アストンマーティンは5月21日、イタリアで開催されたビラデステ・コンクールで、イタリアのカロッツェリア“ZAGATO(ザガート)”とのコラボレーション作“V12ザガート コンセプト”を世界初披露した。
V12ザガート コンセプトは、アストンマーティンの代表作のひとつで、1961年に登場したザガートとの共同製作車“DB4GTザガート”の誕生50周年を記念してつくられたモデルだ。GTカー選手権への参戦を前提につくられた
レース仕様で、6月25-26日のニュルブルクリンク24時間レースへの参戦が予定されている。
ザガートとのコラボレーションは、これまでにDB4GTザガート以外にも、V8ヴァンテージザガートやDB7ザガートなどのモデルがある。それらの血筋を受け継ぎつつ、現代の技術で究極のハイパフォーマンスを追求したモデルが、このV12ザガートというわけだ。
アルミニウム製となるV12ザガートの車体は完全なハンドメイドとなり、手作りならではの美しさが追求されている。たとえばフロントフェンダーは7つのアルミニウム製の部品からできており、それらを組み合わせた後に職人の手で丁寧な仕上げが施される。このクルマの象徴的なダブルバブルルーフも5つの部品を巧妙に組み合わせてできあがるそうだ。
なおエンジンは、6リッターV12を搭載し、最高出力517ps、最大トルク58.1kg-mを発生する。
V12ザガートは5月28日、ADAC主催のACAS H&Rカップでデースデビューを果たす予定で、6月のニュル24時間レースにも参戦する。サーキットでも注目を集めることになりそうだ。
Posted at 2011/05/23 19:28:08 | |
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