
「遮音施工についての備忘録 その2」を書いてみたいと
思います。「その 1」は、いつ書いたのかと
見直してみれば・・・2011/6月に書いていました。
このときはドア5枚を遮音施工が完了した時点の記事として
書いてますね。
この時の記事の最後にこんな事書いてました。
第1部 ドア5枚
第2部 床下・荷室床
第3部 屋根裏
今回は、丁度第2部が完了したところと言えるかもしれません。
でも実際は床下は、ほぼやり遂げた感じですが、フロント側の
タイヤハウスの処理が、まだ不完全だと思っています。
というわけで、第3部へ向かう前に、第2部の仕上げとして
フロントのタイヤハウスとダッシュボードの遮音・静音化を追加で実施したく
なりました。
この施工が、第3部として、天井の施工を後回しにして、・・・
第3部 フロントタイヤハウス・ダッシュボード
第4部 屋根裏
に変更ですね・・・(^^;)
ところで、私の場合は、悩んだのですが床下の施工をした際に遮音マットを敷く
事を止めて吸音材であるシンサレートを全面にすき間無く敷き込みましたが、
コレは良い面と悪い面が有る感じですね。
低速で走っているときは、大体50〜60km/hまでの時はとても静かになりました
この速度域は元々静かですが更に静かになった気がします。
ボディのきしみ音とかが良く聞こえるぐらいです・・・ところがその上の速度域
に成るとタイヤから発生するロードノイズの量も増えてきます。
そうすると吸音材の特性で高音に対する吸収力は良いのですが低音の成分が多い
ロードノイズの場合は素通りとは言いませんが遮音効果は余り高くないので、
以前よりマシはマシですがそれなりに騒がしい感じですね。
結局のところ遮音マットを敷いてもある程度の厚みと重量を伴った素材を敷か
ないと効果が得られない気がしたので、見送ったのですが・・・
この判断が正しかったとのかどうかは、鉛などの素材を含んだ重量級の素材で
遮音処理した車に乗ったことが無いので、比較対象が無いから結局のところは
よく分かりません・・・
それと遮音マットを敷く場合は、重ねる順番も重要だと思うのですが・・・
ボディの鋼板が一番外で、次に制震材・遮音素材・吸音材・フロアーカーペット
の順に積み重なるのが理想かと思うのですが、床下の場合は、余り厚くすると
いろいろと問題が出るので、極力薄くまた、床面も平坦で単純な形状でもないので、
堅くてごわごわした素材はとても加工が大変だと思ったので思い切って遮音素材を
入れずに代わりに薄くて性能の良い吸音材であるシンサレートを2重に施工すること
で、床面の施工を実施してみました。
遮音材が無い代わりに音が侵入する、すき間を塞ぐことに注意して施工して見た
つもりです。
施工が終わって実際に走ってみた感じは、前にも少し書いていますが、音源が
ハンドルより前の部分だけで騒音が発生している様な感じになりました。
実際に道路の状況によって後ろが無音というわけでなく、コンディションの良い路面
を走っているとき限定と言えるかもしれませんが、そう言う感想です。
以前にラゲッジスペースの床面とリアのタイヤハウスの遮音・防音処理をした時より、
更に顕著になった気がします。あのときも後ろが静かになったと感じた分だけ、前が
騒々しくなったと感じましたが、床面を施行後は、更に後部が静かになって前側の騒々
しさが更に際立ちました。この感想は、速度を上げると特に目立ってくるので、高速を
走ったりした時の100km/hで巡航したときは、下手すると以前と変わらないという
結果に成りそうな気がします。
まだ施行後に高速を走っていないので、想像で話をするのも何なのですが・・・
一般道を走った感じから想像してみると。大外しはしない様な気がします。
ただ、ココまで遮音については、こういう感じなのですが・・・
音楽を聴く分では非常に良い感じになってきたように思います。床面の広い面で吸音材
が増えたことで、車内の暗騒音のレベルが下がったのか・・・細かい音が良く聞こえる
ように成りました。
以前の車ならエンジン音とかずっと聞こえている音が合って、このベースに音楽が載っ
かっているという状態だと思うのですが、この音楽以外の音のレベルがちぃさくなって、
細かな音が聞き取り易くなった感じです。ただ吸音材が増えた弊害というのか、
音が吸われるのかボリュームを以前より上げ目で聴くように成りました。
でも、車内で飛び回っていた反響音が少なく成ったために。スピーカーからの音が鮮明
に成った気がします・・・音の解像度が上がった感じかなぁ・・・
理由は、簡単なことだと思います、再生するボリュームの位置が上がって山の高さが
上がり、更に吸音材が増えたことで暗騒音が減って谷が深くなったので、
相対的にダイナミックレンジが広がったからだと思います。でも、音量を上げて聴いて
も五月蝿く感じません。音楽再生の面では良い方に前進したと感じています。
それと、もう一つは、寒い時期に本来なら内装の内張りを大量に着脱を要する大がかりな
床面の施工をこの時期に無理をしてでもしたかった理由が床面の断熱です。
これは想像以上に効果が有った気がします。床面からのヒンヤリした冷気を感じにくく
成りました。床面の断熱効果は相当アップしていると思います。
走行風で、床下の鉄板が冷やされて熱が逃げるのを防いでいてくれているのだと思います。
代わりに夏場はどう転ぶかは解りませんが、夏場は冷房の冷気を逃がさないでくれると嬉
しいのですが熱をため込まれると嫌ですね・・・(^^;)汗
近々、高速を走る機会がありそうなので・・・
また、結果はレポートしてみたいと思います。自分でも興味津々です。