2005年07月29日
ビッグスクーターの危険性
一昔前まで、街中にはトラッカー系、ストリート系のバイクが溢れていた。
TWやグラストラッカー、FTR、セローなんかも、リアタイヤを太くして、余分なものを剥ぎ落として、バッテリーレスにして街中を走るスタイルが街に溢れた。
でも近年はめっきり見なくなりましたね~。
そのかわりに最近爆発的に増えているのが『ビッグスクーター』ってやつだ。
フォーサイトやフュージョンにはじまり、フォルツァで火がついたようにブームが始まった感じですよね。
大学生や高校生でも、個性を出しやすいようで、乗っている奴を沢山見ますよね。
近年では、バイクの中型二輪免許にもAT限定があるようで。
でも、元バイク乗りとして、彼らに一言忠告しておきたい。
ビッグスクーターはある意味、オートバイよりも危険だということ。
確かに、クラッチもギアもなくて気軽だし、カウルやバイザーが大きめで空気抵抗も少なそう、加えて音楽装備や広いメットインスペースまで揃っているのは魅力的だと思う。
でも、バイクの安定操行上不可欠な「ニーグリップ」が出来ない。
ニーグリップってのは、オートバイのタンクをフトモモで強く挟むようにすれば、バイクとライダーの一体化が増し、安定する原理。
スクーターには、フトモモの間に挟むものなんてないですよね。
ということは、バイクがバランスを崩したとき(コーナリング中に段差やギャップを拾うようなとき)、体がバイクからすっ飛ばされやすいということ。
まして反っくり返って足を前に投げ出して、アメリカンのようなポジションで乗るなんて自殺行為に見える。
とくに免許取り立てのイキがり高校生はそんな感じですよね。
車とつく乗り物は自動車もバイクも原チャもスクーターも自転車だって危ないってことはわかっているはず。
自分の乗り物の危険性や特性を掴んで、楽しく安全に運転を楽しんでほしいなと思うんですけどね(>_<)
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Posted at
2005/07/29 01:00:48
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