2012年10月08日
おはようございます♪
久々に西日本ケミカルさんのブログより研磨に関する記述がありましたので紹介しておきます。
以下全文を掲載します。長文になりますが興味のある方は最後までお付き合いを!
コーティングを追及しようvol.6では、コンパウンドとバフの関係についてお話しようと思います。
細かく分ければ、両者色々な種類がありますが、基本でお話します。
コンパウンドには、
・細目
・極細目
・超微粒子
バフには、
・ウール
・細目
・極細目
・超微粒子
とあります。
このコンパウンドとバフを組み合わせで研磨へ移るのですが、組み合わせはたくさん出来ます。
一般的に深い研磨をしようとすると、
・コンパウンド:細目
・バフ:ウール
となりますね。
そして、最終研磨は
・コンパウンド:超微粒子
・バフ:超微粒子
となると思います。
これは両極端の磨きの場合ですね。
さて、それではあまり磨きたくないけど 「コンパウンド:極細目」 「バフ:極細目」 では、物足りないときどうすれば?深い研磨時と同じ工程で行えば大丈夫だけど、そこまで必要はない時。こういったときに、コンパウンドとバフの組み合わせを変えていきます。①
大まかに言いますので、実際には違いが出てきますが、
コンパウンド:細目
バフ:超微粒子
の組み合わせと、
コンパウンド:超微粒子
バフ:ウール
の組み合わせは、同じような研磨が出来ると想定してください。
コンパウンドと、バフのどちらで研磨力を持たせ、どちらで研磨力を下げるかです。
マニュアル通りに考えるとこういう組み合わせは考えない事ですので、お話をさせて頂きました。
私は、一番最初にポリッシャーを握ったときは、マニュアル通りに使用しました。それが正しい!そしてそれ以外の組み合わせなんて思いもしなかったから。
当店をご利用のお客様はそんなの知ってる!って方も多いと思いますが、[コーティングを追及しよう]では、基本スタートですので書いておきます^^
そして、この組み合わせにポリッシャーをさらに組み合わせます。
・(研磨力 大)シングルポリッシャー
・(研磨力 中)ギアアクションポリッシャー
・(研磨力 小)ダブルアクションポリッシャー
一番削れるのは、
・コンパウンド:細目
・バフ:ウール
・ポリッシャー:シングル
ですね。これは初期研磨に用います。
一番削れないのは、
・コンパウンド:超微粒子
・バフ:超微粒子
・ポリッシャー:ダブルアクション
ですね。これは最終バフ目消し研磨に用います。
このポリッシャーの組み合わせも変える事で、研磨力を変化させれます。
コンパウンドとバフは上記説明のように、バランスを考えて決めて、さらにポリッシャーを何にするかで、研磨力をさらに変えていきます。②
おおまかに、
・コンパウンド:超微粒子
・バフ:超微粒子
・ポリッシャー:シングル
の研磨力と、
・コンパウンド:細目
・バフ:ウール
・ポリッシャー:ダブルアクション
の研磨力は同じぐらいだと想定できます。
このようにして、コンパウンドとバフとポリッシャーの関係を理解すると、より一層磨きが楽しくなるのではと思います。
現在では、ロングウールバフとダブルアクションでの研磨で、シングルポリッシャーとウールバフ並みの研磨力を持たせることも出来てきてます。
塗装が薄くなってきている塗装に、シングルポリッシャーとウールバフで削りすぎるのを防ぐ目的もあるかと思います。
ダブルアクションは、回転しながら叩くように研磨すると思いますので、熱で加圧して研磨するのではなく、布団たたきで汚れを叩き出す様なイメージでしょうか、、、
という感じで、[コーティングを追及しよう vol.6]とさせて頂きます^^♪
長文掲載となりましたが如何でしたでしょうか?
近藤氏らしいプロの説明だと思います。
わたくすも色々な方から研磨についてのアドバイスを求められますが、一貫して言っているのは
1 必要な機材、バフ、コンパウンドの選定
2 最初は先ず 「超微粒子+仕上げコンパウンド」 から
3 消したい傷がどのバフ+コンパウンドの組み合わせで消せるのか
4 失敗を恐れず場数をこなしていく
です。各々を説明しますと
1 最初は有名で無難なところから購入すべし
2 初心者はまず仕上げから徐々に番手を粗くしていく
3 極力、最短回数で磨かなければならないので見極めが必要
3 ポリッシャーの動かし方を、力の入れ方を一定に保つ
4 上記3、4を実践するには何よりも場数をこなすこと
近藤氏の説明で重要箇所に①、②の番号を振り下線を引きましたが説明しますと
① ある意味応用編で、バフとコンパウンドの組み合わせで 「何番の傷が消せるか」 を理解していないと絶対にできません。極端に粗目の番手を使ってしまい、その傷が消せなくなってしまう恐れもあります。
② 理想は仕様の違うポリッシャーを3種類持っていれば問題ないですが、大概ギアかダブルなので、あくまでも自分の機器に応じたポリッシャーでバフ+コンパウンドの組み合わせを考えることになります。
わたくすも偉そうなことは言えませんが、会社の塗装プロからいつも上記のことについてダメ出しを喰らっています。以下のように
「場数をこなせぃ~」 と。
研磨は文面で説明するのは簡単ですが、いざ自分で実践してみるとうまくいかない場合が多いです。
ギャグではありませんが、近藤氏にプロヴァイドさんのような 「磨き講習」 なんてものがあればいいな~
皆さん、研磨頑張ってみましょう!
Posted at 2012/10/08 07:59:22 | |
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