マツダは、新世代技術“SKYACTIV(スカイアクティブ)”テクノロジーの第一弾として、直噴1.3リッターガソリンエンジンの『SKYACTIV-G 1.3』を開発した。
このエンジンは、5月20日(金)まで神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催している、自動車技術展“人とくるまのテクノロジー展2011”に出展されている。
『SKYACTIV-G 1.3』は、レギュラーガソリンが燃料の自動車用量産エンジンで史上最高の圧縮比14.0を世界で初めて達成し、とくに低回転高負荷領域での高い効率性を実現。従来、高圧縮エンジンにつきものだったノッキングを防ぐため、理想的な燃焼室形状を作るキャビティ(くぼみ)付きピストンや、緻密な燃料噴射制御を行うマルチホールインジェクター、デミオ専用の“クールドEGRシステム”を採用するなど、徹底したノッキング対策を実施している。
また、同社初の“デュアルS-VT(可変バルブタイミング機構:吸気側電動式)”と、高圧縮比との組み合わせによって、従来にないミラーサイクル化(吸気バルブの超遅閉じ)を実現するほか、ロングストローク化したコンパクトな燃焼室設計によって効率を向上している。
このエンジンは、近々発売が予定されている『デミオ』に搭載することが決定。国産コンパクトカークラスに初めて直噴エンジンが投入されることとなる。
また、この高効率の『SKYACTIV-G 1.3』エンジンに加え、アイドリングストップ機構“i-stop(アイ・ストップ)”も搭載。トランスミッションにはCVTが組み合わせれ、『デミオ』では10・15モード燃費で30km/Lという、トップクラスの燃費性能を実現する。
Posted at 2011/05/18 20:31:58 | |
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