2005年12月04日
K坊の記憶の限り、自分が曲がっている車に突っ込んだのではなく、ウインカーの点灯が遅く、曲がる前に右に寄る相手の運転のせいで左折を予測できなかった、と思う。
というか、相手の車のウインカーが光っていた記憶が全くない。
とはいえ確かに、動いている車を追い抜こうとし、そこにK坊の過失があったことは間違いが無い。
が、このままではしゃれにならない。
まずは相手のほうにそう伝えようとしてみる。
が、電話に出ない。
どうもばっくれる気満々らしい。
ということで、トヨタ系ディーラーと市内の整備工場に、弁護士の方と片っ端からアポをとり、そして事故車のノアを見つけ、傷が追突で出来たのか巻き込みで出来たのかを確認してもらう。
ちなみに「自分は自賠責のみで相手は任意がある」と言ったら、整備工場の方が入念に調べてくれたっけ(笑)
結局、傷の方向はバイクが後ろから追突してできる後→前の向きではなく、巻き込みで発生する引っ掻き傷の少なくて凹みの大きいものであると判断された。
その書類を警察に持ち込み、調査を依頼、同時に家裁に詐欺で訴える準備が整っている旨を相手に伝えていただいた。
その翌日、保険屋から連絡が来た。
「今回はお互いに意見が平行線で、ということで、お互いの車を自分のお金で修理する、ということでいかがでしょうか?」
当たり前だ。
過失責任はわるくても四対六、通常なら八対二だ。
今回は、弁護士の方いわく九対一でいいほどだったのだから。
結局、CBRの修理費用は自分で出したので、痛い出費となった。
以上、100パーセント事実に基づく示談交渉例でした(笑)
この示談交渉ってやつは、昔から問題が尽きませんね。
これは何とかなった事例ですが、皆さんも注意してくださいね(>_<)

Posted at 2005/12/04 03:20:19 | |
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事故 | クルマ
2005年12月04日
相手から連絡が入ったのは、翌日ではなく翌々日だった。
電話に出た母親の声が、途中で変わった。
「え?息子が帰って来たときに聞いたことと違うんですけど?」
え?
いやな胸騒ぎがする。
慌てて電話を交代する。
「もしもし、電話代わりまして、当事者の○○です。」
「あ、この間の事故なんだけど、追突だから君の責任で直してもらうから。こっちの保険は使わないので。」
いきなり、そう言われた。
いや待て。
「え!?だってあれ、追突じゃなくて巻き込みでしたよね?」
「あ、当事者同士が話すことは法律が禁止してるの。わかる?だから親に戻して」
「え?ええ??」
結局、終始向こうのペースで話され、一方的にノアのスライドドア交換や、ピラーなどの修理代計60万円を突き付けられた。
そして、一方的に電話を切られ、翌日にはご丁寧に請求書がFAXされてきた。
ふざけるな!
当時まだ事故への知識も、法律知識も、交渉術も全くなかったK坊は、市役所に行き交通事故相談をお願いした。
その時に知り合った弁護士の方が、警察に調書の確認をしたところ、相手は最初から責任を取るつもりなどなかったことがわかった。
K坊と別々に意見を聞かれたときに、すでに「自分が30メートル手前からウインカーを出して慎重に左折を始めたところ、相当後ろにいたバイクが猛スピードで左に割り込んで来て、勝手にぶつかった」と説明していたのだ。
つまり、彼はK坊が未成年である以上、K坊の意見より自分の意見のほうが信用されると踏み、事故を追突にして免責ゼロにしようとしたのだ。
たしか、車も社用車、転職したてだと話していたので、入ってすぐに事故して保険利用、なんてことをしたくなかったのだろう。
そんなことを推測する前に、まずは着せられた濡れ衣をどうするか、それが問題だ。

Posted at 2005/12/04 02:41:59 | |
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2005年12月04日
あれは、まだ高校二年の冬だった。
当時、CBR250RハリケーンⅡという、いかにも峠、サーキット行きますぜ!系のバイクで(人はそれをレーサーレプリカと呼ぶ)バイト先のレストランに通っていた。
その日も、いつもと同じように、マシンに火を入れ、自慢のケイヒンキャブとダイシン管でごきげんな音を上げながら、バイト先に向かっていた。
前を走る車が、K坊が近寄った瞬間に右に寄った。
おっ♪どいてくれたと思い、左から追い抜きをかける。
そしてちょうど車のサイドミラー越しにドライバーと目が合い、手を挙げて会釈を…とした瞬間。
車がいきなり路肩の駐車場めがけて左折を始め、K坊の進路を完全に塞いだ。
ガシャ!
車(タウンエースノア)の横っ腹に、寄り掛かるようにしてぶつかり、バイクごと倒れた。
「大丈夫ですか!?」
若い男の運転者が、駆け降りてきた。
自慢のCBRは、アンダーカウルが割れ、マフラーは歪み、ライトが割れ…。
身体には異常はなさそうだ。
すぐに警察を呼びつつ、二人で話をした。
「すいません、後ろ見たときにやばいと思ったんですけど…」
柔らかい人当たりに安心した。
「いやー、すっと右に寄ったから、開けてくれたんだと思いましたよ」
率直に、意見を伝える。
「本当にすみませんでした。また明日にでも、保険で電話させていただくので、こちらがわに任せてください。」
そう切り出され、責める気はなかった。
お巡りさんに免許を呈示して、状況整理をして、その場をあとにした。
当時、ちょうど任意が切れてしまっていて、相手が任せろと言ってくれてよかったと、帰った後家族と話をした。
そして翌日。
続く

Posted at 2005/12/04 02:13:35 | |
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