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皆さんこんにちは。

香川県では、今日は台風17号の影響で、特に午前中に猛烈な大雨に見舞われました。私は駐車場から職場の建物までほんの数百メートル移動しただけでズボンがびしょ濡れになりました。栃木県では今日も竜巻が発生したとのことで、大変な思いをされた方もいらっしゃることと思います。心よりお見舞い申し上げます。

香川県では今年も水不足に悩まされてきましたが、この台風と大雨によってとりあえず渇水は解消されました。地元ネタとして、取り上げさせて頂きます。



香川県には大きな川がなく、夏場にはほとんど毎年のように水不足になります。高知県にある早明浦ダムというところが頼みの綱で、ここから徳島県の吉野川に流れる水の一部を香川用水という設備で分けてもらって凌いでいるという状況です。

私が香川県に来てからも、覚えているだけで2005、2007、2008年などはひどい渇水になって、子供の小学校のプールなどはまともに行われた記憶がありません。私は関西出身で、水なんて琵琶湖からいくらでも来るものだと思っていたので、渇水の話を初めて聞いたときは驚いたものです。

しかし！！そうやってカラカラになっていよいよ断水？！というときになると、なぜか決まって台風がやってきて救われる、というなかなかスリリングなダムさんなのです。地元の新聞「四国新聞」にはダム上空の雨雲情報が掲載されていて、常に人々の話題の一つになっています。

今年も台風が来る寸前には貯水率が25%程度まで低下し、「早明浦ダム、またあかんね」が挨拶代わりになっていました。ほとんど、大阪の「儲かりまっか？」と同じノリです。

このブログを書いている時点で貯水率は90%を超えたようです。やれやれだぜ。（空条承太郎）　

関連の画像を少しまとめてみました。



＜左上：早明浦ダムの写真です（水資源機構さんのサイトより）：貯水量全国第八位らしいです＞
＜右上：今朝の天気図です：モロに四国に前線がかかっています＞
＜左下：昼頃の雨雲レーダー予想図です：黄色やオレンジの部分が雨量の多い部分です：実際、これに近い降り方をしていました＞
＜右下：その一時間後の降雨実況です：雨は東へ去りました＞

渇水が台風で解消するというのは香川県ではよくあることなのですが、巨大なダムを一気に満水にしてしまうそのパワーには、自然というものの持つ凄まじいエネルギーを感じます。