就職してから10年経つと休暇をいただけるのですが、今年度は見事20年の休暇をいただき、使い道に迷いましたが10年の時に見たオーロラがもう一度みたいと言う事で、カナダはイエローナイフという片田舎の街に行ってきました。
で、もう一回見るだけでは流石に芸がないということで、今回はオーロラの写真が撮りたいと欲を出したところで準備が始まりました。
ここでは事前に色々なサイトを参考にして準備した内容と、実際行ってみて事後にこうすればもっと良かったかもと気づいた内容を合わせて書き出します。
事前にカメラに詳しいお友達に相談に乗っていただき、色々なアドバイスを頂きました。
本当に有難うございました。
その他、持ち物の準備、どんなカメラを持って行ったらいいかなどの情報はこちらのブログも参考にさせていただきました。
http://ameblo.jp/his-toronto/entry-11155851916.html
結果カメラ周りで持って行ったものは、
ミラーレス一眼ルミックスGF6

※オーロラを撮るには長時間露光と絞りの設定、ISO感度の調整、マニュアルフォーカスでのピント合わせが必ず必要ですので、これが出来るカメラということになります。一眼でなくてもこういった各種設定ができるコンデジなら撮影は可能です。必要な機能のカメラということ以外にこの機種を選んだのは液晶の綺麗さと液晶がチルト出来る事が決め手に。他にもWIFIが使えることと、操作が分かりやすいので目下のお気に入りです。
予備のバッテリー3個
気温ー30度の世界では電池がものすごく消耗しますので電池の予備は一個は必ず持って行くことをお勧めします。暖めると復活したりしますので。更に昼もカメラを使うのであれば、当然予備のバッテリーは複数必要です。
充電器
バッテリー充電のため必須ですのでお忘れなく。
単焦点広角レンズ17mm F2.8
オーロラ撮るにはなるべくF値の小さい明るいレンズの方がいいです。
更に空いっぱいのオーロラを撮るには広角の方が適しています。
望遠レンズ14mm-140mm

これは昼間の観光を撮るのに持って行きました。
SDカード4枚
せっかく撮った写真をトラブルでダメにしてしまわないように、私は一日撮った時点でカードの容量が残っていてもカードを交換し、撮ったものは使用済み用のケースに入れてホテルの部屋で保管しました。

カードケース2個
上記の目的でケースを二つ用意しました。
三脚
しっかりしたもので、立って見られる高さに出来る長さのものを選ぶこと。中腰でしか見れない高さのものは長時間なので腰に来ます。
更にホットシューが別でカメラ側にセットできるものがいいです。

100均で買った保冷バッグ
カメラを戸外から休憩施設に持ち込む際に、急激な温度変化でカメラ本体もレンズも内部まで結露する恐れがあるので、戸外から中に入る時に温度変化から守るために保冷バッグに入れます。
手袋
そんなに厚くない、ミトンでなくて五本指の手袋がないと凍傷になります。
今回持って行ったものは、ユニクロの液晶の操作可能なものだったので、付けっ放しで色々出来て大変重宝しました。

ライト

小さめのライトを手元灯り用に持って行きました。事前に明る過ぎないよう赤いセロファンを貼り付ける処理もしておきました。実際は手袋したまま使うことが多いので、ボタンは大きめのものがいいようです。
ジップロック
結露防止に使用。超低温下ではビニールがパリパリに硬くなるのでジップ部分の封がしにくくなります。チャックの引き具がついてるタイプの方が便利です。
シリカゲル
防湿のためにジップロックに入れました。
タオル
これも温度変化緩和のために使用。
ジップロックの上からカメラを包み、保冷バッグの中に入れていました。
三又コンセント
携帯の充電もし、カメラのバッテリーの充電も、となるとコンセントの、口が多くあった方が良いので持って行きました。これも活躍しました。ちなみにコンセントの形はカナダは日本と同じAタイプが主流のようです。(宿によっては違う可能性もありますので心配な方はご確認を)
ここからはこうしておけば良かったかと思った内容をですが、保冷バッグをもうひとつ持って行き、ホッカイロなどを入れておき予備のバッテリーを暖める場所を作っておけば冷えたバッテリーの復活も早かったかもしれません。
それに保険として以前使用していた一眼カメラを持って行きました。
オリンパスミラーレス一眼PEN mini E-PM1
予備のバッテリー 3個
充電器
その他カメラ以外は
服装
気温は-30度当たり前のイエローナイフですが、持っていく着るものは通常の日本の厳冬期の冬支度で充分と感じました。
オーロラの観測ツアーに参加している場合は防寒着のレンタルがあるからです。
靴とミトンの手袋、フード付きの分厚い上着とズボン、フェイスマスク(これは後でもらえます)
ただし私は足が冷えると感じましたので、分厚い靴下の着用をお勧めします。
アクセサリーですが、私は全て外して行きました。金属の身につけるものは凍傷を引き起こす危険があります。
先にも触れましたが、夜のオーロラ観賞だけでなく、昼の街歩きでも手袋は必須です。レンタルのミトンだと細かいことが何も出来ませんので、自前の五本指の持参をお勧めします。
現金(カナダドル)
必ず現金という場面はあまりありません。スーパーでの買い出しくらいかもと思います。大抵のレストラン、オプショナルツアーの支払いはほとんどカードで払えます。
私が泊まったディスカバリーインにはカードキャッシュディスペンサーもありました。
ちなみに現金は銀行で両替しても、空港で両替してもレートはそんなに大差なかったです。実際のこの時のレートは1カナダドル=102円程度でした。
そして前回使い残したお金を持って行きましたが、お札はここ数年で新しいデザインのものに変わったようでしたが、旧札も問題無く使用出来ました。
通信環境
私の使っているソフトバンクでは、世界ケータイとやらで細かい設定もなく、どこでもメールやインターネットに繋がる環境ですが、今回海外パケホーダイの契約会社がイエローナイフでは繋がらなかったので、WIFI以外はネットの使用はしませんでした。旅行前にレンタルWIFIルーターを借りようかと調べましたが、2014年2月現在ではイエローナイフは使用できない地域になっていましたので断念しました。

その代わり、移動中の空港、ホテルでWIFIが使えます。
その他A&WというバーガーショップでもフリーWIFIが使えます。
ちなみにオーロラ観測ツアーのオーロラビレッジでは現時点ではWIFI使えません。
言葉の問題
イエローナイフは直行便がありません。途中の乗り換え空港で迷わないためにも、最低限そのくらいは英語で聞けると安心です。今回は行き 成田→カルガリー→イエローナイフ
帰りイエローナイフ→カルガリー→バンクーバー→成田でした。
オーロラ観測ツアーを申し込んでいると、到着した段階で空港までオーロラビレッジの日本人スタッフが迎えに来てくれます。
そしてそれぞれのホテルにバスで送り届けてくれます。オーロラビレッジには日本人スタッフが非常に多いので、そこでは日本語のみでも心配はありません。
一方、街とホテルやレストランは英語が中心ですので簡単な英会話は必要な場面があります。
ツアーについて
今回私たちはHISのオーロラを見に行くパッケージツアーを利用しました。
http://e.his-j.com/trip/ciao/voyage/02A_10/TC-CYZ2400-5/___1
実際パッケージツアーの方が安いのかどうかはわかりませんが、航空券、ホテル、オーロラ観測の手配をまとめてやってもらえるメリットと万一の時の対処をしてもらえる安心感はあります。
オーロラに関して言えば、各社から色んなツアーが企画されており、添乗員さん付きのもの、ナイアガラの滝など他のカナダの観光と組み合わせになっているツアーもあります。
各ツアー会社が航空券を押さえている数に限りがあるようなので、早めの予約をお勧めします。
3ヶ月ほど前に予約すれば、希望の日程で予約できそうです。
今回私達は友達の休みの確定が遅れて、一ヶ月を切って予約したので、その時点で選べる日程があまりありませんでした。
これで準備編は終了です。
長文お付き合いいただきありがとうございました。
次はいよいよ出発編です。