やんぢのブログ一覧

一人一票実現国民会議の意見広告。
時々出ていますが、今朝は毎日新聞に出ていました。

この広告の趣旨は

一票の格差を問う裁判で
格差の存在を容認し是とした最高裁判所の裁判官を
衆議院議員選挙のときに行われる国民審査で罷免しよう

というものです。

一票の格差を無くそうという理念は多くの人に賛同されているようですが
この一点だけをもって国民審査に×印をつけるという呼びかけには疑問を呈する人もいます。

私は個人的に、一つの理由だけで×印をつけるのはありだと思いますが、
今日書きたいのは国民審査のことではありません。



これを主催している団体は、多くの有名人が発起人・賛同者として名を連ねています。

そのメンバーが右から左まで揃っているのがすごいなぁ

と思ったわけです。
例えば…

ジャーナリストの櫻井よしこ氏は、ガチガチの保守の論客で、日本の核武装まで訴えている人。

弁護士の伊藤真氏は、護憲のカリスマとも呼ばれ、今の時代に『アカ』と言われて攻撃されたりもする人。

普通だったら同じ団体の呼びかけ人に並ぶことなど考えにくいのですが、
国会議員の選挙での一票の格差を無くせ！という一点でつながっている
ということなのですね。

政治的な立場や考え方に違いがあっても
民主主義を前提に言論で戦うという同じ土俵に乗るためには
国会議員の選出方法は公平であるべき

ということを考えられるのは、西の大国や北の独裁国家とは大違い。
日本は全然ダメだ…と思う出来事も多いのですが、
これはまだまだ捨てたものじゃないと思えるいいことです。


私も、自分のブログなどに『右寄り』『左寄り』という言葉を使うことが時々ありますが
やはり人をレッテルによってのみ判断せずに、
問題によっては是々非々で対応することも大事なのだなぁと
この意見広告を見て思ったのでした。