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2018年03月02日 イイね!

球数

球数 スポーツ紙・報知新聞が運営するニュースサイト「スポーツ報知」の配信記事から、麗しき大学野球に関する記事2題
『首都大学野球で球数制限導入 前日に121球以上投げたら50球まで』および
『大学野球の球数制限導入、首都大学連盟以外の各連盟に広がるかは疑問符…アマキャップの目』に注目。


 記事の本題とは離れたところで恐縮だが、最初の記事で用いられている首都大学野球リーグ・東海大の選手たちの画像はいいとして、次の記事で掲げられているのが東京六大学野球リーグの始祖たる慶應大の左腕・高橋(2年・川越東高)なのは、些か違和感を禁じ得ない。

 首都大学野球リーグが取り組む投球数制限制度に関し、東京六大学始め他リーグが追随して来ないことを伝える記事であるからなのだろうが、あくまで首都大学野球リーグが主体的に進める改革なれば、何も他リーグの選手を大写しにする必然性は低いように思う。

 「球界の盟主」を気取る某球団ベッタリの報知新聞なれば、監督が直接的な先輩にして同姓であることを意識し、忖度したのだろうか。

 東京六大学野球ファンとしては、来るべき春季リーグ戦を牽引するであろうタレントの写真が使われること自体に、悦びを覚えぬでもないが(笑)。



 さて本題の投球数制限であるが、個人的には果たして実効性はあるのかと、疑問を禁じ得ない。

 いわゆる勝ち点制を採用するリーグ戦においては、1回戦で先発したエースが2回戦でリリーフ登板して連勝を期し、ダメだった場合は3回戦で先発登板するのが常である。

 どうやら121球以上投じた場合に、翌日の投球数が50までに制限されるだけのようで、翌々日については何も規定が無い。また、雨天順延で日が空いた場合は適用されない。

 2回戦の登板が、双方譲らずに延長戦に突入するなど相当なロングリリーフにならない限り、ほぼ適用される試合は無いものと想像する。



 ただ、首都大学野球リーグや東都大学野球リーグなど複数部制を布くリーグで、タレント不足乍ら絶対的なエースを抱えるチームが、仮に下部へ転落の危機に在る場合、勝ち点奪取を期し有能な選手を酷使してしまう可能性は否定し得ない。

 また将来的には少子化が更に進行し、試合を作れるピッチャーを複数確保できないチームが増加すれば、地方リーグを中心に同様の懸念が増大する。

 よって、前段で指摘した通り実効性には疑問を抱きつつ、取組みそのものは評価すべきであると考え、今後の展開を注視していきたい。




 ところで「そもそも論」になるが、選手の負担軽減を絶対的な目標に据えるのであれば、試合数に制限の無い「勝ち点制」を廃止し、1カード2試合固定の勝率制に移行すれば、極めて実効性の高い対策となる。

 しかし、兎にも角にも相手を凌駕することに主眼を置く対抗戦思想に立脚し、世代を超えた永遠の果し合いを演出してきた現行の「勝ち点制」を捨て去るのは、ファンの立場でも抵抗感が大きい。

 伝統的なスキームと、将来あるアスリートの健康を両立させるにはどうすべきか。
 首都大学野球リーグの取組み以外にも佳き知恵が有れば、是非俎上に載せ議論を深めてもらいたい。



Posted at 2018/03/04 10:26:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | 日記

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何シテル?   04/18 19:29
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