でんでん74のブログ一覧

　はぁあ～とため息が出る。
　５月いっぱい、苦手な人と仕事でコンビを組むのだ。
　押し出しの強い人なので、圧倒されて、自分の仕事ができなくなりそう。
　気が重い。考えただけでも、お腹が痛くなる。
　それも、一人だけではない。右も左も、苦手な人なのだ。
　我ままな人は幸せだ。周囲の人に気を遣わせて、のうのうと生きていればいいのだから。気を遣うこちらは、たまったものではない。ストレスがたまるばかりである。
　今年で、悪い年も終わる。最後の追い込みであろうか？
　嫌なことは、いくら嫌だと思い悩んでも、容赦なく襲いかかってくる。避けようもない、台風のよう。備えだけきちんとして、後は、通り過ぎるのをじっと待つしかないのだろう。
　今日の夕方、散歩をした。通り道にある、木の緑が美しかった。何の木だっけ？桜だっけ？とにかく、生命の力強さを感じさせる色である。
　堂々した彼も、避けられない雨風を偲んで、じっと立っているのだ。
　あの木のように生きよう。辛さに耐えていることを悟られない、はつらつとした緑で大空を染め上げるような、一本の木のように。
　「雨ニモマケズ、風ニモマケズ…ソウイウ人ニワタシモナリタイ。」
　ふと、小学６年生の卒業式に習った、宮沢賢治の詩の一節を思い出した。

　雨に濡れ涙を流し風に吹かれ寒さに震え一本の木と成る