こんにちは♪
いよいよ最終回です(笑)
最後は4号機のお話です。4号機は1992年~2006年。3号機からの変更点は、
・ 再遊戯 (リプレイ) の導入
・ オートリセットの搭載 (それまでは店員が鍵でリセットしていた)
・ 販売する機種に制限がなくなった
・ BIGボーナス中のボーナスゲーム当選回数が6回から8回へ。当然REGボーナスも同様
また様々なタイプの機種が販売されたので最初に説明します。
① 技術介入機の登場 代表機種 クランキーコンドル ユニバーサル販売 1995年
この機種が登場するまでは 『ただ只管リーチ目が出るまで打つ』 であったのが特定の小役を毎ゲーム狙い、
BIGボーナス中に少しでも多くのコインを獲得するためにリプレイをハズしたりといった今までとは違った
ゲーム性を世の中に出した最初の機種です。
技術介入を駆使すると機械割 {(払出枚数 ÷ 投入枚数 )× 100 } は最低設定でも100%オーバー。
以後の機種は技術介入をウリに販売された機種も多かったです。
4号機の中では確実に勝てた機種ですね。大負けすることも少なかったです。
リーチ目は超有名な青7上段テンパイ (通称青テン)、中段赤7テンパイ、左上段青7、コンドルからの右下段
チェリー付き7、中段リプレイ・リプレイ・スイカ (通称リリス)等多数。
東京のグリンピースに長年設置してあり、仕事帰りには打っていましたね。
クランキーコンドルの他には 『花火』 『バーサス』 『レッツ』 『ゲッターマウス』 『サクセション』 等ユニバーサル
系の台が多かったように思います。
② CT (チャレンジタイム) 機の登場 代表機種 アステカ エレクトロコイン 1999年
1998年に認可されたもので、BIGボーナス終了後にCT抽選し、当選すると201枚以上の獲得又は150ゲーム
以上のゲームで終了します。リールの制御が無制御になるので通常では滅多に揃わない小役が目押しで
狙えば揃えられるようになります。大概CTを搭載している機種はBタイプ (ボーナスゲームが2回のタイプ)
だったのでBIGボーナスの確立も高く、CT中にBIGボーナスフラグを引くことも多々ありました。
基本的なCT時の打ち方はCT規定ゲーム数の前半でCT獲得枚数の上限付近まで小役を取り、後は獲得枚数の
現状維持化を図る。ただこれだけです。アステカの場合デカチりと呼ばれる15枚小役を185枚付近まで取り、
5ゲーム間は小役を外し、6ゲーム目にデカチリの15枚役を獲得する。これを149ゲームまで継続させ、
150ゲーム目でデカチリを獲得してCTを終える。また、アステカは最高設定6の機械割が119%と非常に高く、
運が良ければ万枚 (等価交換で20万円)、平均でも5000枚以上 (等価交換で10万円) 獲得できたって
ことなので設定6に当たった人はウハウハだったことでしょう。
他には 『ウルトラマン倶楽部3』 『ジャパン2』 『ワードオブライツ』 『ピンクパンサー3』 等。
③ 大量獲得機 アルゼ (旧ユニバーサル) 大花火 1999年
『期待値方式』 により4号機の規定における最大獲得枚数が711枚に上げられたことにより可能になりました。
分類はAタイプA700タイプ。A700とかA600っていうのは獲得枚数の上限が700枚、600枚取れますよの意。
筐体上部に 『鉢巻リール』 と呼ばれる演出リールが付いており 『大当り』 で止まればボーナス確定。
BIGボーナス中は 『3連ドンちゃん』 と呼ばれている絵柄を目押しすることにより15枚役を獲得することができます。
BIGボーナス中のゲーム数を延命するためにはリプレイ外しをしなければならないが、左リール中段に
HANABI絵柄をビタ押ししなければならず難易度は激高でした。3連ドンちゃんを目押しすることでも4分の3で
ハズすことはできました。
この機種も設定6の機械割は119%でフル攻略で130%を超えていたと思います。
他には 『B-MAX』 『タロットマスター』 『吉宗』 『ホットロッドクイーン』 等。
④ ストック機 山佐 キングパルサー 2001年
4号機の途中で規格の解釈により誕生した。詳細は
コチラ (笑)
大概がテーブル管理となっており、規定ゲーム数到達でボーナスを放出するといった感じものです。
放出までのゲーム数でよく使われたのが32ゲーム以内、128ゲーム以内、256ゲーム以内、512ゲーム以内等。
キングパルサー (以下キンパル) の場合も128ゲームまで。それ以降は512ゲームまで。それを超えると
いつ当たるのやら ・・・
大連チャンもあまりありませんでしたが、ゲーム性が秀逸でよく打っていました。
他には 『北斗の拳』 『押忍番長』 『主役は銭形』 『秘宝伝』 等。
⑤ 沖スロ パイオニア ハイハイシオサイ 2000年
沖スロはアメリカの統治下に置かれていたことからスロットの導入は早かったらしいです。
コインの大きさはφ30で本土仕様のコインφ25より一回りも大きいです。最後に 『30』 って表示されます。
富山に沖スロが導入されたのも2000年を過ぎた辺りからで、殆どが裏モノでした。
連チャンすれば32ゲーム以内に当たる 『32ver』 が殆どでした。
あまり設置店はありませんでしたが、ハイエナ等で結構稼がせてもらった記憶があります。
他には 『シオサイ30』 『HANA HANA30』 『ビッグシオ30』 等で大半がパイオニア製でした。
⑥ AT、ART機 獣王 サミー 2000年
AT (アシストタイム)、ART (アシストリプレイタイム) の略で内部では小役が成立しているのにストップボタンの
押し順が違うと小役を揃えることができない機種が誕生し、あっという間にホールを席巻しました。
この小役の押し順を教えてくれる (アシストしてくれる) 機能をAT、リプレイの押し順まで教えてくれる機能が
ARTとなります。
このATとかARTを獲得するにはAT、ARTのフラグを成立させなければなりません。成立させるには
BIGボーナス中やボーナス後にAT、ARTに当選することですが外部からはわからないです。
獣王に関しては常に12種類の15枚役が成立しているのですが、成立していない時は 『チェリー』、 『リプレイ』、
『BIGボーナス』、『REGボーナス』 『ハズレ』 のいずれかが成立となるのですがこの中の 『ハズレ』 が一番
重要で、この 『ハズレ』 出現時にATのメイン抽選している点です。それまでは 『ハズレ』 は単なるハズレ
でしかなかったのですが、この機種でハズレが一番の重要役なのでバカにできませんでした。
因みにヴィンテージが初めて万枚を出したのもこの機種でした (15000枚出て換金25万円)
⑦ 4号機の中でヴィンテージが一番おもひで深い機種 北斗の拳 サミー 2003年
現在でもホールで活躍中の北斗の拳ですが最初に登場したのが2003年の4号機時代。
初代北斗の拳はCタイプのパチスロでBIGボーナスがないタイプになります。
BB (バトルボーナス) という10ゲームの小役ゲームとREGボーナスで形成されます。
BBは通常時にストックされ、レア小役と呼ばれる通常時に出現する確率の低い小役を引くことによりBBの
高確率 ⇒ 前兆とランクアップしストックが放出されます。
BB1ゲーム当たりの獲得枚数は約150枚。これが5連チャン、10連チャン、20連チャンと続く。
BB10ゲーム以上続くと 『愛を取りもどせ』 が流れ、20連チャン以上するとラオウ昇天エンディングが見られます。
1日当たりの最高獲得枚数が21000枚。(換金したら35万円)
1時間当たりの獲得枚数が最高で3250枚。(換金したら54,100円)
今のクソAT、ART機とは比べ物になりませんよね。
ではラオウ昇天の動画をどうぞ
6回にわたりお付き合いしていただきありがとうございました。
いじょ 完。