百式観音

そう・・・

















それは、言ってみれば走馬灯の様なモノ。






事故を起こした瞬間や、高い所から落ちたりした時、時間の流れが緩やかに感じたりする。






今までの過去の出来事が、ゆっくりと頭の中を駆け巡る。





















そう・・・・







僕も、その走馬灯を体験しました・・・・















あれは、一週間もの前の事です。




僕は仕事から帰り、何時もの様にシャワーを浴び、晩ご飯を食べました。



そして、娘とのＴＶの争奪戦が始まり、負けた僕はみんカラ徘徊で心を癒していました。



そんな、ごくありふれた日常生活に、一筋の雷光が降りました。



その雷光は、嫁がお風呂から上がってきた時に起きました。








嫁　「ね～え？」




俺　「なにかいな？」



嫁　「お風呂の桶に黄色いのが溜まっててんけど？？」



俺　「な、なんのことかいな？？」



嫁　「もしかして～お風呂でオシッコしたんちゃうんの？？」



俺　「ん、んな事ないやろぉ？」









以下走馬灯です。






確か・・・

僕は帰ってきてすぐ洗面所へ行き、娘の覗き込みから下腹部を守りながらパンツを脱ぎ、薄暗い（節

電の為）風呂場でシャワーを浴びて・・・



そういえばあの時、僕は、尿意を感じたのだろうか？？

いや、そのまま尿意の赴くまま尿を済ましたとしても、シャワーで流しているハズだ・・・

放出した尿をそのままにするなんて小学生でもしない事だ・・・・








しかし思い出せない・・・あの時・・・・僕は・・・・








本当に放尿をしたのだろうか？？









そら、たまには？？放尿＆シャワーをする事だってある！！

しかし、湯船の中での放尿は絶対に我慢している！！！

後から入る嫁や娘の事を考えると、それだけは絶対に出来ない！！！








しかし、ほんと全く覚えていない・・・











アアッ！！！！！！！
















もしかしたら・・・・・










嫁が、自分の放尿を僕のせいにしようとしているのかも知れない！！













いやいやいや・・・まてまて・・・

それならわざわざ言うはずもない。

そんな事を言ったら、逆に僕の下腹部を刺激するだけだ！！！









走馬灯終わり









僕　「シャンプーかなんかの残ってたヤツちゃう？？（意味不明言語で誤魔化す）」





嫁　「ジー・・・・・・・・」





僕　「汗汗汗汗汗」













おしまい(・ロ・)☆