三河屋ワークスのブログ一覧

先日、と言っても もうだいぶ前になりましたが前のブログに書いた通りみん友のヒロくんがお見えになってました。

その時自分は銀を出したのですが、手間もヒマもふんだんに使っている白と違い限られた条件内で仕上げている銀。でも、だからといって中途半端でもよしとは思ってはいません。

いつも思っていることなのですが、やはりその時に出来ることの出来る限りでその場を迎えたいと思っていますので数日前からひと手間かけて講習会に参加してたんです。




今回のひと手間はGTウイング。基本的にノーマル然とした外見が好みではあるのですが、実は銀にはGTウイングという物が付いていました。カーボン3Dが主流の時代にちょっと古めなアルミダブルの物。まぁ、普段はハズカシがり屋さんなので外していますケド。（笑）　ただ、これがまた結構重たくて。人さまよりちょっぴりお馬の少なめな銀にはずっと気になっていたんですね。



今までのGTウイングは C-WEST の1500㎜アルミダブルの物。ナローの180には推奨サイズではないでしょうか。でも個人的にはもう少し小ぶりの方が好きなんです。現状、銀はその他エアロも一切ありませんので。





そこで今回用意したのが SARD の1410㎜カーボンシングルの物。サイズ的な部分での話では効果低減になってしまうのでしょうケド、まぁその辺は自己優先順位で。（笑）　





装着自体はなんとか当日に間に合わせたのですが、あと処理がずっと手付かずになっていました。今までの C-WEST の物と違い、SARD の物はトランクマウント単体で車両に残しておくことが出来ません。新たに空けた SARD用の取り付け穴と、今までの C-WEST用の取り付け穴でリヤゲートは穴だらけで、雨漏れ対策にアルミテープが張ってあるだけです。これ、なんとかしたいですね。昔はそのままでもへっちゃらでしたけど、三河屋さんも大人になったんですね。（笑）





と、いうワケで穴だらけになったリヤゲートの処理をしてやりましょう。ノーマル風エアロの白にも過去GTウイングを付けてた時期があり 鈑金処理でキチンと穴を埋めた事もありますが そこは飽き性な三河屋さん。また何時どう変更してしまうか分からないので、今回はカバーで隠す事にしておきます。（笑）







まずは新しく組んだ SARD の方から。


SARD のトランクマウントはこんな形をしています。





この真ん中のスリットにラダーを差し込み、ラダー底面に刺さっているスタッドボルト３本でトランクマウントを挟み込んで車両側に取り付けるようになっています。個人的にGTウイングを外した時にトランクマウントは車両側に残しておきたいので雨漏れ対策としてフタを造ってやることにしました。





上面だけだと傘程度にしかなりませんので前後側面までカバーし、あとで裏面には防水用にパッキンを貼り付けて仕上げます。





と、こんな感じになりました。










今度はいままで付けてた C-WEST の方。


C-WEST のトランクマウントから型と取ります。





で、取り出しましたのはご存じ ３Ｍのダイノック。





これを表面に貼ってカットして、





こちらにも裏面にパッキンを貼り付けたら出来上がりです。










さて、パーツが出来上がったら あとは車両に取り付けるだけです。トランク穴の位置だしやパーツ製作に比べたら ボルトオンですので、パーツ製作時の採寸さえミスってなければなんも難しいことはありません。


こんな感じと、





こんな感じです。





ちょっぴり仰々しい感じになりましたね。（笑）










今から15年ほど前までは自分の走るステージのスピードレンジ程度じゃエアロなんて大して効果無いんでしょ？　そう思ってたんです。でもやっぱりちゃんと結果は出ますよね。素直に 『これ、スゲーなー』 って思いました。でも…　数字だけが全てじゃない裏山に住んでいますと自分のスタイルに戻してしまうんです。パッと見ノーマルなのになんだかアヤシクて…　そんな滲み出るようなカッコの良さに憧れていますので。（笑）

だけど白と同じアプローチじゃツマンナイですモン。今更なことでもいろいろやってみないと。昔気付かなかったことが分かってくるかも知れないし。それに基本的に三河屋さんは飽き性なんですヨ。（笑）


まぁ、カッコに拘れるほど戦闘力に余裕が無いってところがホンネのお話でもあるんですケドね。（笑）

某日早朝、某裏山に自分の他にもう一台のクルマ。

５ヶ月前、用事のついでに三河の裏山までいらっしゃったのはみん友のヒロくん。その時は自分のクルマではなく同じくみん友の雪月さんのクルマでいらっしったのですが、今度は夜中の裏山に自分のクルマで一人で来ると。

最初にお逢いしたのはもう３年半前。場所は今の自分のホームである裏山、通称 『赤味噌ロード』。その後何度か走行会に参加して頂いたりと比較的頻繁にいらっしゃってます。




時間と場所を聞けば目的はハッキリしてます。ただのおしゃべりだったら何も真夜中にウチを出る必要もないですから。こういう場合、本来 白の出番なのですが残念なことに準備が全く間に合わず。いろいろやったんですよ、P/S のオイル漏れを直したり、Fタイヤを交換したり。まぁ、両方ともバリバリの中古ですが（笑）　自分なりに一生懸命準備はしていたんです。だってわざわざ遠方から来て頂けるんですからそれぐらいは礼儀でしょう。







『赤味噌ロード』 の麓に AM3:00 待ち合わせ。
軽く挨拶を交わしたあとは直ぐにハザードを一発の世界。







自分が後輩によく使う言葉が幾つかあるのですが、その中で『出来ることを出来る限り』というのがあります。
これがよく勘違いされてしまうんですね。

『出来ることを出来る限り』 とは、ほんの少しの無理もせず、苦しい思いもしない範囲で頑張ろうね。そんなつもりで掛けた言葉ではないんです。基本的に自分が気に掛けている後輩たちは上を見ている奴らばかりです。もっと速く、もっと華麗に…　競技の世界、非公式な世界 関係なく共通の想いを持っている連中にそんな言葉はかえって失礼にあたります。


筋トレって筋組織の破壊と再生の繰り返しで筋組織の増強させるものですよね。同じ負荷を掛けてやっても筋トレ後は筋組織が破壊されないようになって。それと同じでいま以上のものを、いまより上のステージに上がろうと思ったらやはり負荷は必要なんです。でも過大な負荷は走るということにおいては破綻を意味してしまう。それでは元も子も無くなってしまいます。そんなことにはなりたくないですよね。表面張力分の頑張りの話をするんです。

コップの中に入る水の量ってコップの上端ギリギリまで。例えば200㏄入るコップに250㏄入れたらどうなるか。こぼれるに決まってますね。つまりは破綻を意味します。200㏄のコップには200㏄しか入らない。ごく当たり前のことです。だけどゆっくりコップに水を入れていってやるとどうでしょう。表面張力の影響で盛り上がった分、余分に水を注ぐことが出来ますよね。ここの部分のもうひと頑張りを知って欲しいんです。







もちろんクルマの楽しみ方は幾つもあって走ることばかりが全てじゃないし、さらに走ることと言っても求めるものの種類は幾らでもあって。自分の考えを押し付けるつもりは全くないのですが 『自分はこうやってやってきた。自分ならどうする？』 そんな問いが何かのきっかけにでもなればな…　と。









７つの裏山を朝まで４時間走り回り。
言い辛いこともたくさんあるけれど、まっすぐ向かってくる相手に表面上だけのお付き合いは苦手だし。

まぁ、どっかで聞いたことのある受け売りの言葉ばかりですケドね。（笑）