K☆S2000のブログ一覧

　サイバーナビ 2011年夏モデルの最大の目玉は新開発の「AR（拡張現実）スカウターモード」によるリアルとバーチャルの融合で、まさにカーナビ界のブレイクスルーといえる大きな革新を果たしている。

■実風景をナビ画面に　
　「ARスカウターモード」は、従来まで3Dでバーチャルに表現してきたドライバーズビューを、車載カメラがフロントガラス越しに見る“実風景”にそのまま置き換え、その映像上にルート＆ドライブ情報を分かりやすく表示・案内するもの。進むべきルートは道路上ではなく上空に表示される。3Dランドマーク表示はポップアップを効果的に使って、分かりにくい大規模商業ビル内の店舗にも対応している。





　面白いのが、前方を走るクルマを捉える「ターゲットスコープ」。まるでゲームのように前方のクルマを“ロックオン”するわけだが、これによって適正な車間距離を保つことをサポートし、セーフティドライブをもたらすと同時に渋滞の発生を抑制する。“適正な車間距離”は膨大な実験データに基づいて算出されたもので、もちろん一般道と高速道路で区別される。また高速走行中にふらついて車線をまたいだ場合は、ナビ画面上の車線の色を変化させることで（黄色⇒紫）ドライバーに注意を促す。





　車載カメラは前方のクルマだけではなく信号も認識し、赤から青信号への変化をアイコン表示で通知。また前方のクルマが発進したことに気づかずに車間距離が開いた場合は、アイコン表示や効果音でドライバーに知らせる。ちなみにARスカウターモードの映像は、SDメモリーカードに最大100時間ほど録画でき、パソコン上で専用ソフトを使ってドライブの記録を地図と一緒に愉しむこともできる。
 




■乗れば乗るほど地図が成長
　「ロードクリエイター」機能も革新的だ。これは地図上では未開通の道路であっても、その道を自ら走るだけで、地図上に道を自動生成してくれるもの。もちろん生成された道路は、次回のルート探索時には探索・誘導の対象になる。そのデータはパイオニアが行う地図更新「マップチャージ」によって、他のユーザーにも反映される。

　マップチャージは購入後から3年間は無料。またARスカウターモードを搭載した「AVIC-VH09CS（1D＋1D）」や「AVIC-ZH09CS（2D）」には、NTTドコモのFOMAサービスを利用した通信モジュールも内蔵されていて、ナビ本体に載りきらなかった膨大な外部データも検索対象になる。常に最新のデータにアクセスできるだけではなく、フリーワード検索によって幅広く検索できる。こちらの通信料金も3年間無料で、通信契約なども不要だ。

　ラインナップは全4機種で、発売は5月下旬の予定。価格はいずれもオープンだが、ARスカウターモード搭載モデルの実勢価格は30万円弱になりそうだ。ちなみに最新のフルラインカタログには、iPhone用アプリ「AR カロッツェリア（5月中旬よりダウンロード開始予定・無料）」を利用して愛車への装着イメージを体感できる“マーカー”が付属されている。

　「未来、解禁。」というキャッチコピーも全く大袈裟に聞こえない最新のサイバーナビは、新しいカーライフの広がりを強く予感させる注目のカーナビだ。

日本自動車販売協会連合会が10日発表した4月の乗用車車名別新車販売台数ランキングによると、

ホンダの『フィット』が前年同月比29.8％減の8574台で、2か月連続でトップとなった。


トヨタの『プリウス』は東日本大震災の影響で生産再開が遅れたこともあって同81.6％減の4876台で2位だった。



3位はトヨタ『ヴィッツ』で同48.8％減の4644台とプリウスと約230台差だった。


4位はホンダ『フリード』、5位がトヨタ『カローラ』、6位がホンダ『ステップワゴン』だった。


7位は日産『マーチ』で同2.9％増の2770台とトップ10の中で唯一前年を上回った。

マーチはタイで生産している輸入車なため、震災による操業停止の影響をほとんど受けなかったため。


8位はマツダ『デミオ』、9位が日産『セレナ』、10位がトヨタ『パッソ』だった。