫られるかと思いますが、少しでも被害を減らす為には一国の猶予も有りません。
ステージは福島県から日本国、世界へとなってしまいました。
チェルノブイリと同じ状態と言っても過言では有りません。
向こうは爆発して終了しました。(操作ミズで勝手に爆発しましたが)
こちらも終了パターンを決めるべきです。
神様は居ないと言うか、この日本でこんな事が起こるとは、思いもしませんでした。
とにかく、ひたすら被ばく要員を確保してマッチポンプを続けるか、既に終了後の対応をするかです。
自分は感情論を抜きにして、後者の方が被害は少ないと考えます。
前も書いた通り、プラントを運転状態へ今のまま持っていける訳無いと思います。
水は上から下へ、圧は高い所から低い所へです。
その法則からすれば、もっと重要な場所が壊れているのではないでしょうか?
現場に入れているならば、何処から何処まで確認した等の情報が無いのでしょうか?
プラントの健全性が無ければ、いつまでも高汚染物を垂れ流します。
CAMSの数値を見れば明らかで、計器が壊れているならば良いですが、この前の汚染でおかしな状況なのは明らかです。このような数値は通常運転時後の水でも有りえないでしょうから。
全てが皆さんの最初の予想通りの結果のようです。
このようなブログが書きたくありませんが、現状の報道が正しいならばこのような情報しかありません。もっと悪い情報が有る可能性の方が高いですからね。
国がいつも通り嘘をついているだけで、真実として本当は大丈夫なんですと言って欲しいものです。
充分に復旧作業の方々はやって頂けました。
ひきょう者とは言いません。ここまで敵が強いと退くのも被害が一番少ない案です。
止めて終わりではなく、それから戦いの時に誰もいないと困るのです。
その時には一人1000mSvまでOKとか言うのでしょうか?
幾ら積まれても、死ぬのは嫌です。命あってです。
国、保安院他関連団体は、未だ無責任だからこのような対処が出来るのです。
彼らは組織解体等責任を取って欲しいものです。
あのような事をしているからいつまでたっても原子力が良くならないのです。
関係者はやきもきしています。
放射線が管理され、一回勝負で有る以上は役割や使う場所を誤る訳にはいけません!
誇りと技術は最大限に発揮出来る場所で使うべきという事で結びます。
時間不足で乱文失礼致しました。
また時間を見つけて書きます。
Posted at 2011/03/30 02:00:09 | |
トラックバック(0) | 日記
2011年03月22日
状況は好転してきたように感じられます。
最初は四六時中報道を気にしていましたが、最初に比べて少し落ち着いたように感じます。
これも復旧部隊の皆様の頑張りのお陰かと思います。
報道の通りの線量で有れば、原子力従事者では行けない線量ではありません。
人海戦術を使用すれば何とかなります。
プラント状態もパラメータに変化が少なくなってきましたから、
現在の対策で安定してきたという事でしょう。
ただ、今は安定しているからまだマシですが、初期の爆発が相次いでいる状況にて
従事された方々は、一番恐ろしかったと思います。
今後も万が一は有るかもしれませんが、初期に比べれば安心出来る状況かと思います。
ただ、放射線量に関しては特別好転しているようでは有りませんので、
迅速な処理を期待したい所です。
各種報道も大分落ち着いてきた事と、情報が大分入ってきているようです。
それらを複合させれば、有る程度の情報処理が出来るかと思います。
先日も紹介しましたが、経済産業省のHPを参考して頂ければと思います。
初動の悪さからどの情報を信用すれば良いのか迷う所かと思いますが、
一個人や一団体が直接測る事が難しい状況ですから、
METIの情報が今現在信用できると考えます。
放射線問題にて今現在も不安な方は、現在の線量を×24時間、×一カ月、×12カ月として頂き、
それが年間20mSv以内で有れば問題無いかと考えます。
これは放射線従事者の5カ年最大が100mSvですから、÷5=20mSvです。
それを超えなければまず問題無いでしょう。
この値を超えたからといって、即健康問題はあり得ませんが、
かと言ってそれが安心出来るかと言えば別問題です。
この辺りは個人の判断になってしまいますので難しい所ですね・・・
影響の表も出ておりますが、あの数値を1超えたら発症という訳でも無いですし。
こればかりはそれぞれの置かれた状況と考えですので、冷静に判断して頂ければと思います。
ちなみに放射線は距離と時間と遮蔽が、被ばく低減三原則ですので、
離れれば離れる程弱くなります。
時間は滞在を減らす事が出来れば影響が少なくなります。
遮蔽は家など、何か壁になるものが有れば放射線が少なくなります。
あくまでモニタリングは素の状態ですので、一日中家の外に居るような人や、
影響が高い地域は非難されているでしょうから、少しは安心しても良いかと思います。
また、雨や今後の食物連鎖での蓄積の影響も難しい所ですが、時間が経てば減衰します。
今より悪くなるのは現状では可能性は低いと思いますので、今現在大丈夫と思う方は
必要以上に心配されなくても良いと考えます。
近傍の方々は不安かと思いますが、遠く離れた土地にて大騒ぎは、
現地への二次災害のようなものになりますのでお止め頂きたいと考えます。
最初に言った好転という状況は、5~6号機が安定状態に持っていけた事です。
熱交換が上手くいっているという事は、他号機の取水口、海水系は無事で有る可能性が高くなりました。
5~6号機だけでも無事ならば、それに越した事はありません。
少しでも不安要素を潰していかなければ、他に注力できませんからね。
1~3号機のプラントパラメータを見ますと、殆ど変わりありません。
これだけ注水をして水位が上がらないのが気になりますが、
この状況を一週間続けて新たな事態になっていないという事は、
今の状況均衡が取られていると考えられます。
現状は常時監視不能ですし、初期の過酷条件ならば計器の健全性とて保障出来ないと思います。
ちょっと福島第一の水位計の詳細設計が分からない故に憶測が入りますが、
原子炉の水位計は中々シビアなものです。
ですから、上記の通り何が起こっていてもおかしくはありません。
ただ、被ばくする状況が続くのは良く有りませんので、根本的な解決策が求められると思います。
今後は電源復旧が行われると今までに無い情報が入ってくる可能性が有りますが、
事の現状と本質を間違われないようにお願いしたいと思います。
何処が動いていない、数値がおかしいという状況は当たり前の状況です。
それの挙げ足を取ると、炉心の収束に向けた活動に支障が出る恐れがあります。
この最悪な状況でも、現状は維持出来ているとお考え頂ければと思います。
CAMSというパラメータが有りますが(PWRならばRMSに相当かと。検索すると出てきます)、
この数値は通常運転時に比べ、非常に高い値、異常状態を示しています。
これは逃がし安全でのパージの影響や、格納容器内の健全性に疑いのある状況です。
ですから、今後も格納容器の健全性を保つ事を第一、
電源復旧後に系統を循環させるならば、その系統内の健全性が確保されている事を
間違いない状況にして頂きたいと思います。
耐震上地震での損害は致命的では無いと思いますが、やはり何が起こっているか
分からないのが自然の怖さですし、自由かつ安全に点検出来る状況でもありません。
今後とも対処される方々の安全を願う次第です。
話は変わりますが、この問題は非常に重要ですが、
こちらに報道が注視され過ぎ通常の震災復旧に影響が出ている気がします。
(決して隠す為に見ないでくれという訳ではありません。)
これは原子力関係者の全員が、公衆に迷惑を掛けているという事を認識すべきでしょう。
(原子力発電の善し悪しとは別です。)
関係者とはしては申し訳なく思います。
当方も安全神話を鵜呑みにしてきた一人でありますから。
ただ、根拠の無い持論ですが、人知を越えた本当の天災に遭った場合は発電所「さえ」も
壊れる事が有ると思っておりました。
もし人が誰もいなくってしまう災害でも発電所だけ無傷とかいうのはあり得ないと思いましたから。
ですが、ここまで運転に影響が出るのは本当に考えられていなかった事かと思います。
今でこそ後付けで言えますが、盲点を突かれた点では反省すべきであり、今後の課題です。
プラント状態が悪化しなくなった今は報道側も情報発信を選んで頂き、
もっと細かな視点で対応して頂ければと思います。
事故処理も大変ですが、既に影響が出ておりますが、これからの対処が一番大変です。
被害が広がりませんようお祈り、お願い申し上げます。
Posted at 2011/03/22 01:06:51 | |
トラックバック(0) | 日記
2011年03月19日
しばし更新が空いてしまいました。
刻々と変化する状況で、日々追いかけるのは難しい次第です。
遠くから出来る事は日々の業務を粛々と実施して経済活動を止めない事(迷惑の掛からない程度)、
募金です。各著名人の方々には頭が下がります。自分もあれだけの富が有れば行いたいものですが、
有りませんので妄想でしかありません。
三連休もやきもきしていますが、素人が中途半端に行くとミイラ取りがミイラになる可能性が有るようです。発電所の方へとも思いますが、平日の業務に穴を開けられない立場と状況、現場への立ち入り制限故にこれも厳しいです。
近ければ被災、遠ければ行けないという、中々難しいと感じます。
今やれる事をする、祈るしか有りません。
報道やWEBを見ていますと、色々な立場で発言される方が多いようです。
これは当然でしょうね。人それぞれですから。
ただ、本件に関して言えばそれ所では有りません。
やるべき事は一つ、「少しでも安全に止めて、被害を最小に食い止めるだけ」です。
議論や評論に関しては事後にすべきでしょう。
直接当事者では無い為に好き勝手言えるのでしょうが、
当事者の方々の気持ちを考えればそんな事はできません。
そのエネルギーが有るのでしたら、他の事に回すべきです。
賛成でも反対でも無く、福島第一を最小限で止めるだけです。
人間のエゴかも知れませんが、人間という生命体がどう生きるのか、それを考えるべきでしょう。
賛成派の方々へ「原発事故時の被害の大きさと責任の重大さが分かりましたか?」
反対派の方々へ「電気というエネルギーとは何か、無い生活がどうか分かりましたか?」
賛成派の相変わらずの都合の良い倫理、反対派のゴネや無責任にはほとほと呆れてしまいます。
皆さん視点が狭すぎます。
食料とエネルギー問題は今日まで棚上げされてきた話題です。
それが今このような形で大きく明るみになり、その対処を考えないければいけない事態に
なっていると言えるでしょう。
「あなたに何ができるのか?」と言われたら難しい所ですが、自分で出来る範囲の事は考え、
行動しているつもりではあります。余りにも力が無いだけですが・・・
この手の話題はまたお書き致します。
私自身に力は有りませんが、関係者で有る自分が思います事をお書き致します。
日本国民の考え方一つの問題です。
さて、更新が空いた間にプラントの状況が変わっているようです。
内容は割愛しますが、放水が行われましたね。
これとて原子炉建屋周辺は既に壊れておりますので、
放水等をすればガレキを吹き飛ばしたり動かし、放射能は飛散するでしょう。
ただ、それでも冷やした方がましという状況です。苦肉の策です。
地震時にどれだけの水がプールから漏れているかは定かではありませんが、
それは恐らく今までの事象から確実で、それによるプールの減水、熱による蒸発ですね。
その量を上まわれるよう、頑張って欲しいものです。
燃料の発熱量やプールの能力「容積・強度・放熱」等は設計値や計算で出るかと思いますが、
(当方にその詳細な計算は出来ませんが)、その数値はやはり極秘になるのでしょうかね。
大まかなのは調べる事は出来ますが、機密情報になるのかと。
この辺りも上手く東電やプラントメーカーが説明して頂ければ、国民も安心出来ると考えます。
詳細な式は除くとして、今の上昇度や、降熱と余熱のバランス等・・・
情報が曖昧だから不安を抱く訳です。
後は、外部電源が確保されたようですね。
このような状況で仮設電源を敷設された皆さまには頭が上がりません。
高圧ケーブル故に敷設は容易ではないと考えますが、
恐らく人海戦術と突貫工事にておこなったのでしょうね。
原子力は国策ですので、この方々に何か有った場合は、
医療費の免除位の対応はしても良いと思います。
電気室が浸水と聞きましたが、高圧故に電気災害にも充分気を付けて頂ければと思います。
このような状況ですから、隔離や安全対策が心配ですので。
通常時でも怖い高圧電気ですので、二次災害にならぬよう願っております。
これが上手くいけば状況は大分改善されると思います。
当方に言っている、根本的解決に少し近づきます。
しかし、楽観視出来ないというか、自分は祈るしかありません・・・
何故ならば、言われてるようにポンプを動かせるかどうか不明なのが一つです。
ポンプを回すと言っても、関係する系統のポンプ、バルブがこの地震と津波で
無事で有る保証は有りません。
無事ならばこんな事になっていないのですから。
今しなければいけないのは、運転状態に持っていくこと、つまり系統復旧状態です。
この運転状態という言葉で誤解されては困りますが、今回は核反応は関係ありません。
配管の水を循環させ、熱交換するのみです。
ただ、この系統復旧というのが簡単では有りません。
スイッチオンでOKではないのです。
現状、建屋の被害も有るでしょうし、配管等の損傷も心配です。
本件が津波が原因(地震とは関連しますが)のは明らかと思いますが、
地震のみならば致命的な損傷は無いはずです。
ですが、一部は損傷しているはずです。
その一部が系統復旧に関係する場所有れば、それが困難になります。
また、建屋が壊れ出しているので、その影響を受けていないか。
線量上昇で近寄る事が出来るのかという心配です。
通常は完全な状態でそれを実施・完了させますから、このような状況で回すというのは
過去に例は無いのではと考えます。
空気溜りが発生していなければ良いですが、それも分かりませんし、
この状況ではそれを抜く事が出来るかも不明です。
通常は漏えい等無い状態で無いと系統復旧になりませんが、この状況ではやってみないとです。
何処かが漏れている場合、そこから漏れて意味が無いですからね。
先日より、経済産業省からプラントパラメータが一部発表されました。
今までの実績から不信感はありますが、あのアウトプットからすると意図としては
信用出来ると思います。一歩前進です。
内容については前のブログで申した通りですが、信用出来る数字と考えるならば、
良い部分と悪い部分があります。温度が無いので難しい所もありますが。
これも時間があれば捕捉します。
ただ、いつまで経っても水位が上昇しないので、系統内の何処か(2号機は既に破損とありますが)
が漏れている状況ではないかなと考えております。
詳細な隔離状況が分からないので予想ですが、LOCAの可能性大です。
ただ、LOCAは重大事象ですが、この状況ですのでこれを越えています。
例えは悪いですが、交通違反なら-30点の事故と-15点の事故です。
どちらも悪いですが、大きな事故に注目すべきです。
LOCAと言うのは冷却材喪失=配管破断ですので、関係系統の破断を疑ってしまいます。
現状は、全ての結果の総括です。
本件は制御不能、近接不能な為に困っている訳です。
近接さえ出来るならもう少し状況はましなのですが・・・
ポンプ運転が悪さしない事を祈ります。
後は取り越し苦労で有ればよいですが、取水口が詰まったりしていない事を祈ります。
この津波ですから、押して返した波で物品が大量に紛れ込んだ場合、
取水能力が低下してしまいます。
それを取る機能は付いていますが、その機能を上回ってない事を祈ります。
プラントというのは、全て総合したものです。
全く関係が無いのも有りますが、一つがダメになると他に影響が出てきます。
今まではそれでも直ぐに復旧出来ましたが、今回のような事象は前代未聞です。
報道の通りやってみないと分からない状況は間違いありませんが、
希望を捨てず、「動いた!」となるよう祈りたいです。
ホント、祈るしか無い状況というのが非常に苦しいものです。
※ちょっと急いで書きましたので、何か有りましたらお知らせ頂ければ幸いです。
(特に関係者の方々)
そう間違えていないかと思いますが、この状況故にと思う次第です。
明日のニュースにて朗報が聞けますようお祈り致します。
Posted at 2011/03/19 22:36:46 | |
トラックバック(0) | 日記
2011年03月16日
自分が本日帰宅するまで現状より悪くならないで欲しいと願っていましたが、残念ながら厳しいようです。
現場は今なお過酷条件にて対応されていますが、何とか持ちこたえて、無事で頂けたらなと思います。
今回の地震で、今一番命の危険に晒されているのは、発電所構内の方々と思います。
携帯からは余り書きたく有りませんが、少しだけ現状について。
前のブログにも書いた通り、系統として常に冷却、循環をしなければなりません。これは一度でも動かすと必然となります。
今回の使用済み燃料プール(ピット)も温度監視を常時しており、熱交換によって冷やしています。崩壊熱が出続けるからです。プールの水はほう酸です。既に報道でも出ておりますが、核反応を抑えます。
使用済み燃料という事ですから、新品に比べパワーは落ちます。しかし、前述の通り厄介です。
余談ですが、中々原子燃料サイクルが上手くいかない為、このプールが満杯になってきているという問題も有ります。
放置出来ないから困るのです。
話を戻し、数が集まったり、冷やせない状態が続くと温度上昇です。
通常は冷却が働くので問題が有るような設備ではありません。
ただ、今回のように異常事態ですと設計を問われるかもしれませんが…
通常、原子炉容器内は加圧出来る&しているので100℃では沸騰しませんが、プールは剥き出し(これ自体は通常)の為に加圧出来ません。ですから沸点が下がりません。
よって、出力は下がったといえ、それらまとめると現在のように温度上昇となります。そうなると水位も下がります。
沸点をすると隙間が出来てしまうので、燃料の一部が空気に触れたり剥き出しになります。それがまた悪さをします。
燃料の有る箇所は沸騰させてはいけないのです。
通常ならば発電所自体の電力、外部からの送電、ディーゼル発電機の自家発電の、どれかにて動かせる訳ですが、いずれもダメな状況です。
津波で途中がやられているのでしょうが、ポンプが復旧しなければ前述のマッチポンプです。
ただ、見ての通りの状況ですから、とても復旧に行ける状況ではないかと思います。
だから心配でもどかしいです。
他の発電所は電源確保&ポンプ稼働で問題有りませんが、福島第一に関しては運転中なら原子炉容器&使用済み燃料プール、点検中なら使用済み燃料プールの処置をしなければなりません。
非常に状況は厳しいです。
報道は楽観的というか相変わらず怪しいですが、今後も余談を許さないかと思いますので、ご注意下さい。
尚、非常に不安な方々も多いと思いますが、現地にて直接被災された方々が一番辛い状況な訳です。
ですから、まだ状況がましな方々は冷静な判断と対処をして頂き、混乱や現地復旧の妨げにならぬようご注意頂きたいと思います。
この未曾有の危機と困難を共有出来る事こそ、日本国民の責務と言えるでしょう。
最も困難な場所で頑張っている方々が居られる訳ですから、後は上手くいく事を引き続き祈りましょう。

Posted at 2011/03/16 08:33:58 | |
トラックバック(0) | モブログ
2011年03月14日
今日も状況は悪いようです。
今の所のシナリオは残念ながら全て予想通りです。
しかし、何とか希望を持って良い方向に持っていける事を祈るのみです。
週明けですが、中々の騒ぎでしたし、見解も近い人が多いようです。
15日0時30分の情報で書きます。
昨日のブログに書きましたが、少しプラントについての説明、
そして現状について書きたいと思います。
まずは、水位について報道が有りますが、これが一番重要で有りますが、
温度や圧力の情報もまともに無い状態です。
これでは中々判断のつきにくい所です。
ちなみにこれは原子炉圧力、1次冷却材温度です。(表現の違いは有るかもしれませんが同意です)
これらの情報を総合的に判断しなければなりません。
また、このような監視計器は発電所の中でも最重要の部類の計器になり、
このような事故時の状況でも稼働するように設計されています。
しかしながら、この水位に関する報道が二転三転しております。
計器不調説等色々出ております。
これは隠すとかではなく、正直な所だと思います。
プラントのプロセス、パラメータを確認するには前述の通り計器を使います。
車で言うならば油温、油圧等です。
当然ながら見えない(見れない)所を測る訳ですから、中央制御室で見る計器のみが頼りです。
ただ、しっかり設計された計器ですが、地震の影響、炉内の条件が過酷になっている事で、
計器・伝送トラブルが発生し、正確な値が出ない可能性が一つ。
もう一つは、炉内の水の状態が急激に変化している為、計器がきちんと計測出来ていない
可能性が有ります。
急激な蒸発、沸騰、水の注入等を行いますと検出点への影響が大きく、
これが悪さをしている可能性が有ります。
通常ですと高温、高圧の状態でもきちんと計測出来ている訳ですが、このような異常事態です。
今の状態ですと何を信用したらという状態かと思いますが、それは運転員方の訓練や経験にて
制御しようとしている事と思います。
通常でしたらそのような場合は予備や点検をします。
しかし、そんな事が出来る状況ではありません。
車ですとスピードメーター、タコメーターが針振れを起こして正確なスピードが分からない訳です。
車なら感覚有る程度分かりますし、視覚も有りますが、プロセスは計器指示だけが頼りです。
何度も言いますが、原子炉の中が見れる訳も無いですし、近づく事も出来ませんからね。
そんな不確定な状況ながらも、運転員の方々は必死に頑張っておられると思います。
ですから、言い方は悪いですが報道に一喜一憂していてはいけません。
心配なのは当方も同じです。
しかし、前述の状態ですから、後は見えない中の状態、注入量のみぞ知るという所です。
10のインプットに、いくらアウトプットしているかです。
ただ、注入はしていますから、冷える方向なのは間違いないでしょう。
(過渡的ではなく、長期的に見て)
もう既に最後の手段を使っている訳ですから、それが上手くいくかどうかだけの話です。
監視計器が全て健全、プラント状態にも漏れ等問題が無ければ完璧ですが、
現段階でそれが完璧で無いのは明らかですからね。
何とか冷却水量>崩壊熱という方向になる事を祈るしかありません。
後述しますが、祈るくらい状況は悪い訳です。
プラントの仕組みは各サイトで出ていると思います、簡単に言いますと原子力発電所は
動かしている時点で常に熱交換、循環をさせていなければいけません。
勝手に垂れ流し、解放なんて出来ませんから、常に発電所内にて運転中なら密閉なり、
検査中ならプール内に水漬けしないといけません。
使わないからそのまま乾燥状態で処理出来るので有れば、厄介者にはならないでしょう。
つまり、常に放っておけない、管理していなければなりません。
ですから常にポンプを回して復水器等で熱交換をしている訳です。
しかし、ポンプが回らないと循環しませんので、勝手に崩壊熱にて熱を持ち始める訳です。
熱を持つと温度上昇、圧力上昇、沸騰等となってしまう訳です。
崩壊熱とて時間が解決しますが、かと言ってそのエネルギーは今の状況でも分かる通り
待ってられない状況で、時間との勝負です。
放置して大丈夫なら良いのですが・・・・
今は外部から注入して強制的に冷却していますが、循環出来ていません。
ですから、熱々の沸騰した蓋付き鍋にコップで水を入れ続けている状態です。
直ぐにまた沸騰してしまいますよね。そしてそれは蒸気、圧力が発生しますから危ないですよね。
ただ、やらないよりマシです。
マッチポンプですが、続けないといけません。
そして、それをやると圧を逃がさないといけませんので、バランスが大事になってきます。
圧を逃がすとなると、放射能が漏れてしまう訳です。(放射線量は計測しないと分かりませんが)
今回のような状況が継続的というのは想定外です。
普通は二つのうち一つが止まるとか、一か所が動かないとかを想定しますが、
今回は何も出来ない状況に陥った訳ですから。
例えるならば、スケートリンクに夏タイヤで100kmにて射出された訳です。
まともに制御出来ないのです。
それでも頑張っている訳です。
原子力発電所は当たり前ですが漏れてはいけません。
しかし、今回のような状況ですと、注入するからには出すか循環させないといけない為、
循環出来ない今は安全弁、逃がし弁で逃がす(パージ)しないといけない訳です。
禁じ手ながら、今はこれしか方法が無く、何もしなければ最悪の結果になる可能性が有りますから、
少しでも被害の少ない可能性で作業をしなければいけない訳です。
先程も報道が出ましたが、余りにも過酷条件だと思いますので、弁にも異常のようです。
これも温度や圧力が上がり過ぎていると起こる可能性が上がります。
ただ、これらの機器を全て動作可能、制御出来て初めてコントロール出来る訳です。
また悪い方向に向かってしまっていますが、何とかして欲しいものです。
現在は発電所構内周辺、中央制御室周りの線量は相当上昇しているものと予想されます。
チェルノブイリでも運転員の方にダメージは有りました。
今一番危険な場所で、自らの危険も顧みず操作している訳です。
逃げたら空炊きになりますし、逃げなければ被ばくしますし、万が一が有った場合は
一番被害に遭う可能性が高いです。
そのような状況で従事するなんて状況は想像もつきません。
ポンプの燃料の件もあーだこーだ言いますが、循環出来ない状態が続く限りはマッチポンプなんです。
このような綱渡りの状態で必死にされている訳ですから、
言い方は悪いですがダメモトの悪あがきなんです。
それでも負け試合をやってくれている訳ですから、何とか勝ってもらうように祈るしかないのです。
ポンプ類の復旧を待ちたいですが、現状では恐らく厳しいと思いますので・・・
ただ、負けてもらっては困りますので、最後まで安全の確保出来る限り頑張って頂き、
終息に向けて頂ければと思います。
本当に今従事されている方の気持ちを思うと胸が痛みます。
ですから、今出来る事は上手くいく事を祈りましょう。
何の解決にもなっていないようで申し訳ないですが、ポンプによる冷却水の循環が確保出来ない
限りは全く安心できません。
いつまで被ばくしながら今の注入をするのかという状況です。
ただ、それしか出来ないのです。
正直今からどうこうするのは難しいですし、何も出来ない自分が歯がゆいですが、
出来る事は周辺の方々の無事、そして冷却成功を祈るのみです。
ただ、最悪のシナリオも考えられます事も片隅に置いていかないといけないのも、辛いものです。
炉心の計算は出来ませんが、崩壊熱に冷却作業が打ち勝って欲しいです。
ずっと注視しておりますが、早く良いニュースを聞きたく待ちわびている次第です。
P.S
マスゴミは相変わらず不勉強のくだらない質問をしますが、もう既に起こっている、起こった事に
サドンデスで勝負している運転員・自衛隊の方の状況を思うと、そんな言動は出ないのではない
かなと思うのですがどうなのでしょうか・・・
誰もこの状態を起こしたくて起こした訳ではありませんので。
今やっている、言っている事は冷態状態にして安定してからの話です。
報道を見ていると、復旧が失敗して欲しいとか、他人事のように感じます。
人命が掛かっている事をワイドショー化してはなりません。
運転員や自衛隊の関係者の方々の不安はピークではないかなとお察しします。
東京電力は一番住民が不安で有ろうモニタリングだけはきちんと公表して下さい。
言い方は悪いですが、最終的に冷態状態になるかならないか、それだけの事なんです。
最初に書いた通り、上がった下がった言って最後ダメだったら意味が無いのです。
私とて運転パラメータに興味は有りますが、運転員以外が知った所で何も出来ません。
評論家は無意味です。
本当に無事に成功を祈ります。
また何か有れば書きます。
Posted at 2011/03/15 00:46:44 | |
トラックバック(0) | 日記