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たぬのブログ一覧

2006年04月08日 イイね!

港町コーブの物語

港町コーブの物語アイリッシュ・・・σ( ̄- ̄)の耳からどうしても拭えない、美しくも物哀しい旋律。
自分ではブルースなんぞを演りながらも、アイリッシュの美しい旋律にも心動かされるのです。

・・・思えば両方とも「虐げられた民」の哀しい歴史、その彼らの心の中から湧き出てくる音楽、という点で共通しているからかもしれません。

σ( ̄- ̄)が学生時代、プログレ・ファンタジーロックの「CAMEL」の大ファンだったことは、以前書いたと思いますが、このCAMEL、σ( ̄- ̄)にとっては「アンディー(アンドルー)・ラティマー」+「ピーター・バーデンス」だった。その片方の「バーデンス」が抜けてからは殆どCAMELの音源に触れていませんでした。「CAMEL」は今、オリジナルメンバーは「アンディー・ラティマー」のみで、彼のワンマンバンドと化しています・・・

で、久し振りで買ってみた「CAMEL」のコンセプトアルバム「Harbour Of Tears / 港町コーブの物語」。このマイナーな、おそらくココへいらっしゃる方の誰も聴いてないと思われるアルバムを、何故取り上げたかというと、一重にギターの音ゆえです。

アンディー・ラティマーのストラトから繰り出す美しい音色は、デビュー当時から大好きだったのですが、このアルバムでは更に更にσ( ̄- ̄)好みの音になっていて驚きました。

関連URL、もしくはココからオフィシャルHPへ行き、「JUKEBOX」を開くと、サンプル音源で、過去のCAMELの曲が7曲聴くことが出来ます。7曲目がこのアルバムからの曲になっています。音はPCなのでイマイチですが、音の感じ、雰囲気は解ると思います。

ちなみに、σ( ̄- ̄)が以前のblogで「過去最高の音!」と書いた音がこのアルバムにある、と言っても良いです。まさにそっくりの音なのであります。・・いやマジで(笑)
今、自分が出せる音で一番お気に入りの音、それがこのアルバムの「アンディー・ラティマー」の音、と思って頂いて良いくらいであります。・・出来れば彼の機材構成を知りたいですねぇ。

大枠は、多分「オールドストラト+歪み系(おそらく綺麗系の良質なFUZZ)+空間系(多分リバーヴのみでしょう)+チューブアンプ」の音。
2曲目の「アイリッシュ・エア(リプライズ)」で聴けるギターの音には、あまりに理想の音に近いんでぶっ飛びました。
適度にコンプレッションの掛かった、張りがあり、伸びがあり、物凄くよく抜ける、素晴らしく美しい音です。

ちなみに「Special Thanks」のクレジットにある、「Gryphon Guitars」というのは、アンディー・ラティマーの自宅近くのギター屋さんで、ヴィンテージギターにも詳しい店長は、彼の良き相談相手だそうです。


アルバムの出来的にも、σ( ̄- ̄)は好きです。テーマを「アンディー・ラティマー」のルーツである、アイリッシュに求め(彼の祖母がアイリッシュ)、かの国の民の、哀しい歴史を語ったコンセプトアルバムです。
ちなみに1曲目2曲目の「アイリッシュ・エア」(エアは旋律、と言った意味)は、トラディショナル。つまりオリジナルぢゃなく、アイルランドで古くから歌い継がれてきた曲。美しくも哀しい旋律が、聴く者の心を捉えます。

・・そして、最後の曲が終わった後、波の音だけが15分以上流れます。愛する家族と別れ、移住して行く人々が、船の上から聴いた音なのかも知れませんね・・・。

75年の名作「Snow Goose」にも迫るコンセプトアルバムだと思います。


アイルランドは、19世紀に英国の侵略を受け、占領されます。
そして、多くの農民が土地を奪われ、英国の政策により、農地を牧草地に変えらました。英国はアイルランドの民に酪農を強制し、英国人の食卓に乗る「肉」を賄う役目を背負わされたのです。
酪農は、農耕に比して人手が要らない。故に、農民の多くが職を失い、他にさしたる産業もない国のため、その多くが移民となって、愛する家族と離ればなれになり、英国本国やカナダ・オーストラリア・アメリカなどの英国の植民地へ出て行きます。
その別れの舞台のひとつがこのアルバムで歌われている「港町コーブ」なのです。
ライナーノーツに、「1840年~1920年の間に、アイルランドで生まれた人の43%近くが海外へ移住させられた」とあります。まさに異常な数字であり、それだけたくさんの哀しみの涙が流されたのでしょう。

人に「一番大切なものは?」と問えば、「家族」と言う答えが多く返ってくるでしょう。その一番大切な家族が引き裂かれ、別れ、移民となって見知らぬ土地へ・・・・・そんなことに想いを馳せながらこのアルバムを聴くと、切なくなってくるのです・・・(T0T)

Posted at 2006/04/08 23:41:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | CD | 日記
2006年04月06日 イイね!

富墓林

富墓林CDラック(・・と言えるのか?あそこ:汗)を鯖喰ってたらこんなん出てきました。

「トミーボーリン プライベートアイズ」
ソロ2作目、1976年作品。
これ、なかなかカッコイイわい!
3曲目の「POST TOASTEE」なんかのソロは、結構キマすです。

DEEP PURPLEのリッチー御大の後釜だっただけに、イマイチ日本では知名度が低いですが、結構イケてますねぇ。

何ちっても音が、音が素敵です♪ これが1976年のとは思えないほどですね。フレージングもかなりσ( ̄- ̄)好み。
アコースティックも素晴らしいし。
トミーさんの、けだるいボーカルもそこそこですね。

まぁこのアルバムを聴く限り「様式美」の世界とは合わんかっただろうことは想像に難くないですな。
どっちかいったら、ブールジーなバックボーンを持つギタリストでしょうね。

曲は全曲オリジナルで、ボーカル入りです。
洋盤なんで、多分タワーレコードかどっかで仕入れてそのままになっていた模様。
改めて聞き直すと、楽曲と言いギターの音、フレーズといい、相当レベル高いよ。
リッチー御大フリークの方々には悪ぅ~ございますが、彼と比べても遜色ないどころか、・・・勝ってない?

かなり気に入ってしまいました。
ただし、曲によってはバックにぴーぴーとホーンセクションが入るんで、そこは気に喰わんです<ちなみにσ( ̄- ̄)、ホーンセクション嫌い


詳しい事は知らない人ですけど、ちと他のも買い集めてみようかな?と思わせるには充分のクオリティです。

しかし、この方も若くして天に召されたんでしたよね?
・・・惜しい。



・・それにしてもこのジャケットの女、何とかならんかい!<かなりキモイど!
Posted at 2006/04/07 00:05:30 | コメント(1) | トラックバック(0) | CD | 日記
2006年03月06日 イイね!

CAMEL 「BREATHLESS」

CAMEL 「BREATHLESS」学生時代、これと「MIRAGE」が、一番よく聴いたアルバムかも知れない。

CAMEL・・・プログレの中でもファンタジーロックとも言われ、メロディアスな曲が多い。
巷では「SNOW GOOSE」を彼らの代表作に挙げる人が多いのですが、σ( ̄- ̄)は「MIRAGE」と「BREATHLESS」が、当時も今も最も好きです。


もっとも、σ( ̄- ̄)、今回取り上げる「BREATHLESS」(1978年作品)では、彼らの代表曲のひとつとされる、A面の「エコーズ」と、同じくA面の最後を飾る「サマーライトニング」しか聴かなかったが・・・。
後の曲はポップすぎて馴染めなかったが、この2曲はアンディ・ラティマーのギターの魅力が十二分に楽しめる秀曲です。

「エコーズ」は、おそらく初心者でも速攻でコピー出来るほど簡単な曲。自分も30分は掛からなかったように思います。
しかし、あの旋律、音選び、音作りはなかなか真似出来ないよ。

また、「サマーライトニング」の後半のラティマーの、これぞ「泣き」の極致的ソロが、今も鮮やかに甦ります。
フレージング・音・・どこをどう切っても、これほど好きなソロはそうそうない。

例え、プログレ嫌いの人でも、必ず何某かの感動を覚えるものと確信します。
・・てか、これのどこがプログレやねん?って曲ですな。

この2曲のためにこのアルバムを買ったようなものです。従って後の曲は覚えていません(汗)

CDでも再発されていますので、ぜひ一聴をお勧めの2曲です。


アンディ・ラティマー・・・この頃の彼のギターが最も好き。
やっぱりアイリッシュな雰囲気の漂うギタリストの一人ですね。
Posted at 2006/03/06 23:24:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | CD | 日記
2006年03月05日 イイね!

アイリッシュ

アイリッシュ突然ですが、自分の前世は「アイルランドの炭坑夫」だったかも知れない、と思う、σ( ̄- ̄)です(笑)


何故かアイリッシュなルーツを持つ音楽・ミュージシャンが好きなのです。
ゲイリー・ムーアやロリー・ギャラガー、CAMELのアンディ・ラティマー、CARVANなどなど・・・



・・彼らに共通してあるのは「泣き」。


よく、「泣きのギター」と言われますが、その代表格のサンタナとは何か質的に違います。<アイリッシュの「泣き」

・・厳しい自然、貧しい生活、荒涼とした大地・・・
アイルランドの多くの人々が、愛する家族を残して、港町コーブなどから出稼ぎに出ました。
ゲイリームーア曰く「あそこでは、炭坑夫になるか、ギターを弾くしかなかったからさ」・・・だそうです。
そんなバックボーンを持つ、どうしようもなく哀しくも美しい、アイリッシュの「泣き」のギターに魅せられるσ( ̄- ̄)なのです。



それがたっぷり漂っている、大好きな1枚(2枚組)=愛聴盤10本指に入るであろう、マイク・オールドフィールドの「EXPOSED」。
繰り返し聞くのはもちろん、DISC2の「TUBULAR BELLS(PART1)同(PART2)」。
この1曲だけで39分26秒もある、大作です。
これは、今回紹介する「TUBULAR BELLS」の1979年のライヴ・ヴァージョン。このテイクが一番好きです。LIVE VIDEOも合わせて持っています。



オリジナルの「TUBULAR BELLS」は、1973年、マイクオールドフィールドがヴァージン・レコードの第1号アーティストとして発表した作品。
なんでも、2000回に及ぶオーバダブの末、完成したとのこと。
何と!彼が19歳の時のことだそうです。驚くべき才能!

そして発表後、「TUBULAR BELLSⅡ」を出した1992年時点で、全世界で1800万枚を売り上げているという飛んでもない作品なのです。
2006年の現在、おそらく確実に2000万枚を突破しているでしょう。

日本では、マイク・オールドフィールドの認知度は低く、映画「エクソシスト」のテーマに、この「TUBULAR BELLS」のイントロが使われて※有名になったくらいでしょうか?
・・ですが、かのヴァージン・レコードは、彼なしでは語れないのです。
しかし、やがてヴァージンの間での確執が生まれ、マイクはヴァージンを去ることになります。



今やギタリストとしてではなく、コンポーザーとしての彼の評価の方が、高いのかも知れません。彼に影響を受けた、と語るコンポーザーは多いのです。
1993年には伝記本まで出版されるほど。
しかし、あくまでσ( ̄- ̄)の中では、彼は、「気持ち好いE.ギターの音」とは?・・を初めて意識させてくれた、大きな位置を占める、「一ギタリスト」であり続けます。

彼の独特で、しかし、何か物哀しくも「気持ち好いE.ギターの音」に最初に触れたのが、先に紹介した「EXPOSED」の「TUBULAR BELLS」の音だったのです。
同じ下宿の先輩のレコードでした。

σ( ̄- ̄)も相当探したのですが、当時はネットもなく、田舎学生にはなかなか見つからず、オリジナルの「TUBULAR BELLS」をやっと注文して手に入れましたが、「EXPOSED」はその後何年かして偶然、輸入盤を見つけることになります。

このアルバムを探すのと同時に自分の「気持ち好いギターの音」探しも始まったのかも知れません。



CD化もされ、今はこのCDをよく聴いていますが、何年経っても、何度聴いても色褪せない、この「EXPOSED」、天下の名盤と言っても過言ではない、と思います。
もちろんオリジナルの「TUBULAR BELLS」もしかり。

最近は、この他に、ケルトをテーマにした「Voyager」(1996年作品)を聴いています。
これぞアイリッシュ!って感じのアルバムです。
10曲中5曲が題材をケルト音楽・スコットランド民謡などに取り、マイクがアレンジしたものです。
これもお勧め。癒されます。(写真左:EXPOSED、右:Voyager)



※注:「エクソシスト」のテーマは、マイクの許可なく勝手に使われたとして訴訟沙汰にまでなってます。
マイクの主張は、「あの曲は四季の美しさを描いたもので、イメージを壊された」というものです。
しかし、大ヒット映画「エクソシスト」のテーマに使われたことにより、世界に彼の名を知らしめる結果となったのは皮肉なことですね。
Posted at 2006/03/05 21:11:28 | コメント(2) | トラックバック(0) | CD | 日記
2006年03月03日 イイね!

Mr.Mustang

Mr.MustangChar、またの名を「竹中尚人」という。「なおと」ではなく、「ひさと」と読む。
「たけなかなおと」では某際物の俳優と一緒になってまうし。

・・・んなことはどうでも良いのだが、Charのデビューアルバムである。
超かっこいいのである。今でもよく聴いています。


当時は「ジャズ界の渡辺香津美・ロック界のChar」と言われて注目を浴びだした頃だった。
高校3年くらいの時、ライヴも見に行きましたな。
メディアには全然露出してないのに、既に大物扱いで、名古屋市公会堂でのライヴだったからすごいです。

「シャイニンユー・シャイニンデイ」で始まり、「スモーキー」で終わったのを覚えてる。
めっちゃかっこよかった!!!
ライヴでも青いムスタングを使ってましたな。
で、本人、「名古屋の客はノリが悪い」って怒ってたらしい(笑)スマソ・・・


・・しかし、未だに解せんのが、なんでムスタングであんな好い音が出せるのか???

σ( ̄- ̄)、66年製のムスタングを所有していたことがあります。状態はニア・ミントで、凄く綺麗だったけど、ハッキリ言って腐れギターぢゃ!(と、当時は思った<未熟者)
どうやってもCharの音は出んかった(<当たり前)。

・・結局売り飛ばしたけど、全然後悔はしてないし、未練もないです。
それ以来、あのムスタングってギターは、Charが使うと突然魔法が掛かるギターだ、と思うことにしました(笑)

まぁ、Charもストラトとかをよく使っていたようですが・・・
彼の機材も凄いしね。マッチレスのアンプとかね。・・あ、当時はそんなの無いか・・・

本人はムスタングには特別の思い入れがあるようで、その名も「Mustang」ってアルバムまで出してるくらいだからね。



このアルバムは、実は高校時代のツレの物だが、借りっぱなしになったままの物。もう完全に時効成立ですなヾ(  ̄▽)ゞオホッホッホ
1976年作品。

月並みだけど、やっぱり「シャイニンユー・シャイニンデイ」と「スモーキー」が大好き!!
あと、「空模様のかげんが悪くなる前に」のなかで「たび=旅」って言葉がいっぱい出てくるんだけど、「た」にアクセントがあって、「たび=足袋」に聞こえてねぇ・・・(笑)
「足袋がすぅ~きなんだぁああぁ~」・・ああそうなの?意外と和風なのね・・ってか?(爆)
最後の曲、「朝」のラストのKeyのパートで、よくアドリヴで自分のギターを被せて遊んでましたなぁ~・・・。

しかし、録音もホントにムスタングで録ってるんかなぁ~?
音、今聴いても良いもんなぁ~・・・
何にしても独特の音。



・・その後、「気絶するほど悩ましい」「逆光線」「闘牛士」など、阿久悠作詞の曲で、TVにも出てきた時期がありましたが、σ( ̄- ̄)は、このデビューアルバムの頃の方がずっと好きですね。

・・・とは言うものの、「逆光線」などはしっかり完コピさせて頂いた記憶がありますが・・・(汗)
ちなみに今も手元に「逆光線」のドーナツ盤(死語)がありますが、B面の「TOKYO NIGHT」ってのが死にそうに駄作です(爆)


今は「BAHO」などで石田長生とアコギなどもやってますけど、σ( ̄- ̄)的には、やっぱりエレキだよな、この人。・・なんて~か、すんごい色気のあるギターだよね。
見てくれも昔から男の色気ムンムンだったけど、歳喰っても未だに男から見てもカッコイイと思うもんなぁ~。
Posted at 2006/03/04 00:43:55 | コメント(6) | トラックバック(0) | CD | 日記

プロフィール

ノーマルの(?)青いインプレッサGC8に乗ってALTを暴走する名古屋在住の愛犬家で虚弱体質の大人しく控えめな性格の安全運転なブルース・ギタリストです。よろしく♪...
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