どうもブログを見てると、色々誤解されてるかな?って人もいるんで、ちょっと書いておきます。
あくまで整備士でもなんでもない一個人の見解ではありますが。(ココ重要)
1)わざわざオイルの回るところを”負圧”にする必要はない。
もともと大気開放という手も(法律無視すれば)あるわけで、それをわざわざブローバイ対策で結果的に燃焼室に引き込んでいるわけです。
大気開放、ということは、極端な話吸引力ゼロでもいいってことです(吸引力が有りすぎると今度は負圧になるので)。要は圧力が上がらなきゃいいんです。ただガスの処遇に困るんでそうしているだけです。
ということは「吸引力」はそんなに要らないわけです。ほんのちょっとでOKです
そもそも、(特に軽自動車の)ブローバイの吐出のチューブの内径ってそんなに大きくないので、吸える量も知れてます。
ことウチのミラバンのチューブなんて内径4?mmですよ?
もっと排気量が大きいと(圧が上がりすぎないように)考える必要はあるかもですが。
2)キャッチタンクの中は可能であれば開けて確認すべき
コレが実は大きな問題です。
ブローバイガスは一度キャッチタンクのタンク部分に入り、バッフルやフィルターなどでオイルやガソリンなどの成分を(完全にゼロにするのは不可能なので)できる限り取り除き、スロットルにだしていくわけです。
本来はね。
ですが、実際は開けてみたら単純にチャンバー(ほんとにスルーするだけで管の取りまわし的工夫もなんもない)だったりとかするのもよくあります。
それだと気化したオイル成分などがそのまんまスロットルに流れることもあるので、それをできる限り食い止めるという意味でも何らかの工夫はしないといけません。
あと、その分離したあとの液体を溜め込める容量も気にする必要がありますね。
(軽自動車ならそうそう急激に貯まることはないとおもうのでそこまで神経質になる必要ないかもですが)
実は(壊してしまったので直さないといけませんが)今回落札したのとは別のキャッチタンクを入手して開けた時、ビックリしました。
オイルゲージはそのタンクの一番上までついてるんですが、なんとその4割5分ぐらいのところ(つまりタンク自体でいうとど真ん中)にバッフル(=フィルター)がついておりまして。
いやこれもうちょっと上でしょ、バッフルの位置w
というか吸出口とバッフルとの間にある空間デカすぎw
せめてタンク自体の1/4ぐらいにしといてほしかったなぁと。
(真ん中にした意図がわからないのです、どっちにつけてもいいよ的な感じにしか見えません)
最近のキャッチタンクはこのようないい加減な作りも多いので、出来得る限り開けてチェックする必要はあると思います。
またフィルターの大きさも小さすぎるのはアレだと思います。どう手入れしていくべきかを知る上でもみておくことは重要です。
逆に言うなら開けて確認できる方が安心ですよね。
ということで、先日別のものを入手したんですが、コレもどうなのよ?的なものでしたが、ある方が過去にナイスな工夫をされていたので、ちょっとわたしも真似て見ようと思っています。
Posted at 2022/10/07 18:04:27 | |
トラックバック(0) |
ミラバン | クルマ