10月5日、気象庁は、令和5年10月5日11時00分頃発生した鳥島近海の地震について、発表すると共に動画の通り、緊急の記者会見を行いました。
また、第二報として、地震の概要について、速報値からの修正内容、津波の観測状況を中心に発表しました。
https://www.jma.go.jp/jma/press/2310/05a/202310051205.html
https://www.jma.go.jp/jma/press/2310/05b/202310051400.html
地震の概要、今後の見通し、防災上の留意点は、第二報によると、以下の通り、発表されています。
【地震の概要】
検知時刻
(最初に地震を検知した時刻) 10月5日11時00分
発生時刻
(地震が発生した時刻) 10月5日10時59分
マグニチュード 6.5(暫定値;速報値の6.6から更新)
場所及び深さ 鳥島近海 深さ 17km(暫定値;速報値 深さ約 10kmから更新)
発震機構 東北東―西南西方向に張力軸を持つ正断層型で、フィリピン海プレー
ト内で発生した地震(速報)
5日13時30分現在 今回の地震発生後、震度1以上を観測した地震の発生なし
長周期地震動の観測状況 階級1以上を観測した地域はなし
【防災上の留意事項】
5日11時00分頃に発生した鳥島近海を震源とする地震の津波注意報は、津波が十分に減衰したため、13時15分に全て解除しました。
伊豆諸島では、若干の海面変動が観測されておりますので、今後2、3時間程度は継続する可能性が高いと考えられます。
海に入っての作業や釣り、海水浴などに際しては十分な留意が必要です。
【今後の地震活動の見通し】
過去の事例では、大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1~2割あることから、地震発生から1週間程度、同程度の地震に注意してください。特に今後2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。また、この地域では、10月2日から地震活動が続いており、当面、継続すると考えられますので、引き続き注意してください。
更に、この発表の後、10月6日・10:31ころ、同じく鳥島近海(北緯30.0度、東経139.9度)、震源の深さは約10kmで、地震の規模M6.3の地震が発生し、伊豆諸島等で、若干の海面変動を観測しております。
同海域では、今回と同程度の規模の地震が周期的に発生していますので、今後の動向に注意したいです。
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Posted at
2023/10/06 17:45:51