2008年11月04日
証言を求められる。③
さて、呼び出しの時間は午前中。
ちょっと早いが、さっそく裁判所へ。
今回の内容は民事裁判に当たるので、刑事事件とは扱いが違う。
裁判所の入口には、その日行われる民事・刑事それぞれの裁判の簡易的な内容が書き留められていて、傍聴希望者はそれを見て法廷を選んで移動し、着席をする。
今回、K坊は証言者なので、入口で弁護士と待ち合わせをし、時間どおりに法廷へ入る。
かといって特に気張るところはなく、入口や席は傍聴人と同じだ。
裁判は今回で2回目のようだが、原告のバイク乗りは入院しているところを外出許可を取り付けてきているようだが、痛々しく松葉杖をついていた。
対してタクシードライバーは苦虫をつぶしたような顔をして、バイク乗りをにらみ倒していた。
K坊の証言は、互いの意見が出たあと、いよいよというところ。
基本的にはバイク乗りを全面的に肯定する証言となるわけだが、いきなり相手から突っ込まれた。
「証言者はA氏(バイク乗り)との交流を持っている可能性があり、信用できないのでは。」
それを言われるとこちらは何も言えないんですが…。
一応、①で見たことをそのまま証言。
向こうからの質問はなかった。
裁判の焦点をまとめるとこうだ。
バイク乗りの言うとおりであるとすると、責任割合は9対1となり、タクシードライバーは会社の保険枠を超えて実費補償に追い込まれる。
タクシードライバーの主塔が全面的に通ると、反対の9対1となり、ほぼすべての訴訟をバイク乗りがしなければいけなくなる。
そこで、もし両者間で平行線が続いて保険会社同士での和解が成立すると、お互いに自分の分のみ修理代を保障する形となり、これをタクシードライバーが狙っているものとみられる。
今回のK坊の証言はこの状況を打開する内容となる。
おそらく、このままうまく決着することになるだろう。
こういうこともあるので、事故を起こした場合、必ず、周囲の目撃者には連絡先をもらっておくことは重要なんだな、と考えさせられる。
自分がこのバイク乗りの立場だったらと思うと…空恐ろしい。
皆さんも、自己の際はお気をつけて。
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Posted at
2008/11/04 23:30:26
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