皆様こんばんは。
去る11/4に(月曜・振休)、妻子とともに、ガラにもなく恋愛映画などを松山で観てきました。題名は「
潔く柔く」といい、これで「きよくやわく」と読みます。原作は少女マンガでして、マンガも映画も大変面白かったので、ご紹介したいと思います。
突然にも少女マンガなんぞを読んだきっかけはこうです。
私はiPad(第三世代)を昨春に購入してから、かなりの部分電子書籍で本を読むようになりました。マンガについては何となく「
BookLive」というサイトで集めております。
私のBookLiveでの蔵書です。脈絡がありませんが現有106冊で、「ジョジョの奇妙な冒険」が多くを占めます。こちらのサイト「
BookLive」では定期的に無料キャンペーンをやっており、例えば蔵書の「静かなるドン」は以前紙で持っていたものを、キャンペーンを使ってタダで三冊手に入れたのでした。
十月末に広告メールが来ていつものとおり無料コーナーを見ていて、何となくこのマンガが目に入ったのですね。五巻まで期間限定で無料とのことでした。早速落として読んでみるとこれが大変面白く、、、
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「おれは 無料版潔く柔くを五冊落としたと 思ったら
いつのまにかカネを出して全巻十三冊買っていた」
、、、マンガのあらすじはこうです。
主人公の女性カンナは高校一年のとき、幼馴染みの男子ハルタ、同級生の別の男子マヤ、女子の朝美と四人でいつも仲良くしていた。夏休みのある日、マヤは抜け駆けしてカンナとデートをするが、その最中に、自転車に乗りながらカンナにメールを打っていたハルタはトラックに跳ねられて死んでしまう。
カンナはそのショックから誰にも心を開けなくなってしまうが、ハルタの死から八年経ち社会人になってから、幼馴染みの女子を小学生のときに事故で失った禄と東京で出会い、ようやく一歩を踏み出すことができるようになる、、、
と、私の拙い文章では現実にはあり得ないことを描いた、夢見がちな、すごくありがちな少女マンガに思えます。しかし実際はこのマンガは短篇集のオムニバス形式で描かれており、主人公の周囲に多彩な登場人物が出てきて、時間も場所も視点も行ったり来たりしつつ、徐々に話が繋がっていきます。
人物の心情が非常によく描けており、恋愛モノなんて何年ぶりか分からない私も、
ポルナレフに変身するくらいまで引き込まれてしまいました。ただし、話のややこしさはΖガンダム級であるとは申し上げておきます。
さて五巻まで無料のキャンペーンは映画化に伴うキャンペーンなのでした(読んだあとで分かりました)。毒食わば皿まで、と思い、映画館に足を運びました。
覚悟していましたが、おじさんの観客は私一人でした、、、
映画はマンガの十巻から十三巻までのストーリーを中心に、カンナと禄が出会ってお互いの心が救済されていくさまを描いていきます。マンガを読んでこのややこしさ・繊細さでは映画化が難しかろうと思っていたのですが、省略するところは思い切って省略しつつも、各エピソードをよく活かしていました。
写真はパンフレットから、長澤まさみさん(カンナ役)です。本当にきれいな方ですね。ただマンガのキャラ設定では細いとされていたのに、このカンナは非常に
ナイスバディ♡だったです~~。
というわけで、マンガも映画もなかなかオススメできます。
あと下世話な感想で恐縮ですが、原作マンガの方では、主人公ではない女子高生の登場人物たちが、割と簡単にラ@ホなどに赴いて最後まで致してしまわれることにいささか感慨を覚えました。私はリアルタイムでキャンディ・キャンディなどを読んでいた世代ですので、その頃の少女マンガと比べて隔世の感があります。
いまの男子高校生が羨ましいなあ。
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潔く柔く(マンガと映画) | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2013/11/06 18:54:31