翌朝、支度をしていると会社から新幹線運転再開したとの連絡が…
急いで駅へ行ったものの案の定まだ動いてません。。
こんな時は慌てて行動してもしょうがないんですよね。
数時間待っているとようやく新幹線到着。
当然の事ながら途中駅からの乗り込みはドア付近のデッキで立ちんぼです。
ゆっくり走る新幹線。
次の安中榛名で停車すると、一向に出発する気配がありません。
すると車掌さんのアナウンスで…
「前の列車がまだ軽井沢駅を出発出来ていません。そこから先を除雪しながら運行していますので、もうしばらくお待ちください」
えっ(;゜∇゜)?
軽井沢折り返しじゃないんだ?
こっちも見切り発車かよ!!
と思いつつ、さすがに疲れたので改札口にある待合室で待つ事にしました。
外の空気を吸いに多くのお客さんも思い思いに過ごしています。
山の下の安中でこんなに雪。。
やっと煙草も吸えたし。
写真では分かりづらいのですが、自動販売機の飲み物もほぼ全部売り切れになりました。
待つこと5時間、駅員さんに罵声を浴びせてブチキレるバカオヤジもいたりしましたが、こんなときはホントどーしよーもないのよ。。。
長年生きてんだから分かれよバカオヤジ!!
と、思いながらようやく運転再開のアナウンス。
やっとの思いで軽井沢に到着。
駅は上り列車を待つ人で長蛇の列でした。
軽井沢の駅前は道路が雪の壁(T-T)
食糧を調達して、白馬からのスキーバスが停まっているバイパスまでの4kmの道のりを歩いて乗務員交代するのが今回のミッション。
一昨日の晩からの碓氷峠の通行止めで、ドライバーとガイドさんお客さんが缶詰めになっているとの事でした。
ヤベーーよ、この雪。。
アウトレットだって営業してません。
かれこれ4~50分程歩きバイパスまでたどり着き、うちのバスを発見\(^o^)/
連絡を取り合えていたので、ようやく先輩ドライバーとガイドさんに対面することが出来ました。
二人とも丸2日間バスの中で缶詰め状態でしたから。。
ただお客さん達は新幹線が動いたので全員新幹線で帰ったようでした。
この日は会社が手配してくれたペンションに全員宿泊。
唯一営業していた焼肉屋さんで、みんなでお互いの労を労いました。
次の日の朝、先輩ドライバーとガイドさんは新幹線で帰り、交代したボク達はじっと道路が開通するのを待っていました。
周りのトラックのドライバーさん達は、市場に卸せなくなってしまった野菜や果物を同じように開通を待つ人達や、炊き出しを行っている公民館やペンションに配り歩いていました。
ボクも頂いたのですが日本人の心を改めて感じました。
お昼は炊き出しのお世話になりました。
でもこれが、軽井沢では普段食べないような地元のオニギリでとても美味しかったです。
コンビニだって物流が滞っているからスッカラカン。
自衛隊だって、報道陣だってここに来れる手段がなく、かなり遅くになって到着しました。
夕方になりようやく碓氷バイパスが開通し、知り合いになった周りのトラックドライバーの方々と、
「お元気で!!また何処かで!!」
と、お別れし峠を下ると…
絶景が広がっていました\(^o^)/
順調と、思っていたのもつかの間…
開通してる関越道の東松山まで下道だったのですが、ずーーっと渋滞。。。
当然ですけどね。
日付変わる前に何とか会社までたどり着きましたが、いやはや大変なミッションでございました。。
ただやっぱり、こういう時に自然と協力しあえる人達って素敵だなって改めて感じとりました。
もし、万が一また大雪ではまりそうと思ったら、裏道に逃げない方が得策かと思います。
まずは幹線道路から除雪しますし、他のクルマの人ととも協力しあえます。
どんなにクルマの性能が良かったとしても最後は人間同士の助け合いですよね。
Posted at 2014/02/26 21:28:33 | |
トラックバック(0)