この記事は、
気を取り直して電線情報です。について書いています。
なんだかすげーバトンパスをもらったようなのでQuick Response8とQuick Response4についてごそごそと。
まずはQuick Response8。
これは8ゲージのパワーケーブル、価格は\2,200/m。プラス用とマイナス用があります。
上の赤いほうがプラス用、下の茶色い方がマイナス用です。
プラスとマイナスでシースの押し出し方向を変えてあるそうですが
なんとなく芯線の数が違うように感じるんですが...だれか数えてくれません?
このケーブルも他のmusicspiritケーブルと同じく「音の良い長さ」に切って使います。
音質のレビューとしては、これぞmusicspiritの真骨頂!と言って過言でないと思います。
音の細やかさ、パワー感。どちらもこのケーブルでないと出ない魅力があります。
細やかさ。あえて繊細さ、とは書きません。
昨今、「繊細」という表現には2つの意味が持たされているような気がします。
「細かく」「細い」
Quick Response8は音の細かさはありますが細さはありません。
音が太くて、細かい。
力強さを失わずして繊細な音を出すという、矛盾しているとも思える音色を奏でます。
また楽しい曲は楽しく、悲しい曲は悲しく、表情・感情のある音楽表現もこのケーブルの魅力です。
パワー感、バレンティンのように力づくではなく、イチローのようにすべてのタイミングを1点に集中させたバッティング、と言えばいいでしょうか。
音のパワーが1点に集中してくるので余計な力が入っていなく、それでいて芯の通った突き抜けるようなパワーが感じられます。
このタイミング・調子のあったパワー感、表情・感情のある音楽表現。
「音」ではなく、「音楽」を聴かせてくれる。
この2つがmusicspiritのケーブルが持っている魅力なのです。
Quick Response4。
こちらは4ゲージのパワーケーブル、価格はグッと上がって\15,000/m。
プラス、マイナス共用です。
最大の特徴はその構造。
(1) 0.8mmの単線が中心に1本
(2) 0.16mm✕25本の集合撚り(左捻り)✕4組
(3) 0.102mm✕71本の集合撚り(左捻り)✕1組
0.8mmの単線を芯にして、(2)と(3)を5束にして右捻りにします
(4) 0.254mm✕47本の集合撚り(右捻り)✕8組
右捻りの5束の外に、(4)を左捻りに巻く
という...
これを知るとこの価格の納得。ここまで手の込んだケーブルを他には知りません。
知らないだけかもしれませんが_(:3 」ノ)_
やはり、「音の良い長さ」に切って使います。
音質のレビューとしては、まぁパワーですわ。乱暴なほどに。
ガンガン来ます。
バレンティンとかイチローとかって言うよりもアメ車ですな、昔の。
TRCも何もついてない、スロットルをちょっとラフに扱ったらホイールスピンするばっかで進まないやーつ。
反面、音の細かさはないです。
音出し一発目はそのあまりのパワーにあっけにとられますが、しばらく聴いてるとそのラフさに「これじゃない感」がすごくなってきますね。
さて、このどちらも個性的なパワーケーブル。
使いこなし方としては、組み合わせて使うのがおすすめです。
バッテリーからヒューズブロックまではQuick Response4、ヒューズブロックからアンプまではQuick Response8と言った感じに上流にQuick Response4、下流にはQuick Response8という使い方がいいと思います。
ちょっとわかりづらいですがこんな感じ
アンプの要求する電力からすれば2ゲージか少なくとも4ゲージが欲しいところですが、上に書いた組み合わせを使うためにヒューズブロックから先はQuick Response8を2本束ねて使っています。
長々と書きましたが、一言で言えば「気持ちいい音楽を聞かせてくれるケーブル」って感じでしょうか。
僕はケーブルについてあんまり詳しくはないですが、musicspiritについてなら多少は語れますので解かんないことがあったらこえかけてくださいね( *`ω´)
Posted at 2014/08/17 18:06:38 | |
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