自動車教習所に通いだした頃に車に関心を持ち始め私。
教習所の指導が厳しくて、何度か挫けそうになりましたが、『車を嫌いになるまい!』と自動車関係の本を読み漁っていました。(人生で一番ポジティヴだったな
)
で、その時に出会ったのが自動車評論家の巨匠、T大寺先生。
先生曰く、「ゴルフは大衆車のお手本である」と。「それに近いのがマツダ ファミリアである」と。
『じゃあ最初の車はファミリアにしよーっと♪』
金も無いガキは妄想に耽るのであります。
やがて中古のファミリアXG(S57年式)を親に買わせるのですが、『これがゴルフなのか?』と、知らないとは言え、甚だしい勘違いをします。
ゴルフ体験をするのは、平成元年。親戚の不幸に行き、斎場への移動の際にゴルフⅠに乗せて貰いました。
確か左ハンドルでMTだったと思います。
驚いたのはドアの開閉音の重厚さとガッチリ感。それにシートの硬さ。ゴルフ≠ファミリアXGであると気づいた瞬間です。(赤面)
中古車のファミリアは、シートが柔らかく、ケツが沈む感じですが、ゴルフは焼鳥屋の木のイスみたいな硬さ。サスも硬くドイツ風味。
唯一ファミリアと同じなのは、車内の煩さ。
『ゴルフは国産車とは別物だな』と実感しましたねー。
まぁでも、この頃の外車には手を出しにくい時でしたし、私も『欲しいな』とは思いませんでした。維持費とか故障が許容できる収入状況でもありませんから。
因みに平成元年ではゴルフⅡが販売末期に入ってましたね。
で、ゴルフⅡ。これは私から見て、『ドイツらしいドイツ車だな』と感じていました。
安定感があり、頑丈そうなデザインは日本車にはありません。
フロントにフォグを入れるのが定番のイジリでしたが、日本の規制により点灯は出来ず、たまに点灯させていた車は『アウトローな人だ』とすぐに分かりました。(笑)
ゴルフⅡは運転したことはありません。1キロくらい乗せて貰いましたね。まぁⅠと同じ印象でした。
そして運命のゴルフⅢに出会います。
スタイルでは一番好きな形のⅢ。
この車に乗った時、T大寺先生の宣う「国産車のベンチマーク」が頭に浮かびました。
そして、『国産車はまだ全然ゴルフの域に届いていない』と実感いたしました。
やはり国産車の最高速100キロ+α想定の車造りでは、たった90馬力でもアウトバーンを走るゴルフに追い付ける筈はありません。
(ゴルフⅢとの経緯は何度も書いたので省きます)
ゴルフⅣ。これもゴルフらしい形と感じました。質感もⅢから大幅にアップしました。
でも買うまでには至りません。長らく【ウィンダム地獄】にはまっていたので、好きな車を買える状況になかった頃でしたから。
そしてゴルフV。後ろから見たドッシリ感がゴルフだなぁと。
しかし、ゴルフVもスルーしました。まだDSGに信頼が置けなかったから。
まぁ、デザインも私の好みと違いましたしね。
で、満を持してゴルフⅥがデビュー。Vのビッグマイナーでしたけど、スタイルにズッキューン♪とやられました。
親父が他界し、新しい生活が始まる時に購入したのであります。
私の人生の転換点?と言うのは、大袈裟かな?
ゴルフⅠ体験から19年を経て、オーナーとなった訳です。
ご静聴有難うございました。
※カービューの試乗リポートにゴルフⅦの記事が載っています。
興味のある方は、是非。
ⅦのGTIが250馬力ならいいのにー。
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Posted at
2013/05/31 20:27:19