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midnightbluelynxのブログ一覧

2018年05月06日 イイね!

指揮

指揮 連休最終日と重なった週末昼間の神宮球場で応援に参加している最中、何処からか金切声が聞こえてくるのに気が付いた。

 闇雲に叫んでいるわけではなく、チャンスパターンに組み込まれた応援コール「かっせ(選手名)」「(学校名)ファイト!」等々に、きちんとシンクロしている。

 応援団リーダーの男子学生なら分かるが、どう聞いても女性の声。
 100%女子学生のチアは、運動量が激しすぎて大声を出すパワーは割けないし、半数程度は女子学生が占めるブラスバンドは、演奏中はフィールド側を向いている上に、多くは楽器に口を塞がれている。

 さて、誰の声だろうかと観察してみると、タクトを手に指揮に就いている女子学生だった。
 確かに、指揮者はずっとスタンド上方を向いて立っていて、大声を発すればダイレクトに聞こえてくる。



 これまで、東京六大学の全校、そして数年に亘る世代の応援に接してきたが、指揮者はハーモニーの醸成や、次に演奏するチャンスパターンの伝達(ゲームの展開次第で、演奏曲は刻々と変わっていく)に集中し、タクトを持っている時は口を開かないのが常だったように思う。

 ところが彼女は、完璧に指揮者の任務をこなしながら、節目々々で大声を発する。
 最終回の攻撃。第一応援歌のエンドレス演奏に入った際、曲の切れ目を迎える度にリピートを促すべく、他の女子学生なら「もう一回♡」と可愛らしく合いの手を入れるところで

 「もぉういっつかぁぁーーーいっ!」

 と絶叫している様に、私は惚れゞれしてしまった。



 スポーツキャスターの長田渚に、もし姪っ子がいたならこんな感じかなぁという端整な顔だち。
 絶叫し終わると、整った白い歯を見せて笑う表情がチャーミングで、大人の女性として口説いてみたいというよりは、その漢ぶりに敬意を表し、一緒に酒を酌み交わしたいと思わせてくれる(笑)。

 
 男子学生の学ランに相当するダークなスーツに身を包むが応援団リーダーではなく、ブラスバンド所属ながら楽器を手にしておらず、チアの華やかさもない。
 確かに学生指揮者は地味な存在かもしれないが、私の見立てでは、彼女は母校の応援スタンドで最もアグレッシヴに闘っていた。

 自分のエリアを、持てる能力が許す限り拡大し、一際大きな存在感を示す女子学生の活躍に、貴重な学びを得た気がした。

 今年もまた、佳き若者に巡り合うことができ、私の観戦意欲は盛り上がるばかりである。


 

 学生注目!





Posted at 2018/05/06 23:39:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2018年05月05日 イイね!

四週

四週


 六大の美技びて夏てり





 早暁の天に雲夏兆す








Posted at 2018/05/05 19:14:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2018年04月28日 イイね!

猪突

猪突 東京六大学野球・春季リーグ第3週の1回戦は、慶應義塾大-法政大および早稲田大-明治大の激突。
 東京六大学の始祖たる宿敵早・慶が一塁側、直接に対決したならば「血戦」と評される明・法が三塁側へ、それぞれ仲良くアサインされたのが面白い。

 学生野球は厳密な入替制になっていないので、今日であれば午前中開始の慶-法に続き、午後開始の早-明の試合も観戦しようと思えばできる。
 母校以外のライヴァル校が展開する応援に、リアルに触れるいい機会となっている。


 そもそも動員の多い明早戦であることに加え、今日は明治大側の応援スタンド入場者先着500名に、今年度の「紫紺タオル」が無料配布される。
 デザイン・クオリティともになかなかの出来で、応援アイテムとしても好適なもの。
 明治大の現役・OBOG・ファンは挙って行列を為し、応援団の学生から「紫紺タオル」を受け取って破顔一笑、気分を高揚させて応援スタンドへ上がっていった。


 新作の「紫紺タオル」は、明治大伝統の”イノシシ”をモチーフにしているが、以前弊ブログ記事で紹介した”こぶたちゃん”的な愛らしいものから一転、とても洗練された格好いいデザインとなった。

 タオル地への染め抜きではあるが、無機質で金属的な印象すら覚える頭部に、流れるような曲線を組み合わせた胴体が続く。
 一般的な野生イノシシの印象であろう愚鈍・野卑・凶暴といったイメージは一切なく、同窓を率いて栄光の場所を占めようと猛進する、神獣のような図柄に仕上がっている。


 佳き記念の品に与り、また応援に力が入るファンにしてOBの一人である。






Posted at 2018/04/28 22:09:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2018年04月21日 イイね!

静謐

静謐 一般財団法人東京六大学野球連盟のHP発表から『4/21(土) 第1試合開始前、故星野仙一氏追悼セレモニーを行いました。』に黙祷。



 フィールド上のノック練習、応援スタンドのエール交換を経て、通常では試合開始となる前に、東京六大学野球リーグ初の「追悼セレモニー」が挙行された。

 黙祷が呼び掛けられると、喧しい都会の只中、若者が美技を競うスタジアムを、清冽かつ静謐な時間が支配する。
 初夏を思わせる晴天の下、偉大な先輩・星野仙一氏を追慕しつつ、スタンドに参列した私自身も浄化され、救いを得たように感じた。



 私は、学生時代の星野仙一を知らない。
 現役のプロ野球選手だった頃も、ほぼ記憶に無い。
 せいぜい引退後にタレントとして出演したCMや、指導者に転じて檄を飛ばす姿を目にしたに過ぎない。

 それがどうだろう。
 明治大の選手として活躍する姿からスタートする、バックスクリーンに大写しされた星野仙一の来し方を紹介する映像をスタンドから観ていると、一人一人が同窓であり、ライヴァル校の仲間であり、他でもない無類の野球好きであることを知り、改めて一体感を覚える。

 星野仙一氏の野球人生に於いて、最初の輝かしい4年間であった週末昼間の神宮球場は、半世紀近く過ぎた今も猛き精鋭が集い、スタンドの歓声が絶えることは無い。

 身罷られる以前から天の遙か上に見上げる存在だった先輩と、同じ空間、同じ時間軸の延長線上に我々も身を置いていることを知り、今更乍ら嬉しくなった
 

 遙かな先輩と、現在進行形で週末昼間の神宮球場に集う我々を、改めて強く結び付け、一体感をもたらしてくれる「追悼セレモニー」なら、今後とも是非実施すべきだと思う。




 左腕に黒き喪章を附し、今日の追悼試合の対東京大1回戦に臨んだ明治大は、初回に先頭打者ホームラン、3回に守備の乱れ(記録上はヒットだが、スタンドで見ていた限りでは内外野の連携不足)から、それぞれ1点ずつ失ったものの、序盤に試合をひっくり返し9-2で圧勝。
 偉大な先輩からお小言無しとはいかないであろう展開だったが、リーグ初の「追悼試合」で勝利を飾ることができた。

 明治大始め東京六大学リーグ各校の健勝を、高き処から永遠に、温かく見守っていただきたいものである。



 学生注目!そして合掌。





Posted at 2018/04/21 22:12:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2018年03月23日 イイね!

監督

監督 全国紙・朝日新聞のニュースサイト「朝日新聞DIGITAL」および関西ローカル局・朝日放送(ABC)が共同で運営する「バーチャル高校野球~第90回記念選抜高校野球大会」のコンテンツから

 『センバツきょう開幕 母校率いる3人、監督で気合再び』および
 『慶応のプラカード、点足りない誤り 選手「点取り返す」』に注目。



 春の甲子園大会も始まり、いよいよ球春到来。
 個人的には金属バットの鋭い打撃音が苦手なので、ずっとTV観戦することもなければ、甲子園球場まで応援に出向くこともないのだが、出場選手には間違いなく週末昼間の神宮球場で再会するアスリートが含まれていて、関心を外すわけにはいかない。

 特に、我らが東京六大学の直系・慶應義塾高等学校の選手は、多くが来年以降の大学體育會野球部のメンバーとして、名を連ねることだろう。
 因みに、同校正捕手の善波君は、父君が明治大の野球部監督という血筋である。


 ところで慶應義塾高の森林監督は、系列の小学校(広尾)で教諭として勤めながら、高校野球部(日吉)の監督という異色の経歴をお持ちで、日々広尾と日吉を行き来されているそうだが、紛れもなく同校OBである。

 冒頭の記事では、母校の指揮を執っている監督が3人(校)しかいないように読めるが、重大な漏れがあることを指摘しておきたい。


 記事を執筆したのが、仮に早稲田OBOGなのなら、或いは意図的に紹介しなかったのかもしれないが(苦笑)、単に知らなかったのなら取材能力の拙劣さを問わねばならない。
 朝日新聞および朝日放送の猛省を促す。


 監督がOBとして紹介されなかった上に、よもやのプラカード誤表記が起きるなど、余計なトラブルに巻き込まれた「塾高」に、同情の念を抱かずにおかない。
 簡略化した「応」の字ではなく、社中(=慶應義塾関係者)が常用する「應」の字だったなら、パーツが剥がれ落ちることもなかったと憤慨しているファンも多いことだろう。


 「そういや、そんなことあったね」「取り返した点が多すぎて、また誤字」と笑い飛ばせるような躍進を、遠く関東から期待するところである。





Posted at 2018/03/24 16:44:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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