推定可採鉱量約４億トン

写真は、秩父の羊山公園から見た武甲山（標高・1,304m）です。

武甲山の北側斜面は、ご覧の通り、岩肌が剥き出しの状態です。

なぜ剥き出しになってしまったかと言うと、ここは良質な石灰岩（セメントの原料）を産出するからです。
推定可採鉱量約４億トンと言われる国内随一の鉱山となっています。

武甲山の石灰岩は、中生代・三畳紀（約2億5100万年前～約1億9960万年前）に南の暖かい海で海山の周囲に出来たサンゴ礁が、プレートの移動で運ばれて来たものです。

石灰岩と言えば、和歌山の白崎海岸を想い出すのですが、あちらは、古生代・二畳紀に出来たものなので、これより古いものになります。

秩父と言えば秩父セメントや日本セメント（現在、両社合併し太平洋セメント）
セメントを輸送するのに秩父鉄道の役割が大きく、石灰岩採石は重要な産業の１つと言えると思います。

しかし、どこまで削るんだろう…（苦笑）

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