■H.O.SLOT CAR/TYCO社
車を運転するのもそうだけど、
車のスタイリングを見てるのも好きだ。
いや、実際、、、、色んな車のスタイリングを見ているのが一番好きだ。
その訳を考えてみると、中学生の時
大久保駅の塾の夏期講習で僕の隣に座っていた
崔くん(たぶん、華僑の子だったんだな、今思うと)が、
「いいもの見せてあげるよ!」って鞄の箱の中から
「スロットカー(コースレーンの上をひたすら走るモデルカー)」を
得意げに取り出した。
彼に「これから大人に混じってレースに行くんだよ」って言われて、
生まれて初めてのものすごい衝撃を受けた。
まるで神の啓示を受けたようだった。
その「大人に混じって」と「レース」ってフレーズにビックリしたのと、
彼の持っていた車そのものがとても素敵だったからなんだ。
正直、とても珍しくて、そしてとても羨ましかった。
当時、僕の地元では、スロットカーなんてやってる子どころか、
知ってる子そのものがいなかったんだ。
その後、1年も経たないうちに、神は僕にもチャンスをくれた・・・・。
地元にも、スロットカーレーンのある場所ができた。
名前はLiberty Landっていったっけ・・・・。
そこは文字通り、僕に自由を与えてくれた、
大人も子供もない不思議な国だった。
スロットカーレーンは8コースくらいで、
1周だいたい10秒くらいでまわってしまう。
そのくらい、車のスピードが速かった。
車はTYCO社製のやつでアメリカ製。
日本のtomyとかヨネザワで出してる家庭用の玩具とはワケが違った。
当時で、1台2000円くらいだったけど、
タイヤやモーターをチューンするパーツ類も豊富で、
改造すると5000円くらいになってしまった。
僕は、マリオ・アンドレッティの駆るアルファロメオ・マクラーレンと
ジル・ビルヌーブの駆るフェラーリ126CKのF1マシンを駆った。
毎日通ってたな。
大人たちはそれぞれに、カマロやマスタングやコブラを改造して
楽しんでいた。
やっぱり大人たち、、、、カラーリングが綺麗で、
色んな車がさまざまにコースレーンに登場した。
そしてお金がかかってる分、驚くほど速かった。
そうだ、思い出した。
僕の原点はここにある。
♪ビリー・ジョエル「The Stranger」
http://www.youtube.com/watch?v=BfBIvzVuh8g
Posted at 2011/04/27 01:44:09 | |
トラックバック(0) | 日記