タブレットやスマホのカメラで書類を撮影する。

タブレットやスマートフォンに搭載されているカメラで書類を撮影できたら何が嬉しいか…
いっぱい、嬉しいことがあるんです（笑）

例えば、契約関連の書類を撮影し、内容を判別できれば、スキャナー等を使用しないでも、その場で書類の不備を検知することが可能になります。

また、書類の種類を判別することができたら、手続きに必要な添付書類の過不足をチェックすることが可能ですし、例えば請求書と領収書の相関関係（請求内容と領収書の内容チェックや日付、金額のチェック）等々、さまざまな事務手続きのシーンで応用することができ、手続きに要する時間の短縮、省力化、誤処理の防止等々、メリットも大きいです。

写真は、A4サイズの書類を、それぞれ異なる機種のタブレットで撮影しております。
カメラは、どの機種も500万画素のアウトカメラで撮影しております。

最初の画像は、いまから約5年前に発売されたタブレットに搭載されていたカメラで撮影しました。
2枚目は昨年、3枚目は一昨年販売されたタブレットで撮影しております。

見比べると、1枚目では読み取り難い部分も2枚目と3枚目では読み取ることができ、特に2枚目では、かなり明瞭に写っていると思います。

元来、A4サイズくらいの大きな被写体を近接して撮影することは、光学式レンズのデジタルカメラでも不得意なものです。
レンズの中心から被写体までの垂直距離と、レンズの中心から被写体の縁までの距離の差が著しく大きくなると、被写体全体に焦点を合わせることが難しくなります。

レンズの加工や画像補正を下手にすると焦点は全体に合っているように見えても、今度は被写体の外周が湾曲して写ってしまったりします。

2枚目と3枚目の機種に搭載されているイメージセンサー、オートフォーカス等のカメラデバイスの基本制御機能は、1枚目の機種とは隔世の感があり、CPU能力もIntelの世代でベースとなる回路設計が2世代異なっていますから、性能が向上しているのは当たり前なんですが、それでも、冒頭に書いた嬉しいことを実現するには、まだまだハードルがあります。

最近、いろいろと情報収集や関係機関にお願いをしている件は、この技術にも影響することですが、まだ途に就いたばかりの感が否めないです（苦笑）




※画像は、日立製作所の情報誌「はいたっく」の記事を撮影しております。

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