今日は台風15号で被害を受けた千葉県の北東部にある「横芝光町」のボランティア活動をしてきました。
場所はこちらになります。
鉄道は単線の場所になります。
まず地元でボランティア保険に入ります。
今回は天災Bプランに加入しました。
710円で4月から3月までの一年間有効です。
これに加入していないと活動できないボランティア地域もあります。
先日のブログで記載したボランティアの服装を参考に装備を整えました。
ウエストバッグ、踏み抜き防止のインソール、ゴム引き手袋がなかったので地元のホームセンターで買っていきました。合計で2000円少しでした。
高速道路の入り口や出口、途中の料金所はETCではなく有人のところを通り、免許証とともに係の人に見せて通ります。
横芝光ICから車で5分くらいの町役場に隣接して社会福祉協議会がありました。
隣の駐車場で受付をします。
持っている資格のところに「アマチュア無線」と書き、持参していることを伝えました。
受付の方には喜ばれました。
結果的には携帯電話(自分はソフトバンク)が使えたので使いませんでしたが。
このテントは「マッチング」といって、要望が上がっているところにボランティアの人たちを派遣するための場所になります。こちらの方々もボランティアの方がいました。
オリエンテーションを受けるテントには、ボランティアのこころえが掲示してありました。
各自にもプリントが配られました。
付箋に名前を書いて、出発時にマッチングのテントに預け、帰ってきたら報告をして戻っているのかの確認をしました。
これからボランティアに参加する方は佐倉市にお住まいで、今度酒々井にカフェをオープンする予定のご夫婦がいらっしゃいました。お店のほうはかなり被害があったようです。
他にも筑波から来ている方もいました。
ブルーシートはあるのですが、職人さんの数が足りないとのことです。
ボランティアは今日250人ほど来たようですが職人さんは少なく、必要なのは9割ブルーシートを屋根に貼る職人さんだそうです。
自分の地元に近い自衛隊の習志野駐屯地からも災害派遣の車がありました。
自分たちのチームは14名で1件のお宅の家財道具などの運び出しでした。
2階建ての住居の屋根は何か所か抜けて職人さんがブルーシートを張っていました。
我々はまず2階の部屋の荷物の運び出しです。
玄関を入ると驚きの光景でした。
家中が水浸しで多くのものが異臭を放っています。
一部カビているところもあります。
偶然、自分が先頭で入ったので、入り口にごみ袋に詰めてあるものから、バケツリレーで外に出していきました。
ごみ袋に詰めていたのはその家のご主人でした。
ご主人は黙々と袋詰めをされていました。
処分するものとキープしておくものとを伺い、次のボランティアさんに伝えながらリレーしていきます。
ベッドやタンスなど大きな家具も処分ということで分解しながら作業を進めます。
タンスの中はほとんど空になっていましたが、一部、大切にされていただろう着物があったので、奥さんを呼んでかたずけてもらいました。
一部のタンスや家電製品などはキープとのことでそのままにしておきましたが、ほとんどのものは外に運び出しました。
途中何度か頭をぶつけましたが、先日買った自転車用のヘルメットをかぶっていたので怪我はしないで済みました。
そのあと、1階の作業です。
奥の部屋のものを外に運び出します。
予定していた時間(ボランティアは3時ごろまで作業して引き上げ、4時ごろには戻るということになっていました)よりも少し早めに終了したので、本部に連絡して引き上げることになりました。
被災されたご主人と奥さんからお礼を何度も言われ、缶ジュースや、お茶をお礼として出されたのですが、我々はボランティアですから必要な水などはあるので大丈夫ですよ、とお伝えしました。
最後に被災者の方に許可をとって写真を撮ってブログに載せて被害の状況を伝えていいかと聞いたところ、ぜひ知ってほしいとおっしゃっていただけたので、写真を撮影しました。
こちらです。
階段の下にあるものはすべて家から運び出したものです。
部屋からは多くのものを運び出し、ほとんどが処分です。
これからの生活を考えると自分ならどうしていいかわからないほどです。
この後集合地点に戻り、解散となりました。
駅まで一人のボランティアさんを送ったのですが、3時間かけて電車で大宮から駆けつけてくれた学生さんでした。
帰りも高速道路で帰りましたが、自衛隊の車や、東北電力の車も走っていました。
各地から応援に来てくれています。
このようにして今日の活動は終了しました。
今後も時間を作ってボランティア活動をしていきたいと思います。
Posted at 2019/09/17 21:49:26 | |
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