
もう寝坊はしない、たぬです。こんばんは。
一応、名誉のために申し上げておきますと、ワタクシ、遅刻はしません。始業30分前には到着して、モーニングサービス時間外労働を致しておりますので。
ただし、時々、朝電でズル休みをします(おぃ
・・・まぁいいじゃありませんか、んなこた。
今日のお題は「フライングV」。・・決してフライングして勝った!ってわけではありません。
元々はGibsonのギターですが、今や、逆V型のギターの総称のようになっていますね。
今日は余談から行ってしまいますが、昨日のマイケル・シェンカーがフライングVの著名な使い手なわけですが、他にもこれが得意な方はおみえです。
例えば故アルバート・キング。彼は左利きです。左利きでも弦は普通、上から6弦、5弦・・・1弦と張るもんなんですが、アルバート・キングは上から1弦、2弦・・・6弦なんですと!
つまり、右利きの人のギターをそのまま左に持ち替えただけ。それで弾けちゃうんですって!凄くない?
で、彼のチョ-キングは独特のニュアンスがあります。何故なら普通弦を押し上げるのですが、彼は引き下げます。
このあたりにニュアンスの違いの秘密があるのでは?と思います。
余談ついでですが、日本人の左利きで凄いのは「松崎しげる」さん。
彼もアルバート・キング同様、上から1弦、2弦・・・6弦なんですと!
・・・で、彼も凄く上手いんですよ、ギター。
さて、今日のCDはフライングV繋がりで、「ウイッシュボーンアッシュ」の「ARGUS」。1972年作品。
邦題は「百眼の巨人アーガス」。「百眼の~」と、ちょっと説明が加わります。ギリシャ神話に登場する化け物らしいですが、日本人はギリシャ神話なんか知らないだろうから、ちょいと説明を加えたんでしょう。適正な邦題だと思います。
・・・少なくともビートルズの「A HARD DAYS NIGHT 」を「ビートルズがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!」と訳すよりは遙かにマシでございましょう。
ちなみにこのクダリ、もちろん昨日のコピペです。
で、ウイッシュボーンアッシュのアンディ・パウエルさんってギタリストがこのフライングVを使っているんですね。ジャケット裏の写真から見ると、60年代後半の再発物ですね。
もっとも、オリジナルのコリーナのやつは何十本しか作られてない、超々希少品で、究極のコレクターズアイテムですから、当然でしょう。
しかし、60年代後半のフライングVも音は良いですね。このアルバムで聴かれるアンディ・パウエルの音は、大変綺麗です。歪ませすぎず、気持ち良いサウンドで大好きな部類です。古き良き音、とでも申しましょうか・・・懐かしいです。
・・・して、アルバム自体の出来は、最高です! 名盤です! 傑作です!
これもσ( ̄- ̄)は全曲通して聴く、数少ないアルバムです。高校時代から多分1000回は聴いてるでしょう。今も時々、車の中で「カセットテープ」で聴いています。
彼らの3枚目になるアルバムで、英チャ-ト3位まで行っています。
いかにもブリティッシュ、・・な感じが素敵です。良い意味での様式美をも感じさせる楽曲に乗って、フライングVのアンディ・パウエルと、ストラトのテッド・ターナーのツインギターが十二分に楽しめます。
テッドさんは、ブルースっぽいフレーズも繰り出したりします。この二人のツインリード、掛け合いはぜひライブで見たかった!
・余談その3
実は高3の時、名古屋市公会堂を借りて文化祭をやったのですが、当然文化祭は昼間。その夜、同じ場所、同じステージで、まさに私らの後に「ウイッシュボーンアッシュ」のコンサートがブッキングされていたのでした!
そのままトイレに隠れていようかと思いましたが、馬鹿馬鹿しいので止めましたが、今思うとやればよかった・・・。
4曲目の「キング ウィル カム」はフェイバリット曲です。また、最後の曲、「剣を捨てろ」のギターの掛け合いは大好きです。
頂けないのは、CD版の場合、ボーナストラックとやらがはいっていまして、これが雰囲気ぶち壊し!
「ARGUS」は絶対「剣を捨てろ」でエンディングを迎えなければならないのです!!
・・これを世では「蛇足」と申します。
「ボーナス」という言葉に弱い日本人を狙った、イタい商法ですな。
この後、ウイッシュボーンアッシュは、徐々にアメリカ化していき、本来持っていたブリティッシュな雰囲気が薄れていきます。
テッド・ターナーは脱退し、レコーディングの場所や本拠をもアメリカに移すのですが、そんなもんは聴きたくないんですけど・・・少なくともσ( ̄- ̄)は。
みんな、イギリスのウイッシュボーンアッシュが好きなのです。
ね?
Posted at 2006/02/17 23:59:24 | |
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