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イイね!
2023年11月07日

Birel N35 192cc4ストロークカートについて

愛車でもないし、レンタルカートでもあるので誰でも乗れるし、というとこもありとりあえずインプレッション。

というかレーシングカートはストリート車両などとはだいぶ違いますからね。小さく軽いのもあって比較もできないけれど差が大きすぎて参考にもなりにくい。ただはっきり言えるのは丁寧で精確な操作によりようやくきちんと動く、ということがそのままドライビングスキルに直結します。

なにせ普通の車では多少どころかラフに運転してもほとんど問題が発生しません。しないように作られています。
かといって、硬い動かない足に食わないタイヤを履かせたところでカート程の酷い動きにもなりません。レーシングチューンをしたところで限界があります。まあ10分の1以下の重さに全く動かない硬いタイヤという組み合わせからくる急激な挙動は、しかしドライバーに精密な操作を強要するだけではありません。ローパワー・コンパクトという構造から多少のラフな動作も単純に最悪の事態へ繋がらない「安心感」を産みます。

ようするに、素人が適当に何をやってもまず問題にならないのです。ま、速度も出ないし。うまい人がすごい速度を出してる時には危ないですがね。まず速度が出ない場所だし、ぽっと乗り始めではそもそも良い速度まで至りません。

体感ではなかなかわかりにくいんですが、レーシングカートはエンジンがピーキーで、ある程度回転数を上げておかないとパワーもトルクもありません。
だので、基本アクセルを踏みっぱなし。変にロスが発生したらした分だけ素直にタイムが落ちます。
よくドリフトしますが当然のようにドリフトした分だけタイムが増えてます。
とはいえ、実際には常に細かいスライドがあり、外見では所謂「多角形コーナリング」になってることもしばしば。
特にレンタルカート用の耐久性のあるタイヤはグリップしません。ヨーによって小刻みにスライドします。
レンタルカートに初めて乗って、アクセルを踏んだ時に感じるなんとも言えない感覚、踏んでも前に出ない、出ると思ったら急に出る。かと言ってコントロールができないところも独特と言えるでしょう。
アクセルはほとんどオフかオン、基本アクセルワークは小刻みになります。
でも慣れてくれば踏み切るか抜いてるかのどちらかだけ。
基本全開、コーナリングでコントロールする際に抜く。ある程度は踏んでいないとスピンモードに入る可能性もあり、完全に抜くのはブレーキを踏む時だけ。
ヨーを起こせば即座に車体が反応して向きを変えるのも独特。だので、ブレーキは踏まないのを最初に学ぶくらい。なにせ、ブレーキを踏む際に少しでも舵角があればそちらに向こうと瞬時にスライドするのだ。

レンタルカートの感覚としては、一応舵角を与えれば曲がっていくんですが、むしろ舵角は当てる感じ、そこからアクセルを抜くと曲がる。荷重を移動するのに自分の姿勢を変更したりして曲げてくのはバイクと同じ。
アクセルを踏んでいる限りは安定して前に進もうとして、アクセルを抜いたりブレーキを踏むと一気に旋回できる。
問題があるとすれば、速度調整というところかもしれない。
レンタルだとまずオーバースピードを気にしなくてもそこまででてないので、最初の内はアクセルを抜いて曲げやすくしつつ、ステアリングが利くかどうかを確認してクリアできるかどうかを見ながらアクセルを踏んでいく感じ。
踏めばアンダー、抜けばオーバーに向きを変えていく。

もちろん、これはどのシーンでも使えるので、車の向きを如何に制御していくかは最初に覚える楽しいお遊びです。
更にそこから速く走るには、如何にアクセルを開けていくかなので、ヨーイングと加速が相反するものであることを次に知ります。
そのタイミングくらいで、ヨーイングと旋回の大きな差、アクセルを開けることと姿勢の関係がわかってきます。

サスペンションがない車体であるが故、ピッチングやロールという姿勢はありませんが、当然重要な荷重移動に結びついています。
ブレーキを踏んで姿勢を変化させるのではなく、ブレーキを踏む=リアタイヤから荷重を抜くと同義。
旋回をしている際は外側のタイヤに荷重が乗っている。
自分が望む挙動は、最終的には自分の姿勢を変化させてでも荷重を加えなければいけない。
カートではサスペンションという姿勢をつくる過渡的なパーツがオミットされているぶん、即座に走りに直結する。
その分、安定はせず、逃げもなく、過激に操作ができるとも言える訳です。また市販車では「足」が極めて重要であることが、ここで言うまでもなく指摘できるのです。
その辺はまた別のお話で。

カートで走るということは、ストイックに走りと触れることで、レンタルカートはタイムを刻む事ができるものであって、タイムを刻むためのものではないと思います。
レーシングマシンとスポーツマシンの差のような感じ。
レンタルカートに乗るってことは、その世界に触れるって事だと思うわけです。
まあ、うまく乗れるようになれば自動的にタイムが刻めます。
正しい運転を教えてくれる「時計」ですかね。運転する方法で刻まれる時が異なる時計。
滑らかに、淀みなく、そしてそれが正しく速いのであれば「それが正解」。

一度スポットで休みがあったら行こうかなぁ。ただひたすら全開続ける15分間。多分貸し切りになるから。
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Posted at 2023/11/07 20:07:28

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何シテル?   05/02 15:07
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