
人によってはばかばかしいとお思いになるかもしれませんので、先に言っておきますね。
四国を周遊中に立ち寄った桂浜。
もう時間は夜で、駐車場も開いていないけど、せっかくだから坂本竜馬を見ていこう。
そんな話を仲間として、車を止めた。
坂本竜馬像までは、公園になっているところを歩く。
見つけた!でかっ!!
三人で、変なことで盛り上がっていた。
少しして落ち着いた後、車のほうに戻りつつ、海岸線を歩いていると…
「あっちに水族館みたいなのあるよ?」
「ちょっとみて行こうか。」
海岸線を歩くと、確かに水族館があるが、夜である以上、入ることはできない。
ふと、その先にがけを見つけ、さらにその先に、がけを上る階段を見つけた。
ちょっといってみようか。
三人でゆっくりその階段を上ると、神社があった。
神社というか、祠というか、そんな、こじんまりとした建物。
友達が、そこの上にさらに階段を見つけた。
「この上にもいってみないか?」
言うが早いか、彼は階段を上りだした。
なんとなく胸がぎゅうっと絞りこまれるような、胃もたれのようなずっしり感が、まとわりつく。
何だ?
そう思って辺りを見回す。
そのとき、友達が上る階段の先に、はっきりと人の輪郭をした黒い塊を見つけた。
間違いなく、こちらを見ている!
「ちょっと、それ以上行くのはよした方がいいかも…」
息苦しさに苦労しながら、友達にそう伝え、引き返させる。
事情は後で話すからと、がけを下りながら二人に話し、車に戻る。
車に戻ると、さっき感じた重厚感は感じなくなっていた。
「実はさ、さっき…」
話しながらセルを回し、エンジンをかける。
「祠みたいなとこの上でさ…」
そのとき、ルームランプが反射していた街頭の光が一瞬途絶えた。
そして、右テールランプのすぐ後ろに、白い服が動くのが、サイドミラーでわかった。
次の瞬間、K坊はあわてて車を発進させた。
なぜなら、その女性は…
Posted at 2005/11/11 12:46:50 | |
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いろんな意味でR18 | 日記