
武漢ウイルス関連の分析を始めて、約1年3カ月が過ぎました。
この機会に、この武漢ウイルス(新型コロナウイルス(国際正式名称: COVID-19))の発生経緯について、特に日本の状況を中心に振り返ります。
WHO(世界保健機関)が、最初に声明を出したのは、2020年1月9日です。
2019年12月8日に中華人民共和国湖北省武漢市で発生した肺炎の集団発症が新型コロナウイルスによるものであるとしました。
但し、最初に発生した地域・日付を特定するには至っておりません。
日本では、2020年1月16日に中国湖北省武漢への渡航歴のある神奈川県在住の30代男性(中国籍)の感染が確認されたのが、最初の事例となります。
海外では2020年2月・3月には危機的な感染状況になった地域も出ており、国内でも3月には感染者数の増加傾向が見られ、東京オリンピックの開催延期も発表されました。
感染状況の増加は続き、4月には最初の緊急事態宣言が発出されました。
5月25日に全ての地域の緊急事態宣言が解除されましたが、感染が収束する気配がないまま、7月には再び増加傾向を示す地域が出てきました。
感染者の増減を繰り返しながら12月には爆発的な増加傾向を示す地域があり、翌年1月には、2回目の緊急事態宣言が埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県に発出され、その後、栃木県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県が追加されました。
2月に入り減少傾向が認められる地域があり、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県の緊急事態宣言が2月で解除され、残る埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県も3月22日解除されました。
法令改正が行われ、まん延防止等重点措置の規定ができ、4月には再び感染拡大傾向を示した大阪市、神戸市、西宮市、尼崎市、仙台市にまん延防止等重点措置が適用されました。
その後、まん延防止等重点措置の地域が追加されながら4月25日には、東京都・大阪府・京都府・兵庫県に2回目の緊急事態宣言が発出されました。
以降、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の自治体を追加しながら6月に若干の減少傾向をみつつ7月に入り、そして、感染が始まって以来、最大の感染拡大を8月に向かえたのは記憶に新しいところかと思います。
現在、新たな感染者は急速に減少しておりますが、この急速な減少の要因については、十分に解析できていない状況です。
直近の感染状況を確認すると、米国のジョンズ・ホプキンズ大学が公開しているオープンデータによると、10月10日・00:21の集計で全世界の感染者数の合計は237,393,873人、亡くなった方の合計は4,845,379人です。
日本国内では厚生労働省の10月9日・0:00の集計値で、感染者数の合計は1,709,609人、亡くなった方の合計は17,902人です。
この振り返り、そして、現在の状況を改めて認識して頂けますと幸いです。
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Posted at 2021/10/10 01:47:56 | |
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