・・・実験しようとしたのですが。
まぁ、現状での結論、「よーわからん」でした。
さて。
オイラは昨年末、か今年の初め、「サイン波をウチのプリウスさんに食わせてアンプから発煙」という、まぁお恥ずかしい事故を起こしました。
また、サイン波を調整に使おうとしたところ、スピーカー壊す、とかいう事例もありまして。
「マジでサイン波、マズいのかね?」という疑問が。
・・・流石にクルマで実験するのは色々しんどいしアレなので、検討ベンチ(というかお仕事机)の上で環境作って実験してみることに。
実験開始地点での仮説は・・・。
「スピーカーの共振周波数、或いはその逓倍と同じ波長のサイン波をスピーカーに与えると、スピーカーの慣性モーメント分遅れた波が発生してしまい、それが逆起電力となってスピーカーのボイスコイル、或いはアンプのバランスを崩す」でした。
では、早速準備!。
まず、スピーカー、ハードオフの500円ジャンク。
一応ソニー製、つーかソニー製品に使われていた、だけですが。
マレーシアっぽく、且つ有鉛なので、1997~2002年くらいの製品に入っていた奴、かな?。
次に、サイン波発生装置、どこの家庭にも一台はある、アナログシンセサイザーを使います。
DOEPFERじゃなくて、Analogue Systemsの使っている理由は単純、VCOの発振調整幅が広いから、です。
CVには適当な電圧入れてますが、まぁ右上の周波数ノブで弄っちゃってるので、あまり意味は無いです。
んで、下手な小細工はせず、サインアウトから直接ミキサーへ、アンプに繋げました。
アンプとスピーカーは、こんな感じで。
アンプはこれまた標準的な、PCデポに売っている安物真空管アンプ、手頃なトランジスタアンプの在庫が無かった、だけです。
んで、この環境の「アンプ出力部」、「スピーカー入力部」をオシロの1ch、2chに突っ込みました。
AC、1x、LPF、HPF無しで。
実験環境全体図。
PC画面は、ライン出力監視用オシロ、オーディオI./FのDSPで描画、しているらしい。
右側にゲイン調整用のミキサーと、あと切っ掛けとなるMIDI信号送信用のシンセ鍵盤があります。
使用機材は以下の通り。
・スピーカー
Sony 1-505-781-11
・アンプ
OZZIO DSP-S1
・オーディオI/F
MOTU UltraLite mk3 Hybrid
・オシロスコープ
Hantek DSO1060
・発振器
Analogue Systems Oscillator RS-95E
・発振器電源/MIDI
DOEPFER A-100 BS-2-P9
NakamuraCorp. MIT-300Plus
DOEPFER A-190-1 MCVS
・MIDIシンセ
Roland JUNO-106
・ミキサー
YAMAHA MG10/2
ちなみに「サイン波」とは、倍音成分が一切無い、基底周波数だけの波です。
家庭用100Vの交流電源波形とか、サイン波です。
特殊な波なので、色々問題を起こします、普通のヒトはサイン波とか調整等に使わないように!。
さて、まずは基底周波数捜し。
アンプの電源を切って、スピーカーコーンを叩きます。
するとこんな波形に。
1コマ10msなので、このスピーカーは大体100Hzあたりが基底周波数っぽいです。
ではここで色々な周波数を入れて、、、みたのですが。
期待していた、「スピーカーかアンプが壊れる」おきねーしorz。
各波形ですが、オシロ黄色線がアンプ出力、緑線がスピーカー入力、PCの波形がアンプ手前のライン波形です・・・。
えぇ、ものの見事に一致します・・・。
うーん、、、単体では事象が起きない、てことか、、、今回の実験環境がマズいのか・・・。
■事象追加案
・スピーカーをフリーエアではなく、密閉で動かしてみる
・モノラルではなく、ステレオで位相ずらして実験してみる
#位相がずれた別の波をスピーカーが貰って、共振起こして壊れるんじゃないか説
・ネットワーク入れてみる
■実験環境ウィークポイント
・真空管アンプじゃなくて、半導体アンプ使えやゴルァ
#真空管アンプは電流動作、ひょっとしたら逆起電力に強いんじゃ・・・
ま、つーわけで。
消化不良気味、つーか思いっきり消化不良なお話、でしたよ、と。
#まぁ、壊れたら壊れたで大騒ぎ、なのですが・・・。
ブログ一覧 | クルマ
Posted at
2012/06/21 20:40:35