やんぢのブログ一覧

３月１１日の今日。
それぞれの人の胸に去来する思いは様々だと思います。

震災当時書いたかもしれませんが、私の本籍地は宮城県で、親戚の半数は宮城県福島県にいるのです。
私の親戚縁者は幸いにして一人も命を落とすことはありませんでしたが、遠く愛知県から連絡がつかない鮎川のいとこを心配したこととか、福島の田村郡にいる親せきの被曝を心配したこととか、中部地区での放射線量がどうなるのか心配したこととか、昨日のことのようです。

そして、各種報道からも東北地方の復興はまだまだで、
“あの時一つになった日本が、今ではまたばらばらになってきている”
というのも、実感として分かります。



そんな今日、やはり中日新聞はこの話を大きく持ってきました。


人間は原発と共存できない。
それは明らかなのに、再稼働させようとする政府とそれを支持する不思議な人がいる今の日本。



こういうスタンスで報道を続けるメディアに対し、
左とか反日とかのレッテル貼りで批判する悲しい国民がいる国が、今の日本。



あの日、「最悪の場合は日本が終わるかもしれない」と思った人は少なくないはず。
その後の日々、日本各地を舞う放射線量に心を痛めた人は少なくないはず。
そして今、故郷に帰ることもできない人がまだこんなにたくさんいる事実。


安倍首相が、美しい日本の国土を愛するなどと言っているのは悪い冗談でしょう。
ひとたび事故が起これば、美しい日本の国土なんて全部パーになってしまうのが原発なのに。


世界一安全にする？
だったら絶対に事故は起きないのかい？

それでずっと騙されてきたのが日本人なのですよ。


経済も大事？

命や健康よりお金が大事なら、
はっきりそう言ったらどうですか？


























よく
『反対するなら対案を出せ』
とか言う人がいますが、中日新聞は対案にも大きく紙面を割いています。