民主党政権末期に近いころと比べれば大した事ありませんが、体感的に円高方向に振れてると思い、久しぶりに個人輸入を再開。まぁあくまでも個人レベル。

エンジンオイルをamazon.deから輸入してみました。
自分のエンジンオイル交換状況ですが、VW504/507認証ロングライフオイルを半年もしくは5000kmで交換(ディーラー持込)しています。メーカーが推奨するサイクルでの交換は精神衛生上無理です。
オイルに限らず、セコイ話ですが、日本車しか知らなかった身からすると、とにかく部品が高い。というよりも、同じ物なのに"日本で買うと"高い。
あと、大人の事情なのか、純正以外のVW504/507認証オイルの入手性が比較的良くないと思うのと(国内ネットでは簡単に買えるけど)、入手できたとしても送料手間賃を甘めに考えたとしてもボッタクリ価格としか思えない状況が垣間見えます。
今回購入したTOTAL INEO LONG LIFEですが、まさにそれです。

ドイツアマゾンでは€27.25(日本国内の消費税にあたるVAT19%込)です。ドイツ国内はプライムなら送料無料(非会員なら€3)。一般会員は€29から送料無料のようです。
今日現在のレートで€1=113円で計算すると、約3,000円です。しかも5Lボトルですので、単純に考えると1L=600円です。
これと同じ商品が日本amazonでも売っていますが、売値が10,000円を超えています(それでも純正よりは安い)。ケチなので到底承服できません。ただ、実際には送料が4000円以上かかっているので、差はぐっと縮まります。本体3,000円で送料4,000円のわけのわからない買い物ですw
ちょっと話がずれますが、個人輸入の(自分の知っている範囲の)基礎知識をあげてみます。
間違っていたらすいません。自分の経験上の知識ですのであしからず。
まず、大前提として個人輸入の際には関税・消費税8%・通関手数料200円がかかります。
ただし、自動車部品は関税0%ですのであまり気にしなくていいです。
気になるのは消費税ですが、課税対象は商品代金の60%です。さらに、課税価格が10,000円を超えない場合は消費税・通関手数料は免税となります(革製品等除く)。つまり円換算で商品代金が16,666円までは免税です。今回購入したオイルは余裕で免税です。まとめ買いで5本買っても免税でした。課税される場合は、配達時に現金で支払います。
個人輸入で意外に差が出るのは、今回の自分のようにamazon.deから直接日本に発送した場合と、現地の転送屋を使ったときにでるVAT(付加価値税)の差です。上記でも書きましたが、現在のドイツのVATは19%です。日本がわずか8%でざわつくのに対して、もはや19%は異次元のような気がしますが。
欲しいものが見つかり、たまたまそのサイトが外国だったので、カスタマーサポートに日本への発送ができるか確認してみると、結構な割合で断られることがあります。そんなときに転送サービスを使うのですが、転送サービスを使うとVATがそのまま課税されます。
(ただし、アメリカ通販では転送先住所がオレゴン州だと日本でいう消費税に近い小売売上税が0%なので、オレゴンの転送屋に頼みます。アメリカは州によって全く税率が違います。)
しかし、今回の直接輸入はVATは課税されません。為替の問題もあるので単純な話にはできませんが、VAT19%の国は、VAT19%が前提の値付けをします。日本は消費税8%前提で値付けをします。つまり、為替と送料を無視した場合、VATと消費税の差が開けば開くほど個人輸入は有利になります。同じ商品を同じところから買うのに、発送先の国が違うだけで価格が全然違ってきます。そもそも課税価格は商品代金の60%にしかかからないため実質の消費税は0.6×0.08=4.8%と考えられます。さらに課税価格に達しない場合は免税ですのでますます有利です。今回のオイルも€27.25ですが、これはVAT19%込ですので、実際には27.25÷1.19=€22.9で計算されています。う~ん安い(送料さえ無ければw)。
さらっとオイルの個人輸入ができたと書いてきましたが、実はちょっと実験だったりしました。
オイル個人輸入でググってみると何やらMSDSなる書類を提出しないといけないとか、オイルは危険物だから空輸できず船便だよとか、いやオイルは危険物じゃないから空輸OKだよとか、そもそも日本にオイルは発送できないよとか…色々な情報が溢れていまして答えが見つかりませんでした。少なくとも、転送屋ではエンジンオイルを発送してくれそうなところは皆無でした。
オイルを個人輸入するにあたり、各国amazonを中心に見渡していたのですが、オイルを日本に発送できそうなのはイギリスとドイツくらいでした。その2国からドイツを選んだのは単純に比べたら安いのが理由です。イギリスはポンド安でしたが、微妙に物価が高かったです。
あと、ドイツアマゾンで謎だったのが、発送可能なオイルと不可のオイルがあったことです。容器の違いなのか理由がわかりませんが。もちろんマーケットプレイスの出品者ではなく、amazon本体の出品です。実は、上の画像の中にある5L+1Lのセットを購入しようと思っていたのですが、なぜか日本への発送は不可でした。
色々の情報が錯綜し一抹の不安が解消されぬままポチリましたがすんなりと届いてしまい拍子抜け。一時は税関に止められるんじゃないかと思っていましたが、荷物追跡してみたところあっさりと税関をスルー。注文から9日で届き、間違いなく空輸であったと思われます。空輸できない危険物ってなんなんだろう。
今回の買い物はドイツアマゾンでしたが、なぜかイギリスから届きました。ドイツだけど倉庫はイギリスってのが常識なのかな?それで、発送はi-parcelというUPS系で運ばれてきたのですが、これまたググってみると「遅い」だの「糞」だのの悪評が目立つ。ちょっと心配だったけど、実はi-parcelは2回目でした。以前はスペインからセアトのエンブレムを輸入したときに利用しましたが、ちゃんと届きました。まぁ早くはなかったですが。前回もそうだったのですが、i-parcelは日本国内での配送は佐川が担当しています(こっちのほうが不安w。オイルこぼれないかなとかw)。i-parcelからのトラッキングナンバーで検索して、日本国内で通関をパスしたのが確認できると、i-parcelに問い合わせると国内追跡番号を教えてくれます。前回もそうでしたが、荷物は早くないくせに、メールでの問い合わせが爆速でたまげます。
英検3級wの中学英語を駆使して聞いてみる
Hi,
I'm けんボーー.
I have confirmed that my parcel is in Japan.
Please tell me local tracking number in Japan.
My tracking number is "xxx"
Regards,
けんボーー
すると、わずか2分後wに返信が
Hi けんボーー,
Thanks so much for reaching out to us. Great news, your order is on it's way! It's going to be delivered to you by Sagawa under local tracking number XXXJP. You can monitor your order's progress at http://www.sagawa-sgx.com/sgx/trackeng.asp?CAT=AWB&enc=ENG&AWB= Don't worry if you can't see tracking with them right away, tracking won't become available with them until they receive your parcel.
You can always see the most up to date tracking information at i-parcel's tracking site https://www.i-parcel.com/en/.
Feel free to come back to us with any questions or concerns you may have.
All the best
Laura

読める、読めるぞw 英検3級でも。
そういえば、すんなりと輸入で思い出しましたが、現在装着しているゴルフのビルシュタインを個人輸入しようとしていましたが、結局日本国内で調達しました。理由は「緩衝装置輸入規制 適用除外確認証明書」なる書類を税関に提出しなければならないとの情報をネットで知ったので、ビビッて断念しました。ただ、最近調べてみたところ、規制が緩和されたようです。
高圧ガスを封入した緩衝装置、自動車用エアバッグガス発生器又は消火器に係る輸入の通関の際における取扱いについて
正式にお上からの通達で、個人輸入用は書類提出不要とのことです。
これでオイルと同様、現地価格で足回りを調達できます。
先ほどチラッとニュースで円高によりトヨタの営業利益が15%減とかやってましたが、自分のような庶民は円高は決して悪ではありません。$1=\100が計算しやすくて歓迎ですw