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2013年11月24日 イイね!

■ 兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相 ■ vol.136 ■ より

兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相

一部、加工(太字・大文字 等)を加えてありますが
文章はそのままです。

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◆ 猪瀬直樹の役割 ◆

今日のメルマガでは、東京都知事猪瀬直樹が
徳洲会の徳田虎雄前理事長から5000万もの資金提供を受けていた問題から取り上げていこう。

時系列に沿って、これまで猪瀬直樹が語った釈明を聞こう。
( )内は兵頭の見解である。

1:昨年11月上旬に、選挙への支援を要請するために
猪瀬は徳田虎雄・前徳洲会理事長が入院する神奈川県鎌倉市の病院を訪れた。
初対面だった。

(選挙の前に徳田に会って選挙への支援を要請すれば、
それは選挙資金の要請と受け取るのが政界の常識である。

また、徳田ほどの大物になると、誰もは会ってもらえない。
仲介者が必要になる。
仲介したのは、それまで徳田虎雄と親交のあった石原慎太郎と見るのが順当である。

『NHK NEWS WEB』(11月23日付)は、
「徳洲会の徳田虎雄前理事長が次男の徳田毅衆議院議員から
「猪瀬さんが『1億円をお願いしたい』と言っている」と伝えられ、
「5000万円で対応しろ」と指示していたということです」

「関係者の話によりますと、
その後、前理事長は次男の徳田毅議員から電話で
「猪瀬さんが『余ったら返すのでまずは1億円をお願いしたい』と言っている」と伝えられたということです。

これに対し前理事長は「5000万円で対応しろ」「足がつ
かないよう議員会館で渡せ」などと指示したということです。

これを受けて徳田議員は議員会館の事務所で知事本人に直接
現金で5000万円を手渡したということです」
と報道している。

マスメディアがこのようにキャンペーンを張りだしたことは
特捜部のリークがあるからであり、その意味することは次の2点である。

(1) 既得権益支配層が猪瀬直樹を見切ったこと

(2) 大詰めを迎えた特定秘密保護法案を隠すこと

今回のメルマガでは、最初、この猪瀬問題と特定秘密保護法案のふたつを書くつもりだった。
しかし、書き出してわかったが、どうやら猪瀬だけで時間切れになりそうである。
その分は明日の有料メルマガに回すことにするが
ただ、「2」の醒めた視点は失わないことが大切である。

「2」のために「1」が実施されたとなると、最初から猪
瀬直樹はこのためにかつがれた候補者だったのかもしれない。

猪瀬は閨閥でも官僚の出自でもなく、毛並みは支配層から外れている。
死せるビン・ラディンが、米国のアフガン出兵と撤退の両方に利用されたように
猪瀬は最初からそのような役割を持たされていたのかもしれない。
現在の米国と一体化した日本の官僚にとっては、それほど
特定秘密保護法案が決定的に重要なのである。

資金提供の決定2日後の昨年11月21日には、
早くも東京地検特捜部がこの事実を把握し、情報収集を開始していたことも
わたしの見方を裏付ける。

つまり猪瀬直樹は最初から裸の王様同然だったのである。

昨年の11月19日に、衆議院議員の徳田毅が父の虎雄に電話し
「猪瀬氏は1億円ほしいと言っている」などと伝達した際に
毅の声はスピーカーを通じて父の虎雄がいた執務室中に響き渡ったということである。
そのため、会話内容が外部に漏れて、検事も2日後(21日)に情報を入手したということだ。

5000万円の現金は、虎雄・毅親子の電話の翌日11月20日に
毅が議員会館で猪瀬に手渡したとみられる。
猪瀬は翌21日に、都知事選への立候補を表明したが、
この日は、早くも特捜が情報を入手した日である)


2:その直後、都知事選の前に、猪瀬直樹は徳田虎雄から
「選挙資金としてではなく、個人としての借り入れで」
5000万円の資金提供を受けた。

5000万円の受領は「申し出を断るのは失礼」だったからであり
選挙費用や便宜の見返りを期待しての提供だったことはなかった。
「自分の預金が底を突くかもしれないという思いがどこかにあった」
「当時は政治家としての意識が弱かった。借りるべきではなかった」
と猪瀬直樹は釈明。

(ここから猪瀬直樹の説明は子供じみてくる。
選挙の直前に面識のない徳田虎雄に会えば、選挙資金の要請であり
直後に5000万円もの資金提供があれば、その性格は当然選挙資金である。
それが政界ばかりか世間の常識である。

東京都知事の給料は、世界を見渡しても政治家のトップクラスである。
そのような高給取りに「選挙費用や便宜の見返り」以外の目的で
誰が 5000万円もの生活資金を提供するだろう。

実際、徳洲会は、2015年2月に都内に武蔵野徳洲会病院を開く。

この工事着手の神事で、鈴木隆夫・徳洲会理事長は
「実績を積み、長年の夢である都の中央に病院をつくることができるように頑張ります」
と抱負を述べている。

http://bit.ly/1jwVFvd

ちなみに病院の建設には知事の許可がいる。

医療法の第七条にはこうある。
「第七条  病院を開設しようとするとき、
医師法の規定による登録を受けた者及び歯科医師法の規定による登録を受けた者でない者が診療所を開設しようとするとき、又は助産婦でない者が助産所を開設しようとするときは、
開設地の都道府県知事(診療所又は助産所にあっては、その開設地が保健所を設置する市の区域にある場合にお
いては、当該保健所を設置する市の市長)の許可を受けなければならない」

(引用終わり)

悪文であるが、要は病院の新設には知事の許可が必要だということだ。
したがって5000万という大金の提供と「便宜の見返り」とを切り離すのは無理である。

昨年5月にグループ傘下の特定医療法人「沖縄徳洲会」が、
老人保健施設「武蔵野徳洲苑」(西東京市)を開設した。
沖縄徳洲会は、東京都から工事額全額の7億4970万円の補助を受けている。
これも猪瀬直樹が副知事時代のことである。
なるほど、当初の1億円の要求も、実際の5000万円の提供も、決して高くはなかったのかもしれない。
もちろん都民の税金である。

傑作は「申し出を断るのは失礼」だったとする猪瀬直樹の釈明である。
それ以前に普通の政治家なら、選挙直前
のこの時点で受け取れば「選挙費用や便宜の見返り」と見なされると警戒して受け取らないのである。
しかも、後で述べるが新右翼団体「一水会」の木村三浩代表が立ち会っている物々しさを考えると
猪瀬直樹の弁明は不自然であり、子供だましである)


3:5000万円のやりとりは、場所は議員会館、渡したのは徳田虎雄の次男である徳田毅衆院議員である。
受け取ったのは猪瀬直樹本人であり、立会人が1人いて、新右翼団体「一水会」の木村三浩代表であった。
無担保で、無利子の資金提供であった。

(実際に金のやりとりがあったのは、関係者の証言から昨年の11月20日である。

議員会館で受け取るのは、警備が厳重で目立たないことを利用したのだろう。
一水会の木村が立ち会ったのは、選挙資金のやりとりに証文を書かないためである。
つまり証文以上の重しをつけるためである。

ところで猪瀬直樹本人は借用書を書いた、と記者団に語っているが
知事側から現金を返された徳田毅衆院議員の母親が「知らない」とグループ内で説明している。

猪瀬は、記者会見で「借用書は返してもらったと聞いている」と曖昧にぼかしたが
5000万円もの大金の返金に、借用書を確認し、受け取った後に厳重に保管しないことはありえないことだ。
これは非常に奇妙である。

わたしは、証拠を残さないために借用書は書かれなかったのだと思っている。
そのために「一水会」の木村三浩が立ち会ったのである。

この借用書の存在は、 5000万の資金の性格を判断する上で非常に重要である。
選挙の裏金なら借用書を書かない可能性が高く、
完全な生活資金の提供なら借用書が存在している可能性があるからだ。)


4:受け取った5000万は、今年7月に死亡した妻の名義の貸金庫に入れた。
そのまま使用せず、選挙後の今年1・2月頃に徳洲会側へ返済する旨を伝えた。
しかし、妻の病気や徳洲会側の都合などで返済が遅れ
徳洲会への強制捜査後の9月になって特別秘書が現金をそのまま返却した。

(後ろめたい金でなければ自分の口座に入れたらいいわけである。
それをわざわざ妻の名義の貸し金庫に入れるというのは不自然である。

しかも猪瀬直樹の資金管理団体の、2012年収支報告書には
徳洲会関連の寄付や借入金の記載がない。
猪瀬直樹の語るように後ろめたい金でなければ、堂々と記載したら良かったのである。

公職選挙法では、選挙に使う資金は、出納責任者が「収支報告書」に記載し
選挙管理委員会に提出しなければならない。

これをやらなかった場合、出納責任者は3年以下の禁錮、または50万円以下の罰金になる。
ただ、この虚偽記載は、候補者本人の当選が無効となる連座制の適用対象にはな
らない。

猪瀬は、11月22日、記者会見に先立って「収支報告書」
を修正している。

特捜部としては、この出納責任者と、貸した徳田側の証言をもとに
猪瀬の切り崩しを図るものと思われる。

返済のタイミングも、選挙資金の提供であったことを逆に物語るものだ。
9月に徳洲会が東京地検特捜部などの強制捜査を受けたあとに全額を返却しているわけで
特捜部の追及を恐れたため返却した、と受け取るのが自然であろう)


5:今年9月に、徳洲会グループが東京地検特捜部の強制捜査を受けた後に5000万円を返却した。

(この返却のタイミングも選挙資金の提供だったことを逆に裏付けるものである。
猪瀬の語るように面識もなかった老人から5000万円もの生活援助を受けたのだったら、返却したのはなぜなのか。
特捜の徳洲会への強制捜査を見て、まずいと思ったから返却した、と理解するのが自然である)

以上、時系列に沿って猪瀬直樹の5000万円問題を取り上げてきたが
最後にまとめておきたい。


小沢一郎の場合は、言いがかりのような
世田谷不動産に関する収支報告書の問題が発端であった。
最初から、既得権益支配層の政敵を葬るための政治謀略であった。


無実の人を罰しない、でっち上げで被告に罪を着せないという原則が
司法によって破られたのである。
法の精神は、「疑わしきは被告人の利益に」であり、
「推定無罪」である。

メディアや検察のみならず、検察官役の指定弁護士まで権力の勝訴のために
「疑わしきは支配層の利益に」「推定有罪」に走ったのが
小沢裁判であった。

裁判でもっとも大事なことは、でっち上げで罪を作らないことである。

「10人の真犯人を取り逃がしても、一人の無実の人間に罪を着せてはならない」
という法の原則は、憲法が国民に保障している人権の重さからくるものである。

今回の猪瀬直樹の場合は、本人が金を受け取ったことも、「収支報告書」の不記載も認めている。

わたしは小沢一郎の裏バージョンが起きることを恐れている。

つまり、猪瀬の役割は特定秘密保護法案隠しに利用されることで
最初からチンピラの猪瀬直樹は、逮捕も起訴もされないのではないかということだ。

つまり支配層の敵ならでっち上げだろうが、葬る。
しかし、支配層の味方は、たとえ罪状が明確でも逃がすというケースである。

ポイントは「収支報告書の虚偽記載」である。
そこは、前近代的なわが国の司法では特捜の胸三寸だ。

つまり支配層にとっての、猪瀬直樹なる政治家に振られた役割を
これからわたしたちは見ることになる。

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兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相
Posted at 2013/11/24 22:42:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2013年11月10日 イイね!

■ 兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相 ■ vol.134 ■ より

兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相

一部、加工(太字・大文字 等)を加えてありますが
文章はそのままです。

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◆ 原発に支配される日本の未来 ◆

今朝、みのもんたに関するツイートをした。
それは以下のものだ。

みのもんたが、島倉千代子の葬儀に参列する参列時刻を明言し
「(島倉に)私のカムバックにふさわしい舞台を用意していただいた」と。

テレビは、身内びいきで、みのをかばう。
死者も自分のために利用するのはいかにもみのらしい。
小沢一郎の人物破壊を企てたA級戦犯は、破壊された人物だった」

(引用終わり)


みのもんたといえば
朝っぱらから脂っこい毒々しい仮想の料理を出されて
辟易した、という記憶ばかりが残っている。
しかし、既得権益支配層にとっては、小沢一郎の人物破壊を実現してくれた最大の功労者である。
どれほど朝から気分を害して勤めに出たかしれない。

あまりにも小沢バッシング、小沢リンチ、小沢テロが偏向してひどいので
途中からみのの出るテレビは見なくなってしまった。

新聞もテレビも、実はこういう姿勢が一番いいのである。
視聴者・読者が離れてしまえば、かれらもおしまいだ。

みのもんたを冒頭に採り上げたのは
日本人の健忘症に触れたかったからだ。
日本民族は、カッとなって一斉に走り出すわりには
とにかく忘れっぽい民族である。
現在も、みのの旧悪をほとんどの人が忘れている。

この忘れっぽい民族が、もし失敗すれば、北半球の生物環境に
致命的な悪影響を与える福島第1原発4号機共用プールの
1535体の燃料集合体の取り出しを始める。

この人類史的な大仕事を、初歩的な失敗続きの東電がやる。
これだけでも十分恐ろしいが、実はこの取り出した燃料集合体は
地上に降ろして保管するというだけなのだ。
最終的な核廃棄物貯蔵施設は日本のどこにもないのである。

原発から出る高放射性核廃棄物、いわゆる核のゴミは
最低でも数千年間、理想的には25万年間安全に保管し続けなければならない。

この長さは、もはや終わりが消滅したことを物語る。
わたしたちは、終わりなき永遠のプロセスに呪われて生きることになろう。
ちなみに日本のわずか1万年前は旧石器時代である。
この頃、日本列島はアジア大陸と陸続きになっていた。
保管場所を何か記録に残すとしても、それは古文書の世界の話になる。

1万年も経てば、おそらく日本の国語は英語になっているだろうが
その英語自体、現在とはまったく異なった言語になっているだろう。
いや、日本の国家自体がなくなっている可能性が高い。

ホモ・サピエンスが地球上に現れたのが10万年前である。
10万年、20万年の単位は地震ばかりではなく
巨大隕石の落下や地球の大陸移動を含み
現在の人類の変異を含むスケールの大きい時間単位なのである。

気の遠くなるような過去の古文書を、どうやって誰が読み解くのか知らないが
それより恐ろしいのは、この忘れっぽい民族が10万年も20万年も核の墓場の管理ができるかという問題だ。
現在の作ったばかりの原発さえ管理できなかった民族なのだから。


核のゴミはどこに捨てるか。
それは現在の原発の立地場所に置くしか仕方がないのかもしれない。

沖縄の米軍基地と同様に
どの県も高濃度の放射性廃棄物など引き受けないのだから、仕方がないだろう。
もうひとつの可能性は、福島第1原発を核のゴミ捨て場にする可能性だ。
おそらく自民党の一部が考えているのはこの案だろう。
世界一の地震大国で、地下に埋蔵するわけにはゆかない。
これが世界の学者たちの共通見解だ。

忘れっぽい、のんきな民族性を考えると
地上のオンカロ(フィンランドにある、地下の核廃棄物の最終処分場)しかない。
これにはひとつだけメリットがある。
地上にあるために比較的忘れにくく、現場の異常も目視できるということだ。

もちろん、地上のオンカロも地下のオンカロも
絶えず修理し、作り直さねばならないだろう。
その膨大な、天文学的な建設と維持管理費用を考えると
いかに原発が、コストのかかる、罪作りで愚かな電気製造機であったかがわかる。
しかも自民党はまだ原発を作り、外国に売りさばく気である。

世界の原子力マフィアが現在
日本に求めているのは、原発再稼働と核のゴミ捨て場の設置だ。
それの見返りに、バカな安倍晋三にオリンピック開催国をあてがったのである。

山田元農水大臣の暴露によると
安倍はすでに原発輸出に関して、核のゴミの引受を実行している。
日本を世界の核のゴミ捨て場にする気だ。


現在の原発の立地場所が、あるいは福島が地上の日本の
オンカロなのであり、世界のオンカロなのだ。

よくもこのような愚かなものを作ったものである。

日本が誇った偏狭なテクノロジーによって日本は滅びるのである。
日本のテクノロジーに欠けていたのは、哲学であり、文学であり、想像力であった。

要は、理系の高校・大学生に、文学書や哲学書を読ませない
しかもセンター試験の暗記中心で学生を選別する教育システムが
今日の惨状を生んだのである。
だから技術者たちはトイレのないマンションを嬉々として作ったのだ。

核廃棄物の何十万年もの管理など、こんな亡国の民にできるはずがない。

このようなスケールの大きい問題意識に立って原発問題を考えている政治家は少ない。
小沢一郎はその数少ない政治家のひとりである。

小沢一郎のインタビュー記事が、月刊『宝島』(2013年11月号)に掲載された。
小沢の発言の一部を紹介すると以下のとおりである。

「放射能汚染によって国民の健康問題が懸念され
次には太平洋諸国へ迷惑をかけるなど、今や国際的な信用問題に発展しつつあります」

「非常に恐ろしい状況。
地下水が汚染されているなんて当初からわかっていたことで
またそれが海に流れるのは自然の理。
それを意外なことだとする政府・東電もまったくおかしい。
また、あえて言いますと、このままでは福島の子どものがん発症は増える。
既に県の調査でも、今年8月で小児甲状腺ガンが18人、疑いは25人と発表されている。
チェルノブイリを現時点では上回る数字です」

「なぜ国民が思わないのか不思議でなりません。
自分だけが良ければいいのかな。
でも、この事故を放置していたら景気もヘチマもないですよ。
この間、米国の臨時代理大使が来た時に、
「このままだと汚染は合衆国まで広がる」という話をしていたし、
韓国では海産物輸入の規制を決定しようとしている。
次は中国やロシア、EU諸国がこれにならうかもしれない。
海産物から飛び火して、いずれ輸出品全部が対象になりかねない。
その流れが広がりだしたらこれは経済封鎖的危機になる。
それをずっといい続けていたら『小沢は左翼にでもなったのか』なんて言う(笑)。
冗談じゃない、現在は原発事故有事であり、核戦争級の危機なんです。
なのに福島の皆さんでさえ怒らない。
国会議事堂を取り囲むような事態が起こってもおかしくないはずなのに」

「事故現場周辺は安全には住めない。
だから住民に正直に説明し、第二の故郷と再出発の支援をする。
仕事も用意し、前向きな人生を送らせるべき。
しかし、今の政府はわずかのお金だけ渡して無為に時間を過ごさせている。
これほど残酷なことはない。
ましてや帰還を促すような動きさえある。
チェルノブイリ原発30キロは27年経っても立ち入り禁止区域です。
なのにチェルノブイリを超える福島事故を
政府が環境や人間への影響が少ないとミスリードしているのは、無神経極まりない。
故郷を破壊したことを率直に詫び、新しい人生を約束する政治家がいないんです」

皮肉なことに、日本の優れた政治家は
米国を含むアンシャン・レジームに狙われることで証明される。
狙われる政治家とは、次のようなものだ。

1 スケールの大きい、全体的なビジョンをもっていること。

2 正直に、国民に耳の痛いことをいえること。

3 1%の富裕層(原子力村)のためでなく、99%の国民のために考えていること。

4 この国の厄災が、官僚・メディア利権に由来しているとの洞察力をもち、改革の志をもっていること。

5 政治力の背景に、哲学や文学があり、かつ想像力があること。

6 発想が、観念的でなく、状況的現実的であること。

7 現在の状況的な課題に解決策を持っていること。

この7点をもっていると、具体的には司法官僚(検察)とマスメディアに狙われる。
だから現在の政治家は、上記の逆の生き方をするのである。

これが国会で圧倒的多数の政治家であり、したがってこの国がよくなる筈がないのだ。

さもあれ、原発はこの国の本質をあぶり出した。
棄民は今に始まったことではない。
近くでは太平洋戦争自体が、敗北必至の、棄民策に裏打ちされた戦争であった。

現在の、原発輸出・消費税増税・NSC法案・特定秘密保護法案・共謀罪法案
・国家安全保障基本法案・TPP参加・解釈改憲・新ガイドラインと続く政策は
すべてフリードマンの、危機による国民のパニックを利用して
平時なら不可能な棄民政策を打ち出したものである。

この悲惨な現実は2012年暮れの衆議院選挙、2013年の参議院選挙がもたらした。
棄権者が多かったために、全有権者の4分の1で自・公は衆参とも安定過半数を獲得した。

原発を作ったことで、さらにその原発が事故を起こしたことで
日本の歴史は消えたといってよい。
後は終わりなき、原発に支配された経済的政治的奴隷のプロセスが何十万年と続く。

プロセスに呪われた時間が続くのであるが
わたしたちは少なくとも生を享けた何十年かでも
自らの愚かさを教訓として次の世代に語りついで行かねばならない。

次の選挙には前のふたつの選挙に棄権した有権者も戻ってくるはずである。

小泉純一郎の、自民党による、自民党のための脱原発運動に
またぞろB層がだまされる可能性もあるが、それも阻止してゆかねばならない。

地方選で自・公は敗北し続けている。
遅ればせながら自・公を勝たせてしまった愚かさに気づいた国民の胎動を信じて
わたしたちも走って行こう。

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兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相
Posted at 2013/11/10 23:11:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2013年11月03日 イイね!

■ 兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相 ■ vol.133 ■ より

この国は一体どこへ行くのであろうか?
一日一日過ぎる度に、不安と恐怖が募って来ます。

東電は、11月8日より福島第一原発4号機の燃料プールから
使用済み燃料棒を取り出す作業を開始する予定だが
万が一の事故が起こった際の訓練で、どの範囲迄なのか不明だが
「付近住民へ連絡する」との練習をしたそうだ
つまり…「事故が起きたら教えるけど、勝手に逃げてね。」
という事だ。

海外ではこの博打じみた作業を報道し、不安を募らせている様です。


兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相

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文章はそのままです。

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◆ 山本太郎の成功と自民党の失敗 ◆

フォーブス恒例の首脳ランキングで
安倍晋三は北朝鮮の金正恩より下位の57位だった。

安倍は現在、中・韓の首脳にまともに話すらできない状態にある。
隣国の首脳同士が話さないというのは異常な事だ。
また安倍は、大金を貢ぐ米国からさえ嫌われている。
つまり外交が手詰まりになっている。

その安倍は日本の軍国化を進め、それに反対する国民への監視を強め
「特定秘密保護法案」などで情報隠蔽に努め
批判を封じ、日本を警察国家にしようとしている。

こういう傾向に中・韓は反発を強めるのだが
安倍は趣味のレベルで政治をやっているのでどうしようもない。

一方、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」の報道の自由度ランキングで
日本の新聞は53位である。

これが世界第三位の経済大国の政治とメディアなのだ。
何という貧困か。これで国民が幸せになれる筈がない。

このコンビにマスコミ鵜呑み度70%の国民が加わる。
この最強最低のトリオで日本は日中戦争に向かっている。
そのための天皇利用が主権回復の日の万歳三唱であり
IOC総会での皇室利用だった。

自民党が天皇の政治利用はけしからん、などといえば
おれのシマを荒らすなと同じ意味なのである。


敗戦後の日本で、米国は揺るぎない日本統治のために天皇を政治利用することにした。
もちろん自民党も一貫して天皇を政治利用して長期政権を保ってきた。
天皇の存在なくして、米国の日本統治も自民党の長期政権も成功しなかったのである。

Facebook、Twitterと、激しい山本太郎擁護が展開されている。
これは世界57位の首相が、国民の棄民政策を進める国会への不満と怒りの裏返しである。

山本太郎の一件で明らかになったことのひとつは
国会議員の広義の秩序が、山本の捨て身の行動で侵され
それに対して野党まで山本批判にまわるという現実である。

選挙中は殊勝なことをいうが、当選したとたん特権階級になってふんぞり返り
国民のために働こうとしない多くの国会議員たち。
民主党や自民党は、選挙のときとは真逆のことを法律化する。
政治家の多くは官僚の下僕になって、保身と次の選挙のことばかり考えている。

国会議員は、国会で地元の陳情を受け、国会で仕事をする。
官僚に頼んで、地元の陳情の実現に手を貸す。
これで存在理由が果たされ、国会の秩序が保たれる。

もともとわたしたちは、かれらの個人的安寧のために投票したのではないのだが
この古ぼけて、陳腐な永田町の秩序が、山本の行動で危機に陥ったのである。

山本太郎が手紙で採り上げたのは、国会議員に見捨てられた者たちばかりだ。
福島第1原発作業員と被曝に放置された福島の子供たち。


国会は、実質的な「自・公・民・維新」の大連立政権
(少数野党無視、国民無視の大増税大政翼賛会)になっている。

国会という無為の牢獄のなかで、
福島第1原発の現場作業員と福島の子供を救うには
現実的には方法がひとつしかなかった。
大政翼賛体制の外で訴えることである。

野党が山本に非常に冷ややかなのは、山本が政治の原点を思い起こさせ、
捨てた国民への優しさを促すからである。

国会議員のなかには家族を外国に避難させている者もいる。
それなら、作業員と福島の子供たちも救うべきなのに、決して彼等はそれをしない。

政治家の多くが、おのれの家族と党員以外には、情報を含めて
決して手を差し伸べない時代に私たちは生きている。

つまり山本は、
「国民なんかどうなってもいい。自分たちさえよけりゃ」
というグローバリストを中心とする、広義のアンシャン・レジームとぶつかったのである。

この事態になることを、彼が当選したときから、私は予想していた。
大変なことになると危惧していたが、その通りになってきた。

彼が気弱になれば、どの政党かに入党することになろうが
それは、彼の死を意味する。

山本の持ち味は、社会的弱者を思いやる、捨て身の熱い言動にあるので
政党の鎧を着ずに、今のスタイルで突き進むのがいいだろう。

何よりも選挙民との連携を大切にすることだ。
「弱者のなかへ」である。

あれほど異常なマスメディアの
メディアバッシング、メディアリンチ、メディアテロを受けた小沢一郎に対して
岩手の選挙民は小沢を支持し続けた。
信じた道を進んだらいい。

ただ、今までにも増して山本にとって国会は居心地の悪いところになろう。
まわりの政治家は選挙の度に入れ替わるからまだいいが、官僚はほぼそのままである。

官僚は小沢や山本のような存在を敵視する。
その人物を知らずに敵視する。
口だけではなく、本気で国民に尽くす政治家。
改革を志す政治家。
これほど官僚の利害に反する存在はない。


かれらが評価するのは、お行儀のいい、無能で無責任な政治家である。
それは官僚に頼らずには政治家として生きていけないからだ。
官僚利権は守られる。

ところで、山本太郎の、天皇への手紙問題で、自民党は明らかに失敗したのである。
自民党が恐れたのは、次の展開だった。

1 山本太郎によって手紙の内容が明らかにされる。

2 それに対する天皇の言葉が明らかにされる。

3 天皇の優しい言葉と、自民党のこれまでの冷酷な棄民政策との乖離が明確になる。

4 自民党が真正の保守でないことが、国民にも世界にも知られる。

すべては園遊会から始まった。
山本太郎は、彼なりに礼儀を尽くして
手紙をうけとっていただけるか天皇に尋ね、そっと渡した。
それをメディアが望遠レンズで撮り、ニュースで流した。
問題はここから後だ。

自民党はこの件を無視すれば良かったのである。

過去の自民党はもっと賢くて
2004年の園遊会で棋士の米長邦雄が
「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」
と話しかけると、天皇は
「やはり、強制になるということではないことが望ましい」
と答えた。

米長は「もう、もちろんそう、本当に素晴らしいお言葉をいただき、ありがとうございました」
と答えた。

手紙こそ渡さなかったが
米長は、天皇に対して、国旗・国歌問題といった高度な政治問題を
「行儀悪く」「非常識に」話しかけている。
しかしこのときは何の問題にもならなかった。
自民党も騒がなかった。
このやり方が賢いのである。

ところが、今回は大騒ぎである。
これでバカメディアも免罪符を得て悪のりし
ついに海外メディアまで採り上げ始めた。

これで山本太郎の処分もなくなった、と受け取るのが常識だが
「行儀悪く」「非常識に」振る舞う自民党のことだから、何をするかわからない。

現在、自民党がとっている山本批判の方法は、
かつて毎日新聞の西山事件に対してとった方法と同じである。

西山事件では、西山の取材のやり方という形式に絞って
自民党は西山を葬ろうとした。

今回も山本が天皇に手紙を渡した形式だけに絞って
それを「天皇の政治利用はよくない」という物語の縫箔で覆って
自民党は山本を葬ろうとしている。

両者とも内容(現実)が隠蔽されている。
今回の場合、大切なのは山本が訴えた手紙の内容である。

今回の山本太郎問題で、「天皇の政治利用」という非難で
公安とマスメディアとが一致していた。
さすがは、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」の報道の自由度ランキングで53位である。
しっかりと脱原発の政治家を監視している。

日本のマスメディアは御用メディアであり、権力ではなく国民を監視する。
重要な局面では検察・公安と一体化する。
マスメディアが山本太郎に向かう視座は、小沢一郎の人物破壊を企てた視座と同じである。

これからも、山本には様々なメディアバッシング、人物破壊が加えられるだろう。
しかしその攻撃とともに多くの仲間が集まってくるにちがいない。
それは何も市民のレベルばかりではなく、県議や市議といった地方政治家も馳せ参じるに違いない。

闘いは長丁場であり、まだ幕は開いたばかりである。
今後も山本太郎の動きを注視していこう。

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兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相
Posted at 2013/11/03 20:15:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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