2泊目は、最初から泊まりたかった宿「くちのえらぶ」さん。
知人が泊まってスゴク良かったと聞いていた。
田代という場所。人家はここだけ。
細い村道を、案内板から右手に上がる。
すると、大きめの建物が。
これが民宿くちのえらぶ。
学校の建替時、以前の校舎廃材を活用したそうだ。
前庭がひろく、ジムニーを遠慮がちに停める。
さあ、中に入るのが楽しみだ!
階段を上り、ガラガラと戸を開ける。
ハッとする光景。
凄っ!!!となる。
玄関開けると、大きな共用フロア。
その向こう、開け放たれたところが額縁みたくなってる。
晴れていると、正面は薩摩硫黄島が見えるとか。
長い軒下には、チェアーが置かれている。
読書したり、ぼけぇ~とするのが、非常に快楽な場。
玄関入って右手が、受付(奥が調理場のよう)。
ここが評判の部屋らしい。
テレビも無く、ケータイ電波も届かない。
女性たちには最高の雰囲気だろう。
オッサンだってメチャ良かったぐらいだから。
ここは、メシも美味いんだ、これが!!!
食いしん坊にはタマラン。
きんぴらとかメンチカツとか、サラダとかの
よくありそうな一品も、美味いこと美味いこと。
雑穀米のご飯だったが、お櫃を空にしてしまった・・
伊勢エビは半身だが、これまた絶妙のゆで加減。
この日の同宿は男ばかり3名だったが、
みんなで美味い美味いと言いながら
殻を突っついて食い尽した。
ここは40年近く前に、この島に移住してきたご夫婦が
島でいろいろな生活をしながら始められた宿。
東京からの移住の経緯も、時代を考えると
その感覚や感性の鋭さや繊細さに驚かされる。
(冊子があるので興味がある人は一読おススメ)
この、いわば「何もない」島に
癒されに来る人にも
この宿は十分なものを与えてくれると思う。
自分は主目的がちがったけど、そう実感。
「癒し」「のんびり」「なごみ」「ふれあい」「秘湯巡り」…etc
どんな目的でもいいと思う。
センスもあり、宿のオーナーたちの生き方もあり、
そんな宿にこの価格で泊まれるなんて・・・あり得んやろ。
後に、ここを教えてくれた知人と交わした言葉だ。
また行きてぇ。
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ジムニー | 日記
Posted at
2014/12/17 18:41:52