
皆様こんにちは。
私は11/2(土曜)昼から翌11/3(日曜)昼まで、香川から岡山県は倉敷市に出張しておりました。仕事は土曜の昼からだったのですが先乗りして少し観光してきたので、その様子をレポートさせて頂こうと思います。内容は以下のとおりです。
1)大山康晴名人記念館
2)倉敷美観地区
3)大原美術館

最初に倉敷市街の地図をお示ししておきます(図は大山名人記念館のサイトから拝借しました)。私はこの地図中央下の倉敷川沿いに、美観地区を下から上に回った格好です。
1)大山康晴名人記念館
私は将棋が好きなもんですから、倉敷に行くことがあればぜひここを訪ねようと思っていました。

倉敷出身である故・大山康晴十五世名人は不世出の大棋士で、勝負の面でタイトル獲得通算八十期をはじめとした数々の記録を持つことはもちろん、日本将棋連盟の運営にも尽力されました。名人は現役A級棋士のまま、大腸癌のため平成四年に惜しまれながら亡くなりました。こちらの記念館はまだ現役棋士であった1970年に建てられたということです。
それでは、内部の様子をご紹介します。なお、こちらは全館撮影可能となっております。

<左上>名人の胸像です。よくテレビにも出演していたので、四十代以上の方は見たことがあるのではないでしょうか。
<右上>左が大山名人の揮毫です。右は、大山にとって終生のライバルであった升田幸三名人の揮毫です。
<左下>ゆかりの将棋駒です。
<右下>新旧の棋書も揃っています。

<左上>牛乳ビンの底のようなメガネがトレードマークでした(遺品)。
<右上>大山名人杯小学生大会の優勝カップです。
<下二枚>後進の指導やアマチュア将棋の対局ができるようになっています。

<左>隣接する倉敷芸文館です。こちらでもプロ棋戦が行われることがあります。
<右>現役女流棋士、里見さんと甲斐さんの間で戦われるタイトル戦、「
倉敷藤花戦」のポスターです。こちらの棋戦は大山名人を記念して没後に創設されました。大山名人らが築いた伝統を引き継いで、現役棋士は男女を問わず研鑽を続けています。
2)美観地区
倉敷川沿いに、ぶらぶらと歩きます。

風情のある建物が続きます。人力車とも行き交います。すると、、、

楽天イーグルスの星野仙一監督の記念館がありました。そういえば岡山県出身ですね。

今回は時間の都合でこちらには入れませんでしたが、星野監督率いるイーグルスは、田中将大投手の鬼神のごとき活躍もあって見事に今年(2013年)日本シリーズ優勝を果たしました。写真はマー君が負けた日の朝に撮った勘定です。

<左>大原美術館の前に、めがね橋がありました。
<右>高瀬舟がゆらゆらと近づいてきます、、、

舟には子どもたちが乗っていました。きっといい気分だったでしょうネ。
3)大原美術館
次の目的地、大原美術館に着きました。こちらは残念ながら、施設の多くが館内撮影禁止です。建物は大別して四つあります:本館/分館/工芸・東洋館/児島虎次郎記念館で、このうち最後の児島虎次郎記念館は別の敷地にあります。

大原美術館は、倉敷紡績の創業者の子息で実業家であった大原孫三郎(生年:1880)と、その支援を受けた美術家の児島虎次郎(生年:1881)が協力して作ったものなのだそうです。児島は自身何度も渡欧して活動し、現地の美術界でも才能が認められました。そしてその当時のヨーロッパの美術家から直に作品を購入するなどして、現在の美術品コレクションを樹立した、ということです。もはやいくらお金を積んでも入手できない貴重な作品も多いのだとか。

素晴らしい絵画や工芸品の数々は直接訪ねてご覧頂くしかないようです。私は一時間半くらいしかいれませんでしたが、全くの駆け足になってしまいました。写真は屋外に展示されていたロダンの彫刻です。

今回は臨時の催しとして、こちらの陶芸家の方が展示会を開いておられました。陶芸品がところ狭しと並べられており、門外漢の私は思わず「いい仕事してますねー」と独り言を呟いてしまいました。
ということで、わずか半日ですが倉敷美観地区を巡ってみました。小さな地区ですが見どころは多く、このような街並みと文化・芸術がお目当てであれば、丸一日いても退屈はしないと思いました。
Posted at 2013/11/04 16:29:23 | |
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