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2018年04月14日

灯籠

灯籠  全国紙・読売新聞が運営するニュースサイト「YOMIURI ONLINE」の配信記事から『バス接触で落下した石灯籠、男性に当たり死亡』に憤慨す。

 第一義的には、責任を地元バス会社(=三重交通)が負わねばならぬ。
 日頃通い慣れたルートで、なぜ今日に限って接触事故を起こしたか。
 法的責任を問う手続きとは別に、安全管理体制を見直す契機としてもらいたい。

 記事文面からは窺い知れないが、もしかしたらバス停手前に駐車車輌がいて、いつもより深くハンドルを切らねば歩道へ寄せられなかった等々、運行の障害となったのかも知れない。
 その場合は、駐車車輌のドライヴァーに対しても何らかのペナルティが必要と考える。

 
 しかし、この事故を長い時間軸で俯瞰してみると、本当に責任を負うべき者が他にいる。
 記事末尾に「道路占用許可の期限が切れ、老朽化が進んで安全性が問題となっていた」とある。

 この灯篭は、地元有力者で組織する「伊勢三宮奉賛献灯会」なる組織が1955(昭和30)年に640基建立したもので、御影石製の灯籠に刻まれた寄進者の名に、地元政治家は勿論のこと、首相経験者など与党の大物議員も読み取れる。

 建立後数年で、設置当初に申請された道路占用許可が期限切れとなり、以降半世紀にも亘って「違法工作物」状態となっていた。
 ちなみに、道路地下に埋設されているライフライン(電力・水道・ガス・通信その他)についても、占用許可を得なければならず、概ね10年毎に更新手続きをしている。


 5年前に挙行された「式年遷宮」を前に、マスコミ各社も石燈籠の問題点を指摘している。

○読売『石灯籠 620基を点検 管理者不在で劣化進む・・・伊勢市と国、県 安全性に問題』

○産経『伊勢参道の石灯籠は「不法設置状態」 半世紀“放置”の県など対応協議へ』

 やや本筋から外れるが、石燈籠の寄進者として幹部が名を連ねる政権与党、および精神的・思想的バックボーンとなっているであろう国家神道バンザイの筈の産経新聞が、この件に関してはかなり手厳しく問題点を指摘しているのが興味深い。


 日本の現状に、ややもすると澱んで湿った場所に寄生する黴の如くに粘着的な批判を展開する保守的な人々および組織が、伊勢神宮の参道に林立する違法工作物を漫然と放置し、管理の義務を果たして来なかった責任は、極めて重いと考える。

 自虐史観とやらを捨て去り、伝統的な家族像を取り戻そうなどと大言壮語する以前に、許可なく設置されている危険な石燈籠を撤去するべきなのだ。


 また、裁判になれば道路を管理する三重県の責任も問われよう。
 同じ灯籠は国道(管轄は国土交通省中部地方整備局)•市道(同じく伊勢市)にも設置されており、関連情報URLでも示している通り「不法占用」状態であることを行政も認識している。

 交通事故以外にも、規模の大きな地震や豪雨災害などで灯籠が倒壊、直接的に地域住民や観光客の脅威となるだけでなく、道路を塞いで復旧の妨げとなるリスクもある。
 弊サイトでは行政が監督権限を発動せず、事故および災害にまで至った採石場残土処理場の事案を紹介してきたが、この件も長く指導・是正を怠ってきた行政の不作為そのものであり、法的責任が問われなければならない。



 お見えの各位も、日頃生活されているエリアで違法な占用物(店舗の看板、陳列商品の食み出し、植木鉢等々)を見掛けることが多いだろう。
 違法でなくとも、道路近傍の危険な工作物(放置家屋、傷んだブロック塀、根元が錆びた標識等々)がないか、それらが災害に際し避難の妨げとならないか、お散歩の折にでもシミュレーションされてみることをお奨めしたい。

 そして問題あリと判断されたら、地元行政に遺漏なく通報されたい。





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Posted at 2018/04/15 10:55:18

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