
こんばんはー。
昨日の午後、ブログUPに勤しんでる最中に突如メンドくさい来客が入り(彼女連れとも言う・・・・。笑っ)
全然ブログどころでは無くなってしまいました。 泣っ
今日こそはドバッと大量UPいたします!心の広い方はどうかお付き合い下さい。 爆っ
んで、今回はこちら。「
マッチのマーチ」こと「
初代日産マーチ」であります。
しかも、約10年という長きモデルライフの中で、最も異端で異質な存在。戦う為に生まれてきた競技専用車「
マーチR」で御座います。始めて見たー!カッコいいー!!
・・・・・と、1人でテンション上がっているあっしを尻目に、画像をご覧になってる方々はお思いでしょう。
「バリバリの競技車じゃんけ!!」
そうなんです・・・・・。このコーナーはあくまで現役で活躍する珍車&Q車を取り上げる方針で、今まで綴って参りました。
んが、今回ばかりはどうする事も出来ないのです。マーチRをただの「お買い物の足」として乗ってる方がこの世にいらっしゃる訳がない!
このド派手なストライプ。クソ質素な装備。化け物の心臓。
これで買い物に行けるかっちゅーの!
いたらご連絡下さい・・・・。 爆っ
さてさて、マーチRについて語る前にこの固体について説明いたします。
撮影場所は栃木県内。某アップなガレージに保管されていました。
このみんカラ内にも、目撃された方がかなりいらっしゃるんじゃないかと☆
ついでなんで繁々と車中を物色させていただきました。 笑っ
運転席にフルバケ1つだけどーん!
ロールバーが室内にずどーん!
助手席に消火器ぽかーん!
完全にレース仕様ですな・・・・・。
でも何故にステアリングがノーマル??
何よりもまずアッシュトレイが吸殻で溢れてるのはどーいうこと??買い物行った?
気を取り直して。
このようにマーチRはレースに出ることが前提として製造された車です。
元々マーチは買い物の足以外に使いどころが無いほど質素で低コストな車として登場しましたが、
そこはやはりバブリーでパワー戦争勃発の80年代。
モデル中期頃からキャンバストップやら5ドアやらターボ搭載車やら、バリエーションを追加してゆきます。
特にターボ車は、1ランク上の「韋駄天スターレット」のライバルとして、ストリートで注目されていましたね。
しかーし、この時代のリッターカーターボは必ずある問題にぶつかります。
それは全日本ラリーの場にターボ車が出場する場合、排気量にターボ係数1.7を掛けた数値が実際の排気量扱いされてしまうという点。
マーチの場合、オリジナルのMA10ETエンジンが987ccなので、これにターボ係数1.7を掛けると
1677.9ccとなります。
となると、当時マーチは1000cc足らずの排気量でギャランやセリカやブルーバードなんかと戦わねばならない事態に陥った訳であります。ちょっと前までは1.4だったのにね。残念!
そこで取った手段は係数1.7を掛けても1600cc以下になるように排気量をダウンするという方法。
結果930ccのMR09ERTエンジンが誕生し、これがマーチRに搭載されました。
しかもこのMR09の最大の特徴は排気量ではありません。低速域はスーパーチャージャーで過給し、高速域はターボチャージャーで過給するという「ツインチャージャー方式」を採用しております。
これにより最大出力110ps(グロスだっけかな??スーパーターボと出力が違う説も浮上・・・・。)を発生。
ストリートでは完全にスターレットと並びましたね。
ちなみに、マーチRよりも先に同じ理由で排気量ダウンさせたリッターカーターボ車として、「ダイハツシャレード926ターボ」という車が存在します。その名の通り926ccのエンジンにターボ過給してあるのですがなんとこの車、カタログ上では「グロス76ps」でしたが、実際はネットで120psは出ていたそうです。(!!!)
当時、最大出力はエンジン単体で計測した「グロス表記」でないと運輸省の許可が下りなかったため、やむを終えず計算上オリジナルの993ccよりも出力を下げて申請したそうです。
マーチRはもしかしたら130psくらい出ていたかもしれないですね。 笑っ
そんでカルタスはNA1300ccに逃げて行きましたね。 爆っ
その後、このマーチRのロードバージョンとして「マーチスーパーターボ」が登場。
これがカッコええんですよねぇ・・・・。今でもたまーに見かけるとはしゃいでしまいます。 笑っ
たが、しかし。
この次の2代目マーチにはターボ車はおろか、スポーツモデルらしいスポーツモデルは設定されませんでした。(トミーカイラとかは別ですけど・・・。)
ツインチャージエンジンなんて、世界的に見てもほとんど事例が無いのに勿体無い!!
「ランチアデルタS4」と同じ手法だって聞いたら、どれだけすげー話か・・・・・。
んで、時は現代。 爆っ
ここ数年、フォルクスワーゲンがこのツインチャージ方式に「パワー」と「低燃費」の両立を見出し、市販車にガンガン搭載しております。
現行型マーチが発売される前、次期型のホットモデルにこのツインチャージ方式を採用するという話が突如浮上いたしました。
もう、自分は「スーパーターボ復活」の文字しか頭にありません。 爆っ
ですが・・・・・。
いつになったら出るんでしょう。ツインチャージ・・・・・。
まさか初代みたいにノーマル発売から7~8年後とか言いなさんなよな!
はよ出してー。最近の車元気無いから・・・・・。 爆っ