
バンコク2日目。
今日は有名なお寺を見に行く予定です。
が、朝9時頃腹の異変に気付きトイレに駆け込むと下痢…。
昨晩の辛味加えすぎたクイティアオだ。寝る前に胃薬を飲んだのだが…。
便器に腰掛けながら冷や汗が垂れてくる。吐き気さえしてくる。
なんとか用を足してベッドへ戻ると尻の穴が噴火口のように熱いのに気付く。
生まれて初めての体験。とりあえず横になって1時間ほど寝ました。
起床予定の10時半に起きるとケツの穴の灼熱と胃もたれは若干治まっていました。
同部屋のカズキにケツ穴と腹の不調を訴えると、じゃあ朝飯は刺激のないものにしましょうと提案してくれた。
ホテルからスクンヴィット通りに出て少し右に行った所にある中国風の店に入店。
ベーグルのサンドと紅茶で優雅にブランチ。

なんてぐうたらでブルジョアな生活なんだ。
ワット・ポーという寺に向かいます。ワットは"寺"という意味らしいです。
地下鉄(MRT)でスクンヴィット駅からフアランポーン駅まで乗車。
フアランポーン駅からはタクシー拾ってワット・ポー着。
帰ってから調べたんだけど、ワット・ポーは日本語で涅槃仏寺なんて呼ばれててバンコクで最古の歴史を持つ寺院らしい。
巨大な仏様が寝そべってるので有名なお寺です。
隣にワット・プラケーオ(エメラルド寺院)って有名な建物もあるようですがこちらは服装に規定があり、短パンが2人いた僕ら一行は断念。
有名な観光地と言うこともあり日本人含め色んな国の人がいました。
涅槃仏のある建物に靴を脱いで入る。
空調がないためなかなかの蒸し暑さ。
寝そべった仏様。デカい。

デカい。全景が撮れない(笑)
柱に描かれている絵を修復しているようでした。
涅槃仏の向かい側の壁に描かれていた絵。

日本で言う戦国絵巻みたいなもので、タイの国の成立の様子を描いたものらしい。

天気は上々…のハズだが突然雷鳴が。
遠くでスコールが来ているようでした。

入り口で花とお線香と金箔を買い、お線香と花を供えた後、金箔を奥にある仏像に刷り込むとご利益があるらしいです。
白人の女の人が「ワーォ…」と嘆息してたのが印象に残ってます。
ワット・ポーを一回りしたため、次は川の対岸にあるワット・アルンへ向かう。
渡し舟で対岸へ渡ります。料金は確か3バーツだったかな。

この川が有名なチャオプラヤ川。
渡し舟には操舵士とは別に桟橋に縄を括り付ける役の若者が乗ってたんだけど、こいつがなかなか笑えました。
出航間際に明らかに乗れるタイミングで客が2人来たんだが、平気で無視して行ってしまった。
乗車拒否された2人は憮然とした様子で桟橋の橋から離れていきました。
渡し舟はなかなか心地よいもので風が気持ち良かった。
汗も船に乗っている間はスーッとひいていきます。
5分もかからず対岸に到着。
ワット・アルン入りです。

このお寺は三島由紀夫の『暁の塔』の舞台になっているらしいです。
模様とか敷地内の構成がタイっぽさ満開でイイね。
真ん中の一番大きい塔に登れます。

ワット・アルンは階段がむちゃくちゃ急でなかなかしんどい。
多分後ろに転んだら軽い怪我じゃ済まんと思う。

中段より。

頂上へ続く階段。写真じゃあまり伝わらんと思うけど、ハンパじゃない急階段です。
これは落ちたら大怪我…打ち所悪けりゃ死ぬかも…。
猛暑からくる汗とは別の汗も垂れてくる。
登り降りする観光客が皆へっぴり腰で笑えます。
一応頂上へは四方から階段が延びてきているんだけど、通行が許可されてるのは一つだけです。
他の3つは更に急階段、というより垂直に近い。
きっとケガ人とか出て閉鎖されたんじゃないかな。
神様のいる所は高く険しい場所なんだ。

バンコクの市街地を望む。眺めはなかなか。

うん、来れて良かった。
再び渡し舟で対岸へ戻る。
が、財布を見ると3バーツがない。
ないというと語弊をを生むので言っておくと、細か過ぎてないのだ。
こんな小さな船着場で1000バーツ出してもお釣りなんて帰ってこないんです。
前にいた友人・マルくんを呼び止め金の無心をする。
と、近くにいた日本人の女の子が、3バーツありますよ、って声を掛けてくれた。
幸いマルくんが持っていたので借りてその場は凌げました。
船賃払うのに戸惑ってたら先頭にいた友達2人が乗った船が行ってしまった。
仕方ないのですぐに来る次の船に乗ることに。
さっき声を掛けてくれた女の子と話してみると、九州から一人旅でタイに来ているらしい。
なんて逞しいんだ…。気が弱い俺には至難の業です。
すぐ次の船が来て、対岸に到着。
女の子にお礼を言って先に行ってた友達2人と合流。
バックパッカーが集まる屋台通りがあるということなんでそこに向かうことに。
トゥクトゥクに初めて乗ったけどドライバーの若者がなかなか荒いさんな兄ちゃんでした。
スピードが早いのは当然で、大外から抜かしまくるは逆車線にはみ出るはやりたい放題。
先導役・カズキが話すところではトゥクトゥクのドライバーは若いほど運転が荒いらしい(笑)

10分ほどで通りに到着。
なるほど。デカいディパック背負った人がたくさんいる。
フルーツ、Tシャツ、サンダル、タトゥーありとあらゆる店が商売をしまくってる。
安宿も多く、この界隈を拠点にしているバックパッカーも多いらしい。
とにかく賑やかな場所でみんなそれぞれの旅を楽しんでいる雰囲気でした。
あまりに暑く喉も渇いたのでフルーツをみんなで購入。
つまみながら通りを歩く。この頃には僕の腹とケツ穴の調子もほぼ完治しておりました。
その後一度ホテルへ戻ることに。
フアランポーン駅まで再びトゥクトゥクで向かいます。
今度のドライバーは年配のおじいちゃん。
運転も若造のように飛ばさず安心して乗れます。
15分くらいでフアランポーン駅着。MRTスクンヴィットへ。
少しホテルで休憩した後、最近スクンヴィット駅のすぐ近くに出来たというターミナル21へ行ってみることに。

ここは本当に新しくてキレイな建物で、若者の買い物スポットですね。
フロアごとに"TOKYO"とか"ROMA"とか"LONDON"とか名前が付けられてる。
上階にはレストランフロアがあり、そこにあった日本食料理店で遅めの昼飯。
僕は鯖の煮物の定食をチョイス。なかなか美味い。
異国の地で味噌スープを飲めたことに密かに感動。
タイの日本料理には漬物の代わりに何故かキムチが付いてきます。
タイ人が勘違いしている点のようです(笑)
メシ後、少し買い物。僕はTシャツを買いました。
再び一度ホテルへ戻り、歓楽街・パッポンへ行くことに。
タクシーを拾って向かう。
バンコクのタクシー運転手は気分屋というかなんというか、行き先の注文が多い。
遠いから嫌だとか、逆に近いから嫌だとか、そっちは渋滞するから嫌だとか平気で乗車拒否してきます(笑)
だからなかなか捕まえられない時も多い。
今回はそう時間かからずに捕まえることが出来ました。
目的地に着き、とりあえず腹ごしらえをすることに。
バンコクに住んでたカズキがよく知ってる店に行くことに。
が、店があるのは日本で言うと新宿2丁目のような場所。ゲイゾーンがある一画。
呼び込みで引っ張ってくる力もナナプラザのそれより破壊的。
メシ食べるために入った店の店員もなんかゲイっぽい。
夕飯はタイカレー食べました。ここのも美味かった。
いや、タイカレーホント美味しいです。一度腹いっぱい食べたい。
パッポンは広くて屋台もたくさん出てました。
カズキが、ムエタイショーをやるゴーゴーバーがあるって言うのでみんなで行くことに。
30分くらいすると突然音楽が変わり店の中央にリングが出現。
ボーイと、さっきまでこすりやってたDJでせっせと設営作業。
まもなくボクサーが2人現れる。
氷水を飲みまくったり近くに居たゴーゴーガールと談笑してたりしたのをよく覚えてます。
ゴングが鳴って試合開始!
このショーに出てるのはアマプロみたいな感じの選手らしいけど、やっぱ間近で見ると迫力ありますね。
キックした勢いそのままにリング外に飛び出てしまった一幕も。

最後にチップを渡してあげます。良いもん見さしてもらえましたー。
この後屋台通りをふらっとした後各自自由行動をすることに。
カズキが、この通りを真っ直ぐ行けばスクンヴィット駅ですって教えてくれ、昨晩遊んだナナから大して離れていないという意外な事実が発覚。
初めての土地では方向&距離感覚がわからなくなります。
みんなメシ食いに行ったり悪い事しに行ったり思い思いの場所へ。
僕はというと暑い中結構歩き詰めだったということもあり、疲れたので屋台街とか街をフラッと歩いた後ホテルへ帰って休みました。
実はこの時点で時刻は深夜2時。
こんな時間まで夜遊びしまくったり1人でほっつき歩いてても危ない目に遭ったり危険なシーンを目撃することがほとんどないバンコク。
ホントに良い街です。まだ2日しかいないけど好きになりました。
PS.深夜3時頃に誰かが部屋に入ってきたような気がしたけど、翌日聞いたら夜遊びから帰ってきたカズキとマルくんでした。
明日はバンコク3日目。