
こんばんはー。
大分ご無沙汰しております☆
一部ではついに野垂れ死にしたんじゃないかと言う根も葉もない噂がたっているんじゃないかという今日この頃・・・・・・(?) 皆様いかがお過ごしでしょうか??
最近のあっしはというと、さーっぱり愛車に手を掛けてられない状況が続いております。
みんカラも放置プレイ中です。仕事が忙しすぎるんですの♪ この国の未来は明るい☆ 爆っ
ちなみにこないだ、スタの左リアブレーキが固着して緊急入院いたしました。 汗っ
恰好のブログネタであるにもかかわらず、サクッと車屋さんに直してもらい、しれっと乗っております。 爆っ
年始のご挨拶もしないまま、前回のブログから早2ヶ月が過ぎ、いい加減なにかモーション起こさないと、いよいよ故人扱いされてしまうてしまうかもしれないと思って書いた今日のブログは、まさかまさかの「いただきましたシリーズ」 爆っ いいのかね?
でも今日の獲物は超ド級の大物でござーやす☆
「オレ・タチ・カルタス」こと
「初代スズキ・カルタス」でございます☆
いやー現物見るのは小学生ぶりっ つっても今回のはガリガリのレーシング仕様ですが、そうでもなければ以後死ぬまで見かけることの無い車だと思ってました。 笑っ
場所は茨城県の某所。とあるインターチェンジの直ぐ近くでした。
後輩君と仕事で埼玉・千葉と回ってきたその帰り道、下道を2時間くらい走ったんで「間もなく高速に乗ったら運転交代してねー。」とか言ってたら右手にこのカルタスが見えて絶叫。 笑笑っ
後輩君も、あっしの性格をよくご存知で「写真撮りますか??」って連呼してました。 爆っ
んで、わざわざUターンして盗撮。
だいぶ奥まったところに停めてあったので、正面写真はこれが限界。
ちなみにもう1枚。

真横です。 笑っ
昔のハッチバック車といえばこんくらい低いスタイルが当たり前だったのに、今の車はどれもおむすびみたいな形ですな。
まぁ少しでも「具」を多く入れようとすると、大抵同じ形になりますけど・・・・・。 (なんの話??
ちなみに、この車を見てもチンプンカンプンな反応の後輩君には「スイフトスポーツの元祖だよ。」と説明しました。まぁスイスポっちゅーよりもスイフトそのものの元祖にあたる車ですが・・・・。
排気量僅か1000ccの、その名も「リッターカー」といわれる新たな車のジャンルが確立したのは80年代初頭。正確には70年代の終わり頃に登場したダイハツシャレードがその先駆車で、ついで日産が初代マーチという対抗馬を発表したのが80年代に入ってから。
この2台はいわゆる「世界戦略車」で、軽自動車では「ちっちゃくて非力でやってらんねー!」という海外向けに開発された車と言っても過言ではないでしょう。
そして、当時「グローバルカー構想」を掲げていた車界の大御所GMが、「大排気量NAでハイウェイをかっ飛ばす我がアメリカーンにも、ちょっとそこいらに買い物に出かけるのにちょうどいい車が欲しいわーん。」ってことで、GM傘下で「ちょっとそこいら」的な車を作らせたら右に出るものはいないスズキと共同開発したのがこの初代カルタスなワケで。
スズキとしても、さぞ「あのダイハツがブイブイ言わせてるぞっ!」ってな気持ちだったのでしょう。 笑っ
初代シャレードは横目で流しつつ、二代目シャレードが登場した83年にこのカルタスでリッターカーのジャンルに躍り出ました。
ただ、軽自動車と大差ない価格故に大いに売れたシャレードとは違い、「軽があるからいいや」という世論をもろに受けたカルタスは何故か大苦戦。自社で軽自動車を販売していなかった当時の日産はひたすら王者街道まっしぐら・・・・・・。 なんで??
しまいにはリッターカーも80年代のターボ戦争の波に飲まれ、最大のライバルシャレードはモデルチェンジ直後にターボを導入。
カルタスも一足出遅れましたが、翌年にはターボを導入。しかし「うちはそもそもバイク屋だ!!」と思ったのか、はたまた単に途中で嫌になったのか(? ホットモデルはNA1300ccの「ツインカムGT-I」へとシフトアップ。
この「ツインカムGT-I」がなかなかえげつない速さでありまして、シャレードが海外ラリーで注目を集めていた頃、国内のラリーやジムカーナで大暴れしておりました。 爆っ
しかし、「1300ccで早いヤツなんてそうそういねーよ!」っちゅー事で本来1ランク上のクラスであるトヨタスターレットと死闘を繰り広げるかと思いきや、後になって日産が1000ccの排気量を若干下げ、ターボとスーチャーで武装した「マーチR」で殴りこみ。 笑っ
名指しでライバル呼ばわりされたスターレットはたまったもんじゃなかったでしょう・・・・・。 笑っ
対して1000ccターボ界から足を洗ったスズキは「今さら嘘だろっ!?」ってな感じ?? お気持ち察しいたします。 爆っ
まぁ、当時のスズキは「軽最強」でしたから、結果オーライ?
今回見かけた固体も、そんな80年代のリッターカー競争を暗に訴えかけるもので御座います。
燃費か?価格か?はたまたパワーか??
海外では低価格・低燃費という本来のパッケージングの良さを認められて、どのメーカーも大ヒットしましたが、ハイパワーの波の下で踊り狂わされたこの国では、リッターカーとはなんとも世知辛いジャンルだったのでしょう・・・・・。
前回紹介したマーチRと同じく、パジェットカーとしての役割を終えた固体は絶滅の危機に達し、パワー戦争に巻き込まれた固体は、その時代を後世に伝えるがの如くひっそりと佇んでおります。
・・・・・・・なんか、泣けてきた。 滅っ
この固体は今後どうなるのでしょう??
解体する前にあっしに連絡下さい・・・・・。 爆爆っ
そーいや初代カルタスって、GM傘下だけに兄弟車がいっぱいいますよね☆
このコテコテカルタスをノーマルに戻して、更に「シボレー・スプリント」仕様にしてUSDM界に殴りこみってのはいかがでしょう??
間違っても「いすゞ・ジェミネット」仕様にはしませんけど・・・・・。 爆っ
ちなみに小学生の頃、かーちゃんが乗っていた47万円アルトの代車でこのカルタスの前期型が一瞬家にありました。
ボンネットを開けるのに、先端のエンブレムを起こさなければならないことをあっしは知っております☆ 怖っ
最後に、やっぱり舘ひろしはガルスタだろっと声を大にして叫びます! 笑笑っ