2011年12月10日の月食では、晴れていれば、日本全国どこででも、月食の始まりから終わりまでを見ることができます。月食の経過は、観察する場所にかかわらず、下記の時刻で進みます。
月食(本影による食)は21時45分に始まります。これより前に月は地球の半影に入っていますが、半影は本影のように暗くないため、半影の中に入った月が暗くなっていることには、ほとんど気づかないでしょう。
月は徐々に欠けていき、23時06分には、地球の本影の中にすっぽりと入ってしまいます。皆既月食の始まりです。
月は地球の影の中を横切って、23時58分に影の反対側に達し、本影を出ます。
それから、月の欠けている部分は徐々に小さくなり、翌日11日の1時18分に部分月食が終わります。
月は、この後もまだ半影の中にあるため、しばらくは薄暗い部分が月面に残って見えるかもしれません。この半影食は2時32分まで続きますが、半影の縁ははっきりしないため、いつ終わったかを見極めることは難しいでしょう。
Posted at 2011/12/10 16:48:27 | |
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