
皆様こんにちは。
本日の高松は冷たい雨、気温は五度程度で本格的な冬を実感します。さて今回は10月頃から私がハマっております少女マンガをご紹介したいと思います。ご紹介する作品はこちら、
青空エール
です。
作者は河原和音、
別冊マーガレットにて連載中です。以下ネタバレまじりに私が感じたこの作品の魅力を書いて参りますので、お付き合いをよろしくお願いします。なお、私は
電子書籍で読んでおります。
このマンガは部活マンガに分類できると思います。主人公の小野つばさ(右)は高校一年生で気弱な性格をしていますが、同級生で野球部キャッチャーの山田大介(左)の励ましもあって、憧れていた名門吹奏楽部に入部します。マンガは吹奏楽部と野球部の活動を中心に、二人の恋愛模様も織り込みながら進んでいきます。
つばさは初心者ながら「バンドの華」であるトランペットパートに入りますが、名門吹奏楽部とあって、
特訓につぐ特訓と緊張を孕んだ人間関係に揉まれます。作中ではその様子が実にリアルに描かれていきます。画像は
先輩による鉄拳制裁(上)、顧問(中)・副顧問(下)の
先生による厳しい指導の様子です。
つばさは挫折を経験するたびに山田少年に励まされて努力を続け、二年生の夏には部内で準レギュラーの座を得るまでに上達します。しかし山田自身の活動は決して順調ではなく、一年生の夏は甲子園の予選に補欠出場したのに
自分のエラーでサヨナラ負け、さらにその冬には
練習中に足首を骨折して、それがもとで
二年生の夏の予選には出場できなくなってしまいます。
努力に努力を重ねていくのに二人とも試練と挫折の連続ですが、それでも励まし合って活動を続けていきます。(このへんが、読んでいて泣けます(;;))
二人とも、巻が進んで成長してくるとだんだん顔つきが引き締まっていきます。
主人公の二人・小野つばさと山田大介は最初からお互いに好意を持っていたようですが、不器用な二人は十二巻の最後でようやく両想いを確認します。しかし
「部活バカ」を貫き甲子園に行けたら付き合おう、という清い段階です。
※余談ながら、
以前ご紹介した大人向けのマンガ「潔く柔く」のように高校生の分際でラ@ホに突撃したりとかは今のところあり得ない状況です。
2009年に朝日新聞に出た書評とのことです。ご参考までに。
このように、率直に言って非常に青臭いマンガですが、若者の真っ直ぐな心情がよく描かれており、古典的な成長物語として素晴らしい作品に仕上がっています。読んでいる私も登場人物たちから励まされる思いがして、
キモイ中年オヤジはiPadの前で何度も泣きました。
というわけで「青空エール」、マンガの好きな方には自信を持ってオススメします。ぜひご一読下さい。
出版元から初期の話がラジオドラマ化されていますので、リンクを貼っておきます。
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青空エール(少女マンガ) | 趣味
Posted at
2013/12/18 12:29:16