2020年04月07日
万が一、事故に遭った時の最後の手段
まだドラレコが世に広まっていなかった時代、出会い頭の事故とか、目撃者が居ない状況での事故等で、当事者の証言しかない場合がある。
そして、本当は被害者なのに命を失ってしまった場合、加害者側の証言しか残らない。
「お巡りさん、亡くなった相手が信号無視して来たんですよー。コッチはもう避けられなくて・・・」
そんなことが起きていたら、死んでも死にきれない。家族にも辛い思いをさせてしまう。
今はドラレコで証拠が残るので、「相手のウソなんか直ぐに分かるだろう?」と思っていたら、先日のテレビ番組で、「そうではない」と知った。
交通事故鑑定人を取り上げた番組。
私が見たのは再放送だが、左折しようとしていた自動二輪に大型トラックが追突。ライダーの方は亡くなられた様子。
そして追突したトラックドライバーは、「制限速度を守っていた。バイクがヘンなところで停まっていたので、ブレーキを掛けたが避けられなかった」・・・と、証言し、結局お咎め無し(ちょっとうろ覚え)。
遺族の方は納得が行かず、先の交通事故鑑定人に依頼して、独自に調査をして貰った。
そしたら、鑑定人はトラックドライバーの証言の【ウソ】を見抜いたのだ。
60㎞制限の道を100㎞程出していた事。(トラックのドラレコの画像で、速度を計算)
ブレーキを掛けたという証言も、ドラレコの映像でウソと分かる。ドラレコの画像に車内の様子がフロントガラス越しに映ってたんです。
ダッシュボード上に置かれたボールペンが映り込んでいたのです。
ブレーキを掛けた(追突寸前)というのに、このボールペンが急ブレーキの影響を受けていなかった。
そうした証拠を裁判所に提出し、再審請求をしたと。
命を失って、悪くなかったのに悪者にされてしまうなんて、本当に悔しいでしょう。
まぁ、交通事故鑑定人にお願いする様な事にはなりたくないが、万が一のために覚えおいて損はない。
ブログ一覧 |
テレビ番組 | 日記
Posted at
2020/04/07 22:39:27
今、あなたにおすすめ