2013年12月06日
「免許取る前に買っちゃったぜぇー♪」
と親友である相方から連絡が入り、いつもの集会場所に足を運ぶと… そこには…
ぴっかピカピカの… 赤/黒のCBXの2型が♪
「おぉ~いいねぇ~♪」とオイラも喜ぶ、16歳の春。
ようやく、これでオイラも仲間に隠し所有していた、真紅の400FX様のお披露目が近くなったと喜んだ。
当時は地元の同級生(少・中の幼なじみ)である悪友9人は毎日つるみ、バイクで走り回りはしゃいでいた。
そんな9人の中で相方が最も誕生日が遅く、彼の中免取得までは彼に付き合うべきだと感じ、オイラは地元の仲間との集会の時はFXを封印し、彼の中免を心待ちしていた。
※地元の走会チームは伝統で免許・車検必須であった。(この理由は数年後知ることになる。)
そんな相方が思いこがれていた愛機CBXが納車された記念日だった♪
まさに天国♪
今週中にはセンターで免許受験するからと相方は話をしていたので、安心していたが…
不安が残り、無免で乗らないよう彼に忠告していた。
その週末の夜…
大きな集会開始30分前、オイラが働いているガススタには…1台、また1台と仲間達が集合してきた。
GSX400F(赤)・RZ350(白/青)・RZ250(黒)に股がり3名様到着。
FZ400R(赤/黒)・CBR400F(赤)に乗り2名様無事到着。
「 君達の目の前…閉まったガレージの奥…真紅のFX…うふっ♪ 」
と心で笑むオイラはニヤニヤしていた。
そして…5台5名様が到着した数分後だった…
遠くから…爆音が…聞こえ…
遠くで………サイレン????
その爆音が徐々にガススタの方に近づいてきた…
わずか数秒後…
ガススタの前を…仲間の1人…ブルメタのFXが高速通過…
次いで…コミネデュアル上げた青/白のCBXがこちらを見て何かを騒ぎ通過…
そして最後尾から…相方が股がる赤/黒CBXが…
「 あの馬鹿… 」
3台の後方から覆面パトと交機パトがサイレン鳴らし追走…
ガススタではオイラ含めた6人は口をポカーンと…
その場は逃げきり…何とか振り切ったが…
地獄は…
数時間後だった…
CBXのナンバープレートを逃走中に落としており…
調べた交機はその親友の自宅前に待ち構えていて…
あえなく…免許提示を告げられ…
後日、他の二人も免許の確認だけで事なきを得たが…
親友は…CBXを一時没収され…
後日…行政処分に…もちろん中免取得出来ぬまま…終わった…
車両は親権者に返却後に警察から売却を勧められ…
しかし…仲間達が交互にその相方の親に頼み込み…
何とか他人に渡すことだけは考え直して貰えないかと説得かさね…
結果的に信用されていた、俺が譲り受けた。
スタンドのバイトで稼ぎ貯めていた金で譲り受けた…
本人がバイク屋で購入した額で買い取ると言ったが、無免の息子には絶対に乗せないという条件で安価となった。
あの時のツレがあまりにも悲運で…
相方の強い頼み(いつか免許取得し俺から買い取ると)もあって…彼の力となった。
そんな不運な赤/黒CBXは一時的にオイラの愛車になり、そのリアシートがツレの指定席になった高校時代。
本当は俺のFXと相方が乗るCBXでツーリングを夢みたが…
一瞬の気の緩みでご破算となってしまった。
ここから1年…
このCBXはセパハン/バックステップを組み、完全な峠仕様となり、レーシーな場面をオイラに教えてくれた。
結局、真紅のFXを仲間達にお披露目することになったのは…この出来事から数ヶ月たった16年目の暑い夏の夜となった。
今思えば、高校2年でこの単車を2台所有していたことは奇跡(軌跡)の何者でもないわね♪
※後日談 : 相方が20歳で中免取得し、このCBXの本当のオーナーになり現在22年目のCBXライフを迎えております。
ちなみに25年の時が過ぎ売価相場が4倍って奇跡だわさ♪
Posted at 2013/12/06 01:14:42 | |
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卒業車 今昔 過去 | 日記
2013年12月04日
「 渋いっちゃ? 気に入ったべ? 安く売ってやんよー。
だから、ちゃっちゃと免許取れ。」
2つ上の地元の先輩から声がかかった1985年の5月の緑眩しいある日の出来事だった。
その先輩から紹介されたガソリンスタンドのアルバイトを即決しご購入も即決した高校1年初夏。
朝の8時~夜の21時まで。最初の時給は650円だったかな。
もちろん高校には進学していたが、まともに午後まで机に座っていたのは入学から1ヶ月間程度。
ちなみに高校3年間で出席日数は恐らく半年程度…
が、何故か…
立派な卒業証書は今も実家の押し入れの奥に…
そんなこんなで、この年の夏には400FXは吾が輩の物に(笑)
しかし…肝心のオイラの16の誕生日はクリスマスの後…
バイト先では常に先輩の監視下のもと…
免許取得必須条件で譲ってもらっているので…
買ったはいいが乗れない日々続く…
バイト先で日中の暇な時間をみつけては、洗車し磨いて、イジイジを繰り返し…
営業終了時間にガススタのガレージにしまう生活が続く…
しかし…肝心のkeyは我輩が持っていた訳で…
先輩やらガススタの店長・スタッフ一同、はたまた常連客、大人達の目を盗み…
何度も何度も乗る…みたいな…試運転…からのぉ…♪
FXに股がりエクスタシーを感じてた場面例
①学ランまとい、朝夕の登下校ラッシュ時に爆音あげてシラーっとダブルきって走る♪
②ピンクの半ヘルかぶり地元を爆音あげてシラーっとトリプル決めて走る♪
すると高校にたまに顔出すと…「 ○○ちゃん赤いFX乗ってなかった? 」 とか。
地元の仲間達との会合に参加すると… 「お前、○○さんのFX買った? この前乗ってたべ? 」 とか。
敵対地区の輩どもには… 「ピンクの半キャップかぶった赤いFX誰か知ってっかー 」
ってことで問われるが…
当時は無免のチクリほど恐いものがなかったし、
何よりもFXを所有した秘密を通したく…
隠す美学を意識していた。
「 はっ? なにそれー しらねーよー 俺じゃねぇーよ 」
と、とぼけを貫き通した 15の昼~15の夜~でしたぁ♪
なにぶん、バイク好きの親父の影響で中学時代からモトクロスの真似事など125ccのスズキDRを山林に持ち込み訓練を親父から受けており、多少なり操作天狗になっていた。
しかし、ある日の晩に先輩から雷が落ちた。
無免許は絶対ダメだと…keyを没収された。
先輩が言った話を今も覚えている。
デカイバイクに乗るってことは解るか?
何か起こしたら、責任が自分で取れるのかってことよ。
責任取るってことの最低の3ヶ条は①まずは免許さ。
そんで車検、最後に保険だべ。
と15歳の俺に教えてくれたっけね。
当時の俺には免許以外は意味不明がったが、今思うとこの先輩は17歳でよくこんなことを知っていたなと、ビックリしてしまう。
そんなこんなで、オイラは青色のスカイ生活 "ホンダ スカイ 50cc" に戻り、16歳夢みた中型二輪合宿免許に向けて修行に入ったのである。
1986年1月某日。16歳、真冬。
場所: 福島県郡山市 西○自動車学校 合宿免許にて入校。
合宿時、内環を爆走する郡山道化師に遭遇し再感化♪
同年2月3日…取得…歓喜♪
16歳にて初のモーターライフ本格始動♪
寒い寒い冬のガススタのバイト終わり…
爆音上げて街へ流しにいったっけ…吐く息白い…
16の…夜…
Posted at 2013/12/04 01:38:17 | |
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