7月17日、午前8時10分よりノックアウト方式の予選が行われた。ポールポジションを決めるQ3ではなんと2人がトップタイムを出すという超激戦となり、No.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が今季初のポールポジションを獲得した。
Q1は8時10分より20分間行われた。わずか5分、最初のアタックで昨日のトップタイムをしのぐ1分25秒台を記録したのが昨年の富士勝者であるNo.2 平手晃平(TEAM IMPUL)。しかし、すぐにNo.16 山本尚貴(TEAM 無限)が平手を上回る。さらにNo.8 石浦宏明(Team KYGNUS SUNOCO)が1分25秒882を叩き出してトップに。このアタックが終わるとほとんどのマシンが、一端ピットに戻る。10分経過時点では全車がピットに。なお、タイヤ温存なのかNo.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)はこの前半にコースへ出ることがなかった。
そしてラスト5分となって、続々とコースに出て行く。これで全車がアタックかと思われたが、この時点でのトップ石浦はわずか1周でピットに戻る。現在のタイムでQ1通過を確信してのタイヤ温存のようだ。
ラスト3分の一発アタックでは、デ・オリベイラが1分25秒237を叩き出して、トップ通過。ここ2戦Q1落ちだったNo.37 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)も3番手で通過。以下、山本、No.7 大嶋和也(Team LeMans)、石浦、No.41 塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、No.31 中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)、No.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、No.33 国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)、No.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がQ2に進出。
Q1で脱落となったのはNo.18 アレキサンドレ・インペラトーリ(SGC by KCMG)、No.3 アンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)、No.10 小林崇志(HP REAL RACING)、No.62 嵯峨宏紀(Le Beausset Motorsports)の4台となった。
続いてのQ2は7分間。ここで昨日、一昨日のテスト走行で好調だったIMPULコンビが本領を発揮。デ・オリベイラが1分25秒270でトップ。2番手には平手が付けた。3番手に塚越、以下はロッテラー、山本、大嶋、中嶋一貴、石浦までがQ3へ進出を決めた。そして、チャンピオン候補と目される小暮がなんとQ2で脱落。加えて伊沢、国本、中嶋大祐もここで予選終了となった。
上位を決めるQ3も7分間の走行時間。開始1分でデ・オリベイラ、平手のIMPULコンビが早くもコースイン。これに中嶋らが続々と出て行く。気温・路面温度の上昇を考慮してか、いつもより早めのアタックをするようだ。
一発勝負のアタックで、まずはデ・オリベイラが1分25秒263を記録。続いて平手が25秒372で2番手。しかし、中嶋が25秒330で平手を上回る。そしてロッテラーは1分25秒263とデ・オリベイラとまったく同タイムを叩き出す。このまま走行時間は終了。
同タイムの場合は、規定により先にタイムを記録した者が上位と決められているため、デ・オリベイラのポールポジション、ロッテラーの2位が確定した。中嶋は3位、以降は平手、塚越、山本、石浦、大嶋の順となった。
◇Q3 結果
1 1 J.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL) 1'25.263
2 36 A.ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S) 1'25.263
3 37 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S) 1'25.330
4 2 平手 晃平(TEAM IMPUL) 1'25.372
5 41 塚越 広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 1'25.452
6 16 山本 尚貴(TEAM 無限) 1'25.549
7 8 石浦 宏明(Team KYGNUS SUNOCO) 1'25.740
8 7 大嶋 和也(Team LeMans) 1'25.927
※終了直後の計時モニターより。同タイムは先に記録した者が上位となる。
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2011/07/17 10:55:41