鳥研
鳥料理好きを公言できる方にはオススメ!
2011年06月07日

鳥研・・・。鳥軒ではなく、鳥研。 まるで大学のサークル(鳥研究会)のような名前のこのお店、 奈良では知る人ぞ知る、めっちゃうまい鳥肉が食べられるお店です。
くわしいお店の場所は書きませんが、奈良市内から、天理に抜ける抜け道の途中、竹やぶの中の一本道を進むとそこに鳥研はあります。「お店」の雰囲気を全く感じさせないたたずまいに、鶏舎のにおい。
もしもあなたが「鳥料理大好き!」と人に言えるのであれば、一度は行って、損のないお店です。
・・・ただ、そんなに鳥料理が好きでないならば、ちょっとキツイ・・・かな。
鳥好きの友人と二人で行った際の様子を以下に記してみたいと思います。
メニューは飲み放題・食べ放題(2時間半)で、5000円のコースを選択。
鉄板焼き、鳥のお造り、鳥のから揚げ、鳥鍋、シメにラーメンといった内容。
(鉄板焼きだけ、とか、鳥鍋だけ、というメニューもあり)
食べ放題コースの最初は鉄板焼きから始まるのですが、お店の人によるとこれは鉄板ではなく、溶岩石から作ったもののようで、…何と呼べばいいのでしょうか、石板?石でできているので、割れることもしばしばあるとのこと…ひとつ8000円のこだわりの調理器具のようです。
確かに火をつけると鉄板と違って、表面からフツフツと鳥の脂が湧き出てくるのが分かります。「過去にここで焼かれた鳥たちの脂が、今回の鳥に加勢してくれている…」という感慨を覚えます。
充分に鉄板(便宜上「鉄板」と表記します)が温まったとこに、玉ねぎなどの野菜を鉄板の周囲に配置します。…これはこのあと載せる鳥皮から容赦なく脂が出てくるので、その脂が鉄板から流れ落ちていかないように堤防を築くわけです。
堤防が築けたとこで、おもむろに鳥皮、そして鶏肉を焼いていきます。
焼き上がった鶏肉を口に入れると、素直な心の声が聞こえてきます。…ウマイ…
その頃には鳥の刺身も到着。(4人前くらいの刺身が一人一皿)
話すことも忘れて、刺身を食べます。
そして本当の闘いはここから始まります。鉄板の上で熱っせられた脂は、容赦なく我々の露出した肌を狙ってきます。
それにしてもウマイ……
この頃に唐揚げが登場。非常にシンプルな…いわゆる香辛料にまみれてない…お肉で、一気に片付けます。
鉄板焼きの玉ねぎも、鳥の脂を吸って、焦げることもなく、ホクホクな仕上がり。カリカリに焼けてきた鳥皮もまたおいしい。
「ウマイ」と「スゲェ」を繰り返す我々にお店のおばちゃんから「お代わりどうしましょ?」の声。そう、これは食べ放題のコース。思わず「お願いします!」って言いそうになるのを「鳥好き」という以前に「一人の大人」である我々は、お代わりをお断りします。…このあと鳥鍋が待っているということを忘れてはいけません。
鉄板が片付けられ、既に満腹気味の我々の前に、鍋が登場します。「ミニサイズ」とかではない普通サイズの土鍋です。
…とりあえずダシを味見
まあ!なんということでしょう!!このダシのおいしさは!!!
塩ベースに鳥のホントによいエキスが染みでてる感じ。ダシだけ持って帰りたい!と強く感じました。
普段僕はどちらかというと少食なのですが、この鍋の前では「苦しいんやないかなぁ」と囁く胃袋サンに「絶対ウマイやないか!」と叫ぶ脳みそのダンナが勝ってしまいます。…確かに「一気に鍋を平らげる」わけにはいきませんでしたが、でも確実に片付けました。
ちなみにここで、店のおばちゃんは「鍋のお代わりどうしましょ?」なんてことを笑顔で聞いて来られます。…まあ、即答でお断りしなければならないのが心苦しい。
…そして魅惑のラーメンを投入!麺自体は普通の冷凍麺だと思われますが、もうこの段階ではそんなこと、どうでもよくなってきます。
「もう無理やって言うとるやないか!」とかなりお怒りの胃袋サンに脳みそのダンナは「無理なんは承知しとる。せやけどどうにもならんのやぁ…。このダシにラーメン入れられたら…もうあかんのや。」と訴えてます。
確かに限界ではあるのですが、でも食べたい…。こんな店初めてです。
帰宅時も、お店の方々(店員さんなのか、ご家族なのか、店の人の友達なのか全く不明…入口の横で普通にテレビ観ながら普通の晩ご飯を食べておられる)も控えめに、ニコニコと「おいしかったかぁ?」とか「また来てやぁ」なんて言うてくれはります。
まさに、この感覚は田舎のおばあちゃんの家を辞するときの雰囲気。「まあ、また近いうちに寄せてもらいますわぁ。おおきに」なんて言葉も自然と出てきます。
鳥研…。そこは一度行ってみて損のない魅惑的な空間。立地、メニュー、味、お店の方々のやさしさ。そのどれをとっても素晴らしいお店です。
ちなみに飲み放題は、ビールとかチューハイを自分でサーバーから注ぐシステム。
「鶏肉はヘルシー!」なんて、ここでは言えません。
それほどしっかりと、「肉」を味わえます。
鳥研に行くと、軽く海外旅行にいってきたような気持ちになり、職場で同僚などに、そのすばらしさを伝えてしまいます。
鳥好きの方は是非どうぞ。
住所: 奈良県奈良市田中町655
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