購入後3ヶ月でボルボ S60 の操作にも習熟して感覚的に使いやすくなってきました。操作はダッシュボードのセンターコンソール(写真上)とハンドル右にある、クラスタースイッチ(ボタン+ロータリースイッチ:写真下)にて行うのですが、慣れると、コンソール上のスイッチを一押しして、その後、ハンドル側のスイッチで調整といった感じで操作しますので簡単かつ便利です。また当初電卓のようだと揶揄したセンターコンソールのスイッチ類も、真ん中の数字キーはまず使用しないこと、よく使うスイッチ群は外周に余裕を持って割り当てられており、ディスプレイに表示される機能の階層も深くないので、ブラインドタッチとまでは行きませんがそれに近い操作が可能です。
この辺りの操作体系をボルボは、「ボルボセンス」と名づけて自社の特長としていますが、確かに他社に比べて、スイッチの数や操作手順については、ある種のシンプルさ追求しており、試みはある程度成功しているのではないかと思います。
それでは比較のために、以下にいくつかのDセグメント車のダッシュボート周辺部の様子をみてみましょう。
まずは最近話題のプジョー 508
次はアウディ A4
更に最近フェースリフトされた Cクラス
そしてボルボ S60
ドイツ車は、サイドコンソールのクルクル回すロータリースイッチ (なんて名称でしたっけw) が特長的な仕様です。ただ少しゴチャゴチャした印象がありますね。プジョー (シトロエンもそうかも) は、昨今の高級感や見た目の改善には驚くべきものがありますが、ドイツ車同様、いやドイツ車より更に未整理な印象を受ける部分があります。さらにお国事情の違いからナビのハンディが克服できていないところも残念です。S60 のコンソール部はこうして並べて見るとやはり一番シンプルな印象を与えます。ナビもボルボ車としてはやっとベストな位置に収まりました。
(ちなみにボルボ S60 は、米国の『ワーズオートワールド』誌の選ぶ毎年恒例の「10ベストインテリア」にも選ばれています)。
勿論、上記の比較考察には、実際の機能面での優劣や、ハードウエアとしての質感、操作感などは考慮されていないので、総合的な優劣については、一概には結論できないことをお断りしておきます。
Posted at 2011/07/23 15:36:49 | |
トラックバック(0) |
ボルボS60 | クルマ